パパ・ママ0歳!授乳、おむつ替え、沐浴…「これで合ってる?」の毎日|比島交通公園・山ちゃん!新米パパになりました②
高知県立交通安全こどもセンター園長・山崎勇人さんが初めての子育てを紹介します
「比島交通公園」の愛称で親しまれる高知県立交通安全こどもセンター。園長の「山ちゃん」こと山崎勇人さんは地域の主任児童委員も務め、交通公園を親子の居場所にしていこうと活動しています。
2023 年 2 月に長男が生まれ、初めての子育てに挑戦中!「新米パパ」の日々をつづります。
息子ゆっくんがNICUを退院し、親子 3 人の生活が始まりました。授乳、おむつ替え、沐浴(もくよく)…何もかも初めての毎日で感じたことは?
コラム「比島交通公園・山ちゃんです!」はココハレの「コラム」でご覧いただけます
何もかも初めて!腫れ物に触るようなお世話が始まりました
息子ゆっくんは生後 1 週間で無事、NICUを退院しました。家に連れて帰ってきたその日から、妻のせんちゃんと僕と 3 人生活が始まりました。
僕もせんちゃんもパパ・ママ 0 歳です。何もかも初めてだらけで、常に「これで合っているのか?」「大丈夫なのか?」とドキドキな毎日。最初は腫れ物に触るような感じで、ゆっくんのお世話をしていました。
今はネットで何でも調べられる時代ですので、分からないことは検索します。でも、検索しても、メリット、デメリットの両方が書かれています。
例えばミルクの分量や時間の間隔。 授乳のタイミングは「 3 時間空ける」というのもあるし、「赤ちゃんが欲しがる時に欲しがるだけあげる」というものあり、結局、正解は分からず…。それを見てさらに混乱する日々でした(笑)。
何もかもがバッタバタですが、せんちゃんには産後、安静にしてもらわないといけないし、ゆっくんはまだまだ生活リズムなんて全くない毎日。
僕は園長という立場上、育児休業の制度対象にはなりませんでした。
そこで、職場の理解を得て、平日は基本、半日出勤にしてもらいました。ゆるい育児時短で、午前中は仕事、午後は育児・家事の時間に当てる毎日が始まりました。
おかげで最初の 1 カ月、いろいろな「初めて」をせんちゃんと協力し合うことで、2 人の中に育児の基礎ができました。
救いだったのはゆっくんが時折見せる笑顔!「新生児微笑」と言うんですね。2 人でゆっくんの笑顔に癒されながら、大変な 1 カ月があっという間に過ぎ去っていったように思います。
育児の「やり方」よりも、「育ち」を大事にしていきたいです
もちろん、妊娠期には子育ての準備をしてきました。
プレパパ・ママだった昨年 10 月、幼児服店が主催するプレパパ・ママ教室にせんちゃんと参加し、お着替えの方法や沐浴の手順を赤ちゃんの人形で体験させてもらいました。
着替えは、お袖から手を入れて、赤ちゃんの手を迎えに行ってあげて…。おむつ替えも足首を抑えて、軽く押すようにお尻を上げて…と習っていたものの、実際にはその通りにいかない日々でした。
一つ安心できたのは、ゆっくんがNICUで治療受けていた時に、看護師さんが言ってくださった言葉です。
慣れない手つきで沐浴させるせんちゃんに、「やり方より、きれいにしてあげたらいいですよ」と声を掛けてくださいました。
それを聞き、手順より、ゆっくんが安全に、安心してお風呂に入れる環境を整えることが大事なのだと思いました。
今は「頭洗うよ~、かゆいとこないかな~?」とか「次はお顔を洗うね~」とゆっくんに語り掛けながら、お風呂に入れてあげています。
お風呂も、着替えも、おむつ替えも、育児の一つに過ぎません。一つのことに肩を張っていては、体がもちません。
親の僕たちも無理せず、楽しく育てていきたいですよね。せんちゃんとコミュニケーションを取りながら、ゆっくんの育ちのための子育てが大切だと思う毎日です。
「民生委員・児童委員」に妊娠、子育ての困りごとを相談できます
山崎さんは高知市の江ノ口東地区の主任児童委員として活動しています。主任児童委員は民生委員・児童委員の中でも、特に子どもや子育ての相談を専門にしている人です。
民生委員・児童委員は厚生労働大臣から委嘱されたボランティアで、各地域にいます。妊娠期、子育ての困りごとも相談できます。市町村の窓口に問い合わせてみてください。
- 住所:高知県高知市比島町 4 丁目 8
- 電話番号:088-822-0777
- 利用時間:8:30~18:00。年末年始は休園。園内の消毒などで臨時休園があります
- 駐車場:無料。交通公園の専用駐車場は島津病院の南側に 30 台程度。島津病院の駐車場(交通公園の正門前)は日曜日のみ利用できます