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SNSで流れるステキな子育て…自分の生活とのギャップにもやもやしていませんか?|「ゆるりとHappy子育て」④助産師・森木由美子さんが子育てを楽しめる知識、技術を紹介します

SNSで流れるステキな子育て…自分の生活とのギャップにもやもやしていませんか?|「ゆるりとHappy子育て」④助産師・森木由美子さんが子育てを楽しめる知識、技術を紹介します

「子育てを楽しみたいけれど、うまくいかない」「かわいいはずのわが子が、かわいく思えない」。そんな思いを抱えていませんか?

コラム「ゆるりとHappy子育て」では助産師の森木由美子さんが「これを知っておくと子育てがもっと楽しめる」という知識や技術を紹介していきます。

子育ての合間にSNSを楽しんでいるという人も多いと思います。子育てに関する投稿を見ていると、新しい投稿がどんどん流れてきます。中にはおしゃれでステキな投稿も。自分の生活と違う…と、もやもやしていませんか?

「ゆるりとHappy子育て」はこちらから

子育ては「予想外」の連続です

私たちの生活に欠かせなくなったSNS。「インスタに子育ての投稿が流れてくる」という人は多いのではないでしょうか。

部屋はおしゃれでかわいくて、子育て中なのにスッキリ片付いてる。子どもは素直で、ママもメイクばっちりで…。

キラキラした投稿と、自分の生活とのギャップを感じて、心がもやもやすることはありませんか?

長男と遊ぶ間、長女をおんぶ。大変ながらも、楽しい毎日でした
長男と遊ぶ間、長女をおんぶ。大変ながらも、楽しい毎日でした

「昨日まで笑っていたおもちゃに今日は見向きもしないなんて、子どもの心は本当に読めない」

「昨日は 10 分で寝たのに、今日は 1 時間たっても泣きやまない」

子育ては予想外の連続です。生まれてくる前は、たくさんのことを想像していたはず。

でも、実際にわが子と向き合ってみると、想像していたものとは少し違う、いや、全く違う!なんてことも。

それはまるで、初めての冒険に出かけたようなもの。地図がないから、どこへ行くか分からない。

でも、道中で出会う景色や予想外の出来事が冒険を豊かにする。子育ても同じです。

妊娠中は一心同体…「赤ちゃんは自分の一部」と錯覚しがちなんです

赤ちゃんはママから生まれた存在だけれど、全くの別の人格を持っています。私たちが想像する以上に、個性豊かな存在です。

だからこそ、子育ては決して思い通りにはいかないもの。

でもなんとなく、“トツキトオカ一心同体”だったからこそ、赤ちゃんの時はなおさら、自分の一部のように錯覚してしまうことが無意識のうちにあるかもしれません。

「赤ちゃんとは一心同体」。無意識のうちに錯覚してしまうのも、無理はありません
「赤ちゃんとは一心同体」。無意識のうちに錯覚してしまうのも、無理はありません

子どもが思うように動いてくれなかったり、自分の計画が狂ってイライラしたり、悲しくなったりすることもあるでしょう。それは、決してあなたが悪いわけではありません。完璧な親なんていないのです。

私自身も、子どもたちとのすり合わせの連続です。予定通りに進まないことにがっかりしたり、怒ったり。そんなことが現在進行形で続いています(苦笑)。

母親 12 年目、まだまだ修業中です。

SNSは演出必須!比べる必要はありません

SNSで流れてくる子育ての投稿は、自分の子育てと比べて完璧に見えるかもしれません。

でも、あれはほんの一側面を切り取ったものにすぎません。

私自身も、SNSを活用して情報発信をしています。自宅で撮影する時は、散らかっているものを部屋の隅に寄せて、壁を背景にして生活感が映りこまないように…。涙ぐましい努力をして撮影しています(笑)。

多くの場合、SNSは演出必須です。たくさんの方に見ていただくためのあしらいをしたものなんです。

たくさんの方に見ていただくための写真と、家族で楽しむ写真は違いますよね
たくさんの方に見ていただくための写真と、家族で楽しむ写真は違いますよね

子育てを他の人と比べる必要はありません。

子どもは日々成長し、変化していきます。昨日のあなたと今日のあなたは違うように、子どもも違います。

大切なのは、あなたとあなたのお子さんとの関係です。

子育ては決して楽ではありません。時には、悩みや不安に押しつぶされそうになることもあるでしょう。でも、そこには言葉にできないほどの喜びや感動が詰まっています。

わが子との日々は、あなたにとってかけがえのない宝物です。

みんなで子育てを楽しみましょう!

 

「ゆるりとHappy子育て①」はこちら。

寝てくれない、置いたら起きる…赤ちゃんに手がかかるのはなぜ?|「ゆるりとHappy子育て」①

スマホ時代に知っておきたい、アサガオの観察と子育ての共通点|「ゆるりとHappy子育て」②

仕事も子育ても理想に近づきたい。「完璧なママ」になろうと必死だった私が気づいたこと|「ゆるりとHappy子育て」③

この記事の著者

門田朋三

森木由美子

鹿児島市生まれ。総合病院や個人病院で助産師、看護師として勤務。結婚後、高知県へ移住しました。
自分自身の出産、子育てを通して、産前産後のケアの重要性を痛感し、2015 年に助産院はぐはぐを開業。出張での産後ケアに取り組んでいます。
2 児の母。趣味はピアノ、クラリネット演奏。

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