ノンタンの世界に入って遊べます|高知県立文学館「ノンタン絵本の世界展」に行ってみた
貴重な原画がズラリ。フォトスポットや楽しい仕掛けがたくさん!
親子に長く愛されてきた絵本「ノンタン」シリーズ。「子どもの頃に親に読んでもらって、今わが子に読み聞かせしている」という人も多いのではないでしょうか。
絵本作家・キヨノサチコさんが描いたノンタンシリーズの世界を楽しむノンタン絵本の世界展「もっと!ノンタン みんなだいすき!」が 2021 年 7 月 3 日(土)から、高知市丸ノ内 1 丁目の高知県立文学館で始まります。
貴重な原画を中心に 152 点を展示。絵本から再現した「ノンタンのおうち」や、記念撮影ができるフォトパネルなど、子どもが絵本の世界に入って遊べる仕掛けが盛りだくさん。ココハレ編集部・藤川が一足お先にご紹介します。
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「子育てを楽しみながら、見守って」キヨノサチコさんが込めた思い
ノンタンは 1976 年、絵本「ノンタンぶらんこのせて」から始まりました。作者はキヨノサチコさん。主人公はいたずらが大好きな子猫・ノンタン。くまさん、うさぎさん、たぬきさんたちと一緒に遊んだり、時にはけんかしたり、物語が繰り広げられます。
キヨノさんは「いたずら好きでわんぱくで、元気いっぱいのノンタンに子どもを重ね合わせながら、大人には子育てを楽しみ、見守ってほしい」というメッセージを絵本に込めました。天真らんまんで明るく、自由に遊ぶノンタンは子どもたちにとって友達のような存在となりました。
その後「ノンタンあそぼうよ」「赤ちゃん版ノンタン」などシリーズ化され、刊行 45 周年を迎えました。累計部数は 3360 万部となっています。
カラフルな原画で物語が楽しめます
今回展示されているのは「ノンタンあそぼうよ」シリーズの原画を中心とした 152 点。大きな絵本を読んでいるかのように絵本の世界が楽しめます。
高知会場だけ!ノンタンのおうちが登場
会場内に入ると、ノンタンのおうちを発見!高知会場限定の展示だそうです。ノンタンが寝ているベット、いす、おもちゃ…。中に入って遊べるのは子どもだけ。大人も入りたい…!
部屋は「ノンタンおねしょでしょん」の一場面を再現しています。
撮影スポットがたくさん
展覧会ではノンタンと写真が撮れるスポットがあります。絵本から飛び出したようなイラストが設置されています。ノンタンのお友達になりきって撮影できますね。
ノンタンの絵や風船で遊べるスポットもあります。はしゃがずにはいられない!
2階ロビーもノンタンがたくさん
会場入り口の 2 階ロビーには、ノンタンシリーズの絵本やノンタンのアニメが見られるスペースがあります。会場内にあるスタンプラリーにも挑戦してみてくださいね。全て集めるとノンタングッズがもらえます。
1階の「こどもぶんがく室」で一休み
ノンタンの世界を楽しんだ後は、1 階の「こどもぶんがく室」で一休み。靴を脱いで、本を読んだり、遊んだりできます。
幹に積み木が並べられている「つみきツリー」や、階段を上がって入るツリーハウス風のスペースもあります。
授乳室は「こどものぶんがく室」、おむつ台は多目的トイレにあります
授乳室は「こどものぶんがく室」にあります。おむつ台と子ども用便座は、1 階の階段横の多目的トイレにあります。
【高知県立文学館】
- 住所:高知県高知市丸ノ内 1 丁目 1-20
- 電話:088-822-0231
- 開館時間:9:00~17:00(最終入館 16:30)会期中は無休です