【サポーターズコラム】公園では土いじり、イベントは素通り…遊び場では遊ばないわが子たち|兵頭由衣さん
子育て、おでかけ、家族の出来事…ココハレサポーターズがコラムで紹介します!
子育て情報や話題のスポットを保護者目線でお伝えしていく「ココハレサポーターズ」。2023 年度は 10 人のお母さんたちが活動しています。
「サポーターズコラム」では日々の子育てのこと、おでかけの思い出、家族の出来事などをそれぞれが紹介していきます。
4 人の子どもを育てる兵頭由衣さん。おでかけスポットに頑張って連れて行くものの、子どもたちは公園では土いじり、イベントは素通り。遊び場で遊んでくれず、「なんか損した気分」と思っていたある日、気づいたことがありました。
小1から1歳まで、4人の子どもの母をやってます
はじめまして、ココハレサポーターズの兵頭由衣です。4 人の子どもの母をやっています。
わが家の子どもたちがこちら。
- 長女:朝、お気に入りの服が乾いてないと倒れそうになるフラペチーノ大好き小 1
- 長男:ものづくりに虫取りに戦いごっこに、毎日とにかく忙しい年中さん
- 次男:大方のことをスマートにさくっとこなす、スーパー戦隊&仮面ライダー大好き 3 歳
- 次女:姉兄にかわいいかわいいともみくちゃにされ続けた結果、怖いものはない!私は最強ー!の 1 歳
毎日毎日 4 人で元気いっぱい遊んでけんかして、寝るまで大騒ぎ。そんな子どもたちと過ごしています。
コスパが悪い?!おでかけ先で残る悔しさ
そんな子どもたちについて最近発見したことがありました。
それは「遊び場で遊ばない」ということ。どういうことかというと、
- 公園→遊具を背に土や草をいじり虫を追いかけ始める
- イベント→数秒〜数分で素通り、基本心ここにあらず
- おでかけスポット→いつもと違うからなんか楽しめないな〜
といった感じで、「楽しいよ〜」と銘打っている所では、なぜか心が動かないようです。
長女が歩けるようになってから、イベントに公園、楽しそうな有料施設へと、それはそれは精力的に連れていきました。
でも、申し訳程度に喜ぶというのが常で、こちらとしてはなんとなーく労力に似合わない悔しさが残ります(いわゆるコスパが悪いというやつですね)。
「なんか損した気分」と勝手に思って、なんとか労力と費用感を取り返そうと、子どもたちに喜ぶように仕向けたり、圧をかけたり…(なんてひどい母)。
室戸の岩場で気づけば2時間たっていました
そんな数年を過ごす中で、こちらの考えが変わった一つの出来事がありました。
次女を妊娠中に室戸方面へ遊びに行く途中、休憩のために立ち寄った道の駅の裏の岩場で子どもたちが散策を始めました。
「良い休憩になるなー」と子どもたちを眺めていると、気づけば 2 時間たっていました。そして、「とっても楽しかったよー!」と遊び倒した子どもたちのなんとも言えない輝いた顔がそこにありました。
その顔を見て、そうか…こちらが何も特別なことを用意する必要はないのかも…と妙にふに落ちました。
親の体力と財力を削るのはやめました
それからというもの、こちらの体力と財力と時間を削って特別な場所に連れて行くというのをほぼやめました(たまにはでかけます)。
海に行けば、「波がきたー!」「ぎゃー!つめたーい!」「ぎゃははー!」「石ぽーい!」とひたすら繰り返す。
山に行けば辺りを散策し、手頃な棒を見つけてはチャンバラごっこ。
川に行けば素手で魚を捕まえようと躍起になり(無理だよ)。
どこにも行かない日は庭で虫を追いかけ(里山暮らしなので庭にバラエティ豊かな虫たちが…)、庭の土を掘り返しクレーター作りに精を出す。
雨の日は傘をさして友達と走り回ったり(傘の意味なく結局ずぶ濡れ)と、自分たちで遊びを生み出して遊び切っています。
こちらも待っている間、高知の大自然に癒されるので、とってもお得満載!
海も山も川も豊かな高知に生まれて身についた“自然で遊ぶ”という感覚、これからも大事にしてほしいなと思います。