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新型コロナウイルス、第7波への対応は?吉川清志先生に聞きました

新型コロナウイルス、第7波への対応は?吉川清志先生に聞きました

新型コロナウイルスの高知県内の新規感染者が 7 月 20 日、過去最多の 704 人となりました。夏休みが始まり、人が動くこの時季にどんな対策をすればいいのか、「教えて!吉川先生」でおなじみの小児科医・吉川清志先生に聞きました。

現在の第 7 波が収まる要素は少なく、「感染者が 1000 人を超えるのも十分ありうる」と予測しています。「同居している家族での会食や旅行はかまわない」そうで、基本的な感染対策の徹底をあらためて呼び掛けています。

 

新型コロナ第7波、過度に恐れず対策を 高知県感染症対策協議会長が指摘 ワクチン「今打つといい」

吉川清志医師
吉川清志医師

(高知新聞 2022 年 7 月 21 日掲載)

高知県内で新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多の704人となった。医師で県感染症対策協議会の吉川(きっかわ)清志会長=土佐希望の家医療福祉センター長=は「現状で『第7波』が収まる要素は少ない」と医療提供体制の逼迫(ひっぱく)を懸念する一方、重症化率の低さから「過度に恐れる必要はない」と述べ、基本的な感染対策の徹底やワクチン接種を促している。今後の予測や対策を聞いた。

―過去最多の新規感染者数となった。

「他県の状況から、高知でも増えると予想していたので特に驚きはない。県内は完全に『第7波』に入った。重症化リスクはこれまでと比べても高くなく、過度に恐れる必要はない。ただ、軽症といっても高熱や嘔吐(おうと)下痢が続くケースもある」

―急増の背景は。

「オミクロン株の新たな派生型『BA・5』の割合が高くなっていると思われる。感染力はこれまでの『BA・2』の約1・3倍で、空気感染に近い状況で感染が広がっている」

「ワクチンの効果が社会全体で落ちた『谷間』の状態にあることも関係している。接種しても効果は3~4カ月と短く、3回目接種から時間がたって免疫が落ちている人が多い。そもそも若い世代では半数ほどが3回目接種をしていない」

―全国で感染が拡大しているが、政府や県は新たな行動制限をかけていない。

「行動規制をせず社会経済活動に重点を置くのは世界の潮流だ。感染拡大を抑制するのは大切だが、生活が成り立たないとどうにもならない。コロナと共存する方向に政策が変わっており、国民もそれを受け止めていると感じる」

―今後の予測は。

「夏休みに入り、人の移動やイベントが増えリスクの高い状況が続く。今後は見通せないが、感染者が千人を超えるのも十分ありうる」

―8月には高知市で3年ぶりの「よさこい」が予定される。

「感染リスクが高まるのは明らかだ。踊り子の皆さんはその点を自覚し、ワクチン接種や参加前の検査をするほか、体調が悪ければ参加を辞退するなど個々の感染対策を万全にしてほしい」

―危惧する点は。

「医療提供体制の逼迫だ。感染者が増えれば重症化する人も増える。今の状況が続けば、病床が不足する可能性が高い。必要な人に適切な医療が届かないことは避けないといけない。感染者数の山をできるだけなだらかで低くする必要がある」

―私たちにできることは。

「まずは基本的な感染対策を。対策が緩んでいると自覚している人は、もう一段ギアを上げてほしい。同居する家族での会食や旅行はかまわないが、家族以外との会食は感染リスクが高く、注意する必要がある」

「もう一つはワクチン。接種後2週間で免疫が上がる。感染者数の爆発を抑えるためにも、今打つのはいいタイミングだ。ワクチンは発症・重症化予防のほか、後遺症も防ぐ。若者も子どもも接種に協力してほしい」(聞き手=石丸静香)

 

新型コロナウイルスの記事は高知新聞Plusの「新型コロナウイルス」からご覧いただけます。

この記事の著者

ココハレ編集部

ココハレ編集部

部員は高知新聞の社員 6 人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。

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