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秋のおでかけにぴったり!高知、香川、愛媛、徳島の紅葉の名所を紹介します

紅葉の季節が近づいてきました。この時季しか見られない景色を、家族で楽しみませんか?

香美市のべふ峡、土佐町の瀬戸川渓谷、仁淀川町の安居渓谷、四万十市の黒尊渓谷など、高知県内の紅葉スポットと見頃をご紹介します。香川県、愛媛県、徳島県の名所も紹介しています。

(高知新聞 2020 年 10 月 26 日朝刊より)

【高知県】

べふ峡(香美市)

べふ峡 (香美市物部町別府、2019年11月12日)
べふ峡 (香美市物部町別府、2019年11月12日)

物部川源流域の剣山国定公園内にある渓谷。カエデやケヤキが山全体を赤や黄に染め、切り立った白い石灰岩の岩肌との対比が美しい。見頃は 11 月上旬~下旬。べふ峡温泉では、ジビエ料理や入浴を楽しめる。住民グループ「べふ峡保勝会」が 11 月末まで「もみじ茶屋」を開く。
【メモ】香美市物部町大栃から国道 195 号を車で約 30 分。問い合わせはべふ峡保勝会(0887-58-4511)へ。香美市ホームページはこちら

轟の滝、大荒の滝(香美市)

轟の滝(香美市香北町猪野々、2016 年 11 月 10 日)
轟の滝(香美市香北町猪野々、2016 年 11 月 10 日)

落差 82 メートル、「日本の滝百選」に選ばれた「轟(とどろ)の滝」(香北町猪野々)と落差 40 メートルの「大荒(おおあれ)の滝」(香北町谷相)。ともに赤や黄の紅葉が豪快な滝を包む。
見頃は 11 月中旬~下旬。轟の滝の茶屋は 10 月 31 日~12 月 6 日(11 月 12、13 日休み)、大荒の滝にある木馬茶屋は 11 月 21、22 日に営業し、いずれも午前 10 時~午後 4 時。
【メモ】轟の滝、大荒の滝とも香美市香北町の道の駅「美良布」から国道 195 号などを経て、車で約 40 分。問い合わせは香美市香北支所(0887-52-9286)へ。香美市ホームページはこちら

嶺北(大豊町、本山町、土佐町、大川村)

瀬戸川渓谷の遊歩道(土佐町瀬戸、 2019 年 11 月 14 日)
瀬戸川渓谷の遊歩道(土佐町瀬戸、 2019 年 11 月 14 日)

大北川渓谷(大川村)

大川村の大北川渓谷から大座礼山方面まで、カエデ類がモザイク絵のように山肌や川べりを彩る。四国一の落差 1060メートルの小金滝周辺も楽しめる。見頃は 11 月上旬から中旬まで。

瀬戸川渓谷(土佐町)

土佐町の瀬戸川渓谷をカエデやコナラなどが染める。稲村ダム周辺から下流の黒丸集落まで、10 月下旬から 11 月下旬まで。アメガエリの滝周辺には展望台もある。

汗見川渓谷、行川渓谷(本山町)

本山町は清流と紅葉の競演が美しい。汗見川渓谷は 10 月下旬から 11 月上旬で、行川渓谷は 11 月初旬から中旬まで。

梶ケ森の山頂~龍王の滝(大豊町)

大豊町は梶ケ森の山頂から龍王の滝までが 10 月下旬から 11 月中旬まで見頃。定福寺境内のモミジも真っ赤に色づく。
【メモ】大北川渓谷は県道本川大杉線から大川村小松の小松川橋手前で県道高知伊予三島線に入り、車で約 10 分。瀬戸川渓谷は高知自動車道・大豊 IC から国道 439 号と、県道 17 号か 6 号を経由する大川村回りで車で約 70 分。問い合わせ先は大川村役場(0887-84-2211)、土佐町役場(0887-82-2450)、本山町役場(0887-76-3916)、大豊町役場(0887-72-0453)。

程野の滝(いの町)

程野の滝(いの町西滝付近、2016 年 11 月 15 日)
程野の滝(いの町西滝付近、2016 年 11 月 15 日)

東滝、西滝、権現滝、大樽の滝の総称が程野の滝。西滝はツタ、東滝はカエデなどが楽しめる。見頃は 11 月上旬になりそう。例年 11 月に「グリーンパークほどの」で開催している「体験の国 ほのほの王国」は中止となった。
【メモ】高知自動車道 伊野 IC から車で約 1 時間 20 分。国道 33 号、194 号を経て、いの町吾北総合支所を過ぎた後、案内板のある場所から林道へ。問い合わせはいの町観光協会(088-893-1211)へ。

安居渓谷、中津渓谷(仁淀川町)

安居渓谷(仁淀川町、2017 年 11 月 15 日)
安居渓谷(仁淀川町、2017 年 11 月 15 日)

安居渓谷(仁淀川町)

仁淀川の支流、安居川沿いにある渓谷。仁淀ブルーと紅葉のコントラストが美しく、「紅葉公園」や「乙女河原」、高さ約 30 メートルの壁が切り立つ「千仞(せんじん)峡」など見どころは多い。見頃は例年通り 11 月上旬から中旬の見込みで、渋滞に注意。渓谷中心部には宿泊施設「宝来荘」がある。
【メモ】国道439号などを経て、県道安居公園線に入る。

中津渓谷(仁淀川町)

仁淀川の支流、中津川沿いに広がる渓谷。渓流脇に整備された約 1.6 キロの遊歩道沿いで紅葉を楽しめ、「紅葉滝」や「竜宮淵」などがスポット。見頃は 11 月中旬から下旬になりそう。渓谷入り口には笑美寿(えびす)茶屋や温泉宿泊施設「ゆの森」などくつろげる場所も。仁淀川町観光協会の「紅葉まつり」は、今年は開催なし。
【メモ】国道 33 号から、仁淀川町名野川で県道中津公園線へ。

安居渓谷、中津渓谷の問い合わせは仁淀川町観光協会(0889-35-1333)へ。

 

黒尊渓谷(四万十市)

黒尊渓谷(四万十市西土佐奥、2016 年 11 月 15 日)
黒尊渓谷(四万十市西土佐奥、2016 年 11 月 15 日)

四万十川支流で屈指の透明度を誇る黒尊川流域の渓谷。ブナやカエデの紅葉が澄んだ水面に映し出され、絶景が望める。上流は神殿橋付近、下流は玖木が人気の紅葉スポット。見頃は例年通り 11 月中旬から下旬になりそう。黒尊親水公園で毎年開かれる「しまんと黒尊むらまつり」は中止。
【メモ】四万十市中心部から四万十市西土佐口屋内まで国道 441号を北へ車で約 30 分。市道口屋内宇和島線に入り玖木まで約 15 分、神殿橋まで約 30 分。問い合わせは四万十市観光協会(0880-35-4171)へ。

【香川県】

大窪寺(香川県さぬき市、2019 年 11 月 21 日)
大窪寺(香川県さぬき市、2019 年 11 月 21 日)

大窪寺(さぬき市)

県境近くの女体山(標高776メートル)の麓にある四国八十八カ所霊場の結願寺。境内周辺にはモミジやイチョウが数多くあり、県内有数の紅葉の名所として知られる。例年は 11 月中旬が見頃だが、今年は色づきが早く、上旬が最も楽しめそう。 4 年に 1 度のうるう年に当たり、「逆打ち(札所を逆から回る)」すれば功徳が増すとの言い伝えがあるため、今年は巡礼の出発点にもなっている。
【メモ】高松自動車道・志度 IC から車で約 40 分。JR 志度駅などからさぬき市コミュニティバスも運行。問い合わせは、市観光協会(087-894-1601)へ。

ゆうゆうロード(善通寺市)

善通寺まつりの総踊り大会が行われる市道大門通り線「ゆうゆうロード」(約 560 メートル)は、市街地で楽しめる紅葉スポットとして注目を集める。両脇に計約 80 本のイチョウが植わり、れんが造りの旧陸軍倉庫がある一角では赤れんがと黄色いイチョウのコントラストが秋らしさを演出する。例年は 11 月中下旬が見頃。イチョウ並木の北側には総本山善通寺の五重塔が見え、歴史ロマンを感じさせる。
【メモ】高松自動車道・善通寺 IC から車で約 10 分。問い合わせは市観光協会(0877-63-6315)へ。

雲辺寺山周辺(観音寺市)

標高 927 メートルの雲辺寺山周辺は、麓へと駆け下りる紅葉前線をロープウエーから一望できる。四国霊場 66 番札所・雲辺寺の境内では 10 月下旬からモミジやイチョウが見頃を迎え、五百羅漢付近は特に見応えがある。雲辺寺山頂公園は 7 月に設置した「天空のブランコ」などが注目を集める話題のスポット。11 月 23 日までの期間限定で人気カフェが営業している。
【メモ】雲辺寺ロープウェイ山麓駅へは高松自動車道・大野原 IC から車で約 15 分。問い合わせは雲辺寺ロープウェイ(0875-54-4968)へ。

【愛媛県】

石鎚山・面河渓(久万高原町)

10 月初旬に山頂付近で見頃を迎えて以降、紅葉前線が下降中。11 月頭には面河渓でも楽しめそう。近くの面河山岳博物館では 11 月 29 日まで特別展「けものがたり~愛媛の哺乳類おどろきの素顔」が開かれている。
【メモ】高知市から国道 33 号、県道西条久万線を経て面河渓まで車で約 3 時間。土小屋までさらに約 30 分。問い合わせは面河山岳博物館(0892-58-2130)へ。

松山城二之丸史跡庭園(松山市)

藩主の邸宅跡である大井戸遺構や、水、砂利、芝生で昔の部屋の間取りを表現した流水園があり、「恋人の聖地」としても知られる。ヤマモミジは 11 月下旬が見頃。11 月 20 ~ 22 日、27、28 日の午後 5 ~ 9 時にライトアップする。開催日は午後 9 時まで開園(午後 8 時半札止め)。今年は茶室観恒亭の無料開放は行わない。入園料は大人 200 円、小学生 100 円。
【メモ】JR 松山駅から道後温泉行き市内電車で約 10 分、県庁前下車徒歩 5 分。松山自動車道・松山 IC から車で約 20 分。無料駐車場 31 台。問い合わせは二之丸・堀之内管理事務所(089-921-2000)へ。

白滝公園(大洲市)

雄大な滝の渓谷美に約 3 千本のモミジが映える。11 月下旬に見頃を迎えそう。遊歩道の途中には、ベンチなどの休憩場所もある。毎年恒例の子どもみこしなどでにぎわう「滝まつり」、稚児行列が練り歩く「白滝るり姫まつり」は中止。
【メモ】JR 伊予白滝駅から徒歩約 10 分。松山自動車道・大洲 IC から約 15 分。問い合わせは市観光協会長浜支部(0893-52-1111)へ。

【徳島県】

高の瀬峡(徳島県那賀町、2019 年 11 月 18 日)
高の瀬峡(徳島県那賀町、2019 年 11 月 18 日)

祖谷渓(三好市池田町~同市西祖谷山村)
通称・祖谷街道の全域で 11 月上旬から中旬にかけてモミジなどの紅葉を楽しめる。名所「祖谷のかずら橋」のほか、200 メートルの断崖に立つ小便小僧像や、蛇行する川が「ひ」の字に見える展望スポットもある。ホテル祖谷温泉では、谷底の露天風呂から紅葉を見上げられる。
【メモ】高知自動車道・大豊 IC から国道 32 号などを経由して車で約 50 分。問い合わせは市観光案内所(0883-76-0877)へ。

高の瀬峡(那賀町)
那賀川最上流にあり、ヤマモミジやハウチワカエデ、ケヤキなど赤や黄に色づいた木々が錦絵のように V 字渓谷を染め、巨石と織り成す光景は絶景。見頃は 11 月上旬から。地元住民でつくる高の瀬保勝会が例年シーズン中に運営しているレストハウスは、今年は営業中止。
【メモ】香美市物部町大栃から国道 195 号を車で約 40 分。問い合わせは町役場木頭支所(0884-68-2311)へ。

土釜(つるぎ町)
岩の間を滑り落ちた激流が滝つぼで渦巻く徳島県の天然記念物「土釜」周辺で、清流に映えるカエデやモミジなどの紅葉を楽しめる。近くの落差 85 メートルを誇る「鳴滝」も人気スポット。見頃は 10 月下旬から 11 月中旬。
【メモ】徳島自動車道・美馬 IC から国道 438 号を経由して車で約 30 分。問い合わせは町産業経済課(0883-62-3114)へ。

この記事の著者

ココハレ編集部

ココハレ編集部

部員は高知新聞の社員 6 人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。

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