家族を支えるのはパパ・ママの健康!1年に1度は「健康診断」を受けましょう!<PR>
忙しい子育て世代にとって、気がかりなのは子どもの健康。自分の体調不良や健康管理は後回しになってしまいがちです。
しかし、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病は、自覚症状がない上、静かに進行します。心筋梗塞、脳卒中などの重大な病気につながる要因にもなり、生活の質の低下や医療費の増大を招きかねません。また、「子宮頸がん」は、毎年 1 万人以上の女性が診断され、年間 2900 人の命が奪われる病気で、上皮内がんを含めると約 38 %が 20~30 代の女性です。
大切なのは早めに兆候を見つけ、生活習慣の改善や医療機関を受診すること。家族を守るため、まずは自分の健康から心掛けましょう。
子育て世代の健康診断について、全国健康保険協会(協会けんぽ)高知支部保健グループ長の佐藤洋二さんにお話を伺いました。
※「協会けんぽ」とは、主に中小企業で働く人とその家族が加入する日本最大の医療保険者です。国民の 3 人に 1 人が加入し、全国 4000 万人の医療と健康を支えています。
(提供=協会けんぽ)
目次
そもそも、健康診断とは?
健康診断(健診)とは、診察や各種検査により体の健康状態を総合的に評価するものです。一言に健診といっても、法律に基づいたものや健康保険を運営する各医療保険者が行うものなど、その種類や名称、検査内容もさまざまです。
今回は協会けんぽが加入者を対象に行っている健診の一例をご紹介します。
「生活習慣病予防健診」は35~74歳の従業員ご本人(被保険者)が対象
生活習慣病予防健診は協会けんぽに加入している 35 ~ 74 歳の被保険者(従業員ご本人)が対象です。
一般に働いている方が受ける定期健診(労働安全衛生法に基づく健診)項目に加え、胃がん・大腸がんなどの検査が含まれており、検査項目が豊富です。
検査の詳細・その他の健診については協会けんぽのウェブサイトで紹介しています。
扶養家族が受けられる「特定健診」は40~74歳のご家族が対象
「特定健診」(特定健康診査)は協会けんぽに加入中の 40 ~ 74 歳の健康保険の被扶養者(ご家族)が対象で、具体的には専業主婦やパート勤務のママ、おじいちゃん、おばあちゃんたちです。毎年 4 月頃、自宅に黄色い封筒が届いたら、近くの健診実施機関で受診してください。
高知県内の各市町村が実施している集団健診を利用することもできます。協会けんぽの特定健診と市町村のがん検診を同時に受けられる日程もあります。
実施機関については協会けんぽのウェブサイトで詳しく紹介しています。
高知県の受診状況は?
高知支部の受診状況についてです。被保険者、被扶養者ともに受診率は上がってきており、直近の 2021 年はどちらも全国平均を上回る受診率となっています。
健康診断の結果には、自分の体の変化に気づくたくさんのヒントがあります。毎年受診すれば、歳を重ねるごとに、どのように数値が変化しているかを見ることもできます。必ず結果を確認し、今の自分の体について、よく知り、理解するようにしましょう。
健診は受けてからが本番!受けっ放しはいけません!
生活習慣の改善が必要な方は、放っておくと生活習慣病の重症化リスクが高まる可能性があります。
健診結果に応じて、生活習慣の改善が必要な方には特定保健指導の案内が届く場合があります。保健師や管理栄養士が生活習慣の見直しに向けた取り組みを無料でサポートします。健診を受けっ放しにするのではなく、案内を受け取ったら必ず特定保健指導を受けるようにしましょう。
また、医療機関の受診が必要と判断された場合は、速やかな受診を心掛けましょう。健診後の保健指導・健康相談については協会けんぽのウェブサイトで詳しく説明しています。
自分の体と家族の幸せを守る健康診断。パートナーやご両親、周囲の方へ、「健康診断受けゆう?」「受けっ放しはダメ!」の声掛けを進めていきましょう。