インフルエンザが高知県全域で警報です
高知県が 1 月 5 日、インフルエンザの警報を高知県全域に発令しました。
インフルエンザの警報値は 1 医療機関当たりの患者数が 30 人を超えたら発表されます。2023 年 12 月 25~31 日の患者数は 36.25 人で、その前の週から大幅に増えました。
高知県内では 9 月にインフルエンザが流行期入りしました。2 学期は学級閉鎖などの報告も相次ぎました。
間もなく 3 学期が始まります。手洗いやマスクの着用などの感染症対策を行い、症状がある場合は無理に外出しないようにしていきましょう。
高知県全域でインフルエンザが「警報値」を突破 警報発令は4年ぶり
(高知新聞Plus 2024 年 1 月 5 日公開)
県は5日、県全域でインフルエンザが大規模流行の目安とされる「警報値」を突破したと発表した。警報発令は4年ぶり。県は「過去10年で最も早い発令。今後さらに患者が増加する恐れがある」として手洗いやマスク着用など感染対策の徹底を呼び掛けている。
県内44医療機関から報告された先週(昨年12月25~31日)の患者数は1医療機関当たり36・25人となり、警報値(30人)を超えた。県全体の先週の患者数は1595人で、前週の1111人から約500人の大幅増となった。
県の速報値によると、保健所管内別では多い順に須崎50・00人、中央東45・20人、幡多36・13人、中央西35・25人、高知市31・86人、安芸16・75人。A型が99・4%だった。
インフルエンザは夏場に流行するのは珍しいとされるが、県内では昨年9月から流行期入り。10月からは注意報値超えの状況が続いていた。
感染症の専門家は、新型コロナ禍で感染対策が進んだため、個々の免疫が下がったと指摘。感染しやすい環境の中、5類移行により対策が緩和された反動で感染者が増えているとする。
県健康対策課は「インフルエンザが疑われる場合は医療機関に事前に電話した上で受診を。人混みへの外出を控え、無理して学校や職場に行かないようにしてほしい」としている。(石丸静香)