ママ友は価値観の合う人と!無理に付き合わなくても大丈夫!|ココハレ広場⑱「ママ友付き合い」
ママ友ができない…つくり方、付き合い方は?そもそも必要?高知のお母さんに聞きました
「ココハレ広場」では高知で子育てをするお父さん、お母さんの本音を紹介しています。
今回のテーマは「ママ友付き合い」。ママ友のつくり方や付き合い方について、高知のお母さんに聞きました。
子育て支援センターや保育園、幼稚園で知り合う場合が多く、お付き合いのポイントは価値観が合うかどうか。「合わない人と無理に付き合わなくてもいい」という意見が寄せられました。
「ママ友は必要ない」「できなくても大丈夫」という人もいました。ママ友にこだわらず、子育てについて話せる相手を見つけているそうです。
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目次
保育園、支援センター、イベント…何度か顔を合わせてから話しかけています
ママ友とは、育児を通した友達のこと。はっきりしませんが、2000 年前後に生まれた言葉のようです。高知新聞の記事では 2006 年に初めて登場。しばらくは「ママ友達」と表記され、2009年ごろから当たり前のように「ママ友」が使われるようになりました。
わが子と同年代の子どものお母さんに出会う機会は、実は限られています。皆さん、どうやって友達になるのでしょうか?
・保育園で話して仲良くなりました( 31 歳お母さん、長男 4 歳)
・未就園児向けのイベントや支援センターで何回か会うようになってから。製作のイベントで席が近くなった方に話しかけて、気が合いそうだったので私から連絡先を聞きました( 37 歳お母さん、長男 4 歳、長女 1 歳)
・保育園の入園と小学校のPTAをきっかけに( 6 歳長男を育てるお母さん)
支援センターで「同じ月齢かな?」と思うお母さんから「何カ月ですか?」と話しかけられたという人もいました。初対面で話しかけるよりも、何度か会って顔見知りになってから話しかけるというパターンが多いようです。支援センターやイベントで同じ人に出会いやすいのも、高知ならではでしょうか。
職場、夫の友達…出会いは園や支援センターだけではありません
「ママ友のつくり方」と聞くと、「自分から勇気を出して話しかけなきゃ」というイメージがありますが、「紹介されて」という人もいます。
・私は県外出身で、夫は地元。夫の友達家族と家に集まって飲んでいるうちに友達になり、ママになっても関係が続いています( 37 歳お母さん、長女 8 歳、次女 5 歳)
・職場の人から同年代の子がいる人を紹介してもらった( 31 歳お母さん、長男 4 歳、長女 1 歳)
出会いの場も、園や支援センターだけではありません。
・同じ職場に、同年代の子どもを育てる人がいた( 42 歳お母さん、長女 5 歳、次女 3 歳)
・支援センターや園で仲良くなったお友達が多いですが、学生時代の仲のいい同級生たちに子どもができて、園のことや育児のことなどの話題も増えて、ママ友の枠に入ってきたりしています( 36 歳お母さん、長男 8 歳、次男 6 歳)
ランチ、一緒に公園へ、お互いの家へ…コロナ禍ではLINEで近況報告
ママ友同士でどんなお付き合いをしているのでしょうか?
・ランチに行ったり、ショッピングしたり。休みの日は子どもたちと一緒に公園で遊んでいます( 31 歳お母さん、長男 4 歳)
・家が近所なので、家に遊びに行ったり、広場で遊んだり( 42 歳お母さん、長女 5 歳、次女 3 歳)
・ワンオペ休日の日に一緒に遊ぶ( 31 歳お母さん、長男 4 歳、長女 1 歳)
子どもを交えたり、ママだけで会ったり。食事やおでかけをしてきた人も、最近はコロナ禍で控えています。会えない分、「LINEで近況報告をしている」という意見も寄せられました。
本気の愚痴は重過ぎる…共感と、軽めの愚痴でスッキリ
ママ友同士の話題といえば、子どものこと、夫のこと。「あるある」と共感したり、愚痴ってスッキリしたり。
・子育て大変だよねーて話が多いです。お菓子ばっかり食べるとか、夜寝ないとか、夫が何もしないとか…笑( 31 歳お母さん、長男 4 歳、長女 1 歳)
・「うちの子、靴がくっさいんだけど、靴が臭いのかな?足も臭いのかな?」とか。「この前、○○へ行ってきたんだけど、子連れでも十分楽しめたよ」とか。県外から嫁いでる方が多いので、ごくごくたまに土佐弁講座をしたりします( 36 歳お母さん、長男 8 歳、次男 6 歳)
・8 割は子どもや家族の話題。子どものクスッとするエピソードや家族への愚痴が多いです。「夫が疲れたアピールしてきてイライラする」とか「姑がまた子どもに変な服買ってきた」とか、しょうもない愚痴ばっかりです。愚痴は吐き出さんと、いつか爆発して大変なことになります(笑)( 37 歳お母さん、長男 4 歳、長女 1 歳)
ちなみに、「本気の愚痴は重過ぎるようで、あまり話題にならない」そう。「悪口やうわさ話などのネガティブな話題は選ばず、楽しい話題を心掛けている」という人もいました。
たとえ友達になったとしても、無理に付き合う必要はありません。例えば「コロナ禍でランチに行くかどうか」など、「わが家の価値観と会わないお付き合いはお断りする」と決めている人もいます。
・教育論や育児法が押しつけがましいお友達とは、コロナ禍で自然と疎遠になりました。「○時には絶対寝かさないと!」「離乳食や毎日の食事は絶対手作り!」「習い事はこれでないとダメだよ!」という圧や姿勢が「あー」って感じでした。決して悪い方ではなかったんですけどね( 36 歳お母さん、長男 8 歳、次男 6 歳)
こちらのお母さんのモットーは「親しき仲にも礼儀あり」。「親しいから」といって、距離が近くなり過ぎたり、甘え過ぎたりしないように、「子どもが家に遊びにいく時は手土産を持たせ、あいさつとお礼を言わせている」と話していました。
困った時はお互いさま!子育ての仲間は心強い存在です
困った時はお互いさま。話を聞いてもらったり、さりげなく助けてもらったり。子育ての仲間は心強い存在です。
・下の子を出産して初めて下の子を連れて保育園に送った時、上の子が赤ちゃん返りをして「抱っこ」と泣きました。それを見てママ友が下の子の抱っこを替わってくれました( 31 歳お母さん、長男 4 歳)
・親子だけででかけてもすぐ飽きてしまう息子も、ママ友の親子と一緒だと「まだ帰りたくない」というほうど楽しんでくれるのでありがたいです( 37 歳お母さん、長男 4 歳、長女 1 歳)
・以前は「子どもの言動で私が評価される」と思っていて、孤独感とか相談とか愚痴とか言えませんでした。ネガティブな自分も含めて友達になってくれてありがたいし、一緒に子育てを支え合ってる感覚。保育園の若いお母さんたちも昔の私みたいに自分の弱い部分を出せないんじゃないかなと思って、積極的に話しかけています( 37 歳お母さん、長女 8 歳、次女 5 歳)
・「あー!わかるわかる!うちもそうだったよー!」という会話に元気づけられています。やっぱり共感してもらえることが一番ありがたくうれしいですね( 36 歳お母さん、長男 8 歳、次男 6 歳)
「ママ友」にこだわらなくてもいいんです
出産後、「ママ友ができない」と悩んだり、焦ったり…という人もいるのではないでしょうか。「ママ友は必要ない」と考える人からも意見が届いています。
・もともとの友人や職場の同僚のパパ、ママのみで、ママ友が欲しいとは思いません。自分が人見知りで、話しかけられたら話はしますが、自分から聞く方ではなく…。友人や職場の同僚は年月を経て少しはお互いを分かっているので腹を割れますが…。保育園では既に仲のよい人たちはくっついていました。長男が入園した時は「周りに溶け込めるかな」「ママ友ができないと、子どもにも友達ができないのでは」と気にしていましたが、ママにお友達ができなくても、子どもは勝手にお友達をつくります!( 41 歳お母さん、長男 7 歳、次男 4 歳)
・いろいろな場所でママ友さんたちの会話や光景を目にすることもありましたが、私には必要ないなぁと感じていました。子育てで分からないこと、困ったこと、共感したいこと、子ども同士の交流などは家族や親戚、子どもの年齢が近い友人にしています。人ぞれぞれ考え方はあると思いますが、私は無理してママ友をつくらなくてもいいと思います。「ママ友」と限定せずに、気軽に相談や悩みの共有ができて、ゆるっとした関係を築くことができる「ゆる友達」がつくれると最高ですね♪( 35 歳お母さん、長女 1 歳)
ママ友がいる皆さんからは「子どもの存在を無視して自分のことばかりになると、ママ友ではなくなるのかな」「『子どもを通しての友達』と割り切って、気負わないのも大事」「その環境、その時にたまたま出会えた方々。運よく親友と思える人に出会えたらラッキー」という意見が寄せられました。
ママ友は「つくらないといけない」というものではありません。「子育てについて気軽に話せる相手がママ友」という方は多いですが、年齢や性別にこだわらなくてもいいようです。家族、同級生、同僚、近所の人、支援センターの先生など信頼できる人と無理のない関係を築き、子育てのストレスをためないことが一番ですね。