新型コロナウイルスが卒業アルバムにも影響|週間高知の子どもニュース(2021年3月6~12日)
今週の子どもニュースは盛りだくさん!14 本をお届けします!
卒業シーズンの 3 月。新型コロナウイルスの影響が卒業アルバムにも及んでいます。学校行事の中止や縮小が大きく、卒業ぎりぎりまで撮影を続けたり、日常風景のカットを増やしたり。子どもたちに喜んでもらおうと、あの手この手で工夫しています。
2021 年 3 月 6 ~ 12 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。
目次
- 春の花火380発、コロナ下の子どもを元気に 高知市・潮江南の住民が打ち上げ
- 高知県内、卒業アルバムに苦心 コロナ下、各校行事縮小響く
- コロナに負けず元気自慢、写真コンテスト大賞に山崎さん いの町
- 高知市の新1年生に「くろしおくん」ランドセルカバー
- 高知のエジソン賞に「わかがえりタイムマシーン」
- こども県展140人表彰 高知市
- 児童養護施設にちらしずしプレゼント
- 伊野南小の音楽隊が有終の美 部員減で解散 児童ら見事な演奏
- 牧野植物園で「植物図コンクール」授賞式 本物らしさ評価
- 清水小で歴史講座 市街地の変化学ぶ 土佐清水市
- 興津中の防災活動が全国表彰 まちづくり大賞 地域密着を評価
- ウミガメの命つなげ!! 春野西小で活動引き継ぎ式
- 不登校中3生が力強く”卒業” 高知市教育支援センター「みらい」
- 脱温暖化 暦で学ぼう 香美市の中学生ら制作
春の花火380発、コロナ下の子どもを元気に 高知市・潮江南の住民が打ち上げ
(高知新聞 2021 年 3 月 7 日掲載)
新型コロナウイルス下の子どもたちを元気づけようと6日、高知市の潮江南地区の住民が花火を打ち上げた。夜空を約380発が彩り、子どもたちは「すごい!」「たまやー、かぎやー」と盛り上がった。
同地区では毎年、潮江南小で夏祭りを開催。ナイアガラ花火で締めているが、昨夏は新型コロナの影響で祭り自体が中止された。
今回、「子どもたちが目に見える形で景気付けを」と、地区住民や同校の保護者ら約40人が花火大会を企画。クラウドファンディングや住民の寄付で、打ち上げ費用の300万円を集めた。
この日、同校グラウンドに小学生ら150人が集合。午後8時から10分間、赤や青、紫などのカラフルな花火が打ち上がるたびに、大きな歓声を上げていた。6年の中野陽(はる)さん(11)は「最後の花火がすごかった。良い思い出ができた」と喜んでいた。
主催団体の一つ、潮江南地域連合会の富永栄司会長(45)は「地域の協力があって実現できた。コロナのうっぷんを晴らし、ここからいいスタートを切ってほしい」と話していた。(河本真澄)
高知県内、卒業アルバムに苦心 コロナ下、各校行事縮小響く
(高知新聞 2021 年 3 月 7 日掲載)
卒業シーズン。卒業アルバムを楽しみに待っている児童、生徒も多いだろう。だが今年は、新型コロナウイルスの影響で学校行事の中止や規模縮小が相次いだため、ボリュームの確保に苦心する学校も。例年のアルバムに比べて見劣りしないよう、卒業ぎりぎりまで撮影を続けたり、日常風景のカットを増やしたりするなど、あの手この手を講じている。
運動会や音楽会などの行事が数ページにわたり収められるアルバム。コロナで行事を中止、縮小した学校では、空いたスペースを埋める他の写真が必要になった。
「大事な思い出。大幅な減ページは避けたい」と話すのは鴨田小(高知市)の岡本政則教頭。中止となった音楽会や化石堀りに代わり、授業などの日常風景を各クラス1ページ増としたほか、これまでアルバムに入れていなかった親子遠足などの行事を盛り込んだ。
3月初旬。同校と契約するカメラマン、西川顕さん(46)が休み時間中の児童に「一瞬マスクのけて!」と呼び掛けていた。笑顔でポーズをとる児童を手早く撮影する。「アルバムがマスクだらけになるのは避けたい。意地でも満足してもらえるものを作りたい」
同校は例年、卒業式の前日にアルバムを手渡しているが、今回は3月の修学旅行や卒業演奏会の様子も盛り込む。卒業生の手元に届くのは7月ごろになるという。
同市の一宮中も、苦心した学校の一つだ。無観客で開催された県中学総体の際には、生徒が躍動する様子をできるだけ多く載せようと、教員が奮闘。撮影業者の手が足りない競技を中心に、カメラを手に走り回った。
体育祭や文化祭など主要行事を中止した追手前高の教員らも、頭を悩ませた。写真を確保すべく、保護者が前年の体育祭で撮影したカットを提供してもらうよう呼び掛けたが、思うように集まらず断念した。代わりに日常の授業や部活動の風景を多く使うことにしたという。
各校の教員らは「卒業アルバムは一生残る。できるだけいい物を作ろうと知恵を絞った」「コロナ下でもみんなで工夫し、力を合わせたことを思い出してほしい」と話している。(石丸静香、宮崎順一)
コロナに負けず元気自慢、写真コンテスト大賞に山崎さん いの町
(高知新聞 2021 年 3 月 7 日掲載)
新型コロナウイルス下で元気に生活する様子の写真を募った吾川郡いの町主催のフォトコンテスト「コロナに負けない!私の元気自慢!」の入賞者が決まりこのほど、同町役場で表彰式が行われた。大賞には同町上八川甲の山崎水南実(みなみ)さん(33)の作品「笑顔100%!」が選ばれた。
「からだ」「食」「こころ」の3部門で募集。計424点の応募があった。
山崎さんの作品は、県外旅行に行けない日が続く中、仁淀川で満面の笑みを浮かべてジャンプする長女の結都(ゆず)ちゃん(3)を撮影。「明るい笑顔に元気をもらえる」と高く評価された。
1日の表彰式で山崎さんは「いの町でも元気に過ごせるよ、と感じてもらえたらうれしい」と笑顔。応募作品は12日まで、スライドショーの形で町役場や吾北、本川総合支所、すこやかセンター伊野で上映している。(山崎友裕)
高知市の新1年生に「くろしおくん」ランドセルカバー
(高知新聞 2021 年 3 月 7 日掲載)
高知市の交通安全協会3支部が5日、市内の51小学校に今春入学する同市内の子ども約2800人に、ランドセルカバーをプレゼントした。
カバーにはランドセルを背負った「くろしおくん」が描かれており、同市役所で行われた寄贈式で受け取った南街保育園(同市九反田)の園児11人は、「笑顔がかわいい」「登校が楽しみ」と話していた=写真。
また、明治安田生命、みずほ銀行、損保ジャパン日本興亜、第一生命の4社が交通事故傷害保険付きのワッペンを贈った。
高知のエジソン賞に「わかがえりタイムマシーン」
(高知新聞 2021 年 3 月 8 日掲載)
小路口君(大篠小5年)最優秀賞に
子どもたちが考える夢の機械を絵と作文で表現する2020年度の「高知のエジソン賞」(高知県工業会主催)の最優秀賞に南国市の大篠小5年、小路口(こじぐち)舜馬君の「わかがえりタイムマシーン」が輝いた。
この機械はカプセル状で、中に酸素マスクを着けて人が入ると、特殊な水により指定した年齢へと若返ることができるというもの。20歳まで設定でき、稼働中は中の人が若返っていく様子が分かる表示などを付けた。小路口君は作文で、「体を動かしてなにかをすることが楽になるから高齢者の人々に使ってほしい」とつづった。
小中学生の部には518人が応募。最優秀のほか、優秀賞15点、特別賞21点が選ばれた。ものづくりを志す高校生が対象の「次代のエジソン」部門は6人が選ばれた。表彰式は14日に高知市布師田の高知県地域職業訓練センターで行われる。(竹内悠理菜)
こども県展140人表彰 高知市
(高知新聞 2021 年 3 月 8 日掲載)
「第71回こども県展」の表彰式が7日、高知市高須砂地のセリーズで行われた。図画、毛筆、硬筆、条幅の4部門で推薦に入賞した児童生徒約140人と、学校賞に選ばれた小中学校が表彰された。高知新聞社、RKC高知放送、県教育文化祭運営協議会の主催。
今回は4部門合わせて6万7862点の応募から153点が推薦に選ばれた。その中から図画、毛筆、硬筆の3部門で各学年1人ずつ「こども県展賞」27点が決定。学校を挙げた取り組みを評価する学校賞の最優秀「県知事賞」には、高知小学校と学芸中学校(いずれも高知市)が選ばれた。
表彰式は部門別に実施。高知新聞社の中平雅彦社長とRKC高知放送の佐竹慶生社長が、代表の児童生徒に賞状と記念品を手渡した。受賞者は晴れやかな笑顔でしっかりと賞状を受け取り、喜びを新たにしていた。
図画と硬筆の2部門でこども県展賞に輝いた高知市の土佐山学舎8年(中学2年に当たる)の中野瑚春(こはる)さんは「どちらも夏休み前から時間をかけて仕上げたので、受賞できてうれしい。作品には自分の心の中を表現できる。これからも人に感動してもらえるような作品を出品したい」と話していた。(沢田万亀)
児童養護施設にちらしずしプレゼント
(高知新聞 2021 年 3 月 8 日掲載)
「寿し一貫あぞうの店」(高知市薊野北町1丁目)のすし職人がこのほど、児童養護施設「高知聖園天使園」(高知市新本町1丁目)を訪れ、ちらしずしをプレゼントした=写真。
例年は子どもたちが同店を訪ねてすしを味わうが、新型コロナウイルス下の今年はかなわず、店側がひな祭りに合わせ、ちらしずしを全53人分用意。海の幸がふんだんに入ったお重のほか、エビフライや唐揚げなども並び、子どもたちは「おかわりある?」「おいしい」と大喜びしていた。
伊野南小の音楽隊が有終の美 部員減で解散 児童ら見事な演奏
(高知新聞 2021 年 3 月 9 日掲載)
高知県吾川郡いの町八田の伊野南小学校の児童でつくる音楽隊「伊野南サンシャインズ」が、部員の減少から2020年度で解散することになった。7日、伊野南小学校で最後の発表会が開かれ、児童は見事な演奏を披露。「吹奏楽ができて本当に楽しかった」と笑顔いっぱいだった。
伊野南サンシャインズは1969年、トランペット鼓隊として発足。地域の祭りや高齢者施設などで演奏し、県内では数少ない児童マーチングバンドとしても活躍してきた。しかし近年、メンバーが徐々に減って隊列が組めなくなり、2018年度でマーチングを休止。通常の演奏に絞って活動していた。
2020年度のメンバーは12人で、うち8人が6年生。卒業後の存続が危ぶまれていたため、児童らはチラシの配布や声掛けなどの勧誘に励んだが、新入部員が入る見込みが得られず、昨年12月に解散を決めた。
児童らは「自分たちの代で終わってしまうのは悔しい」と肩を落とす。それでも今年2月、リモート開催された全国小学校管楽器合奏フェスティバル西日本大会では、参加20団体のうち8団体に贈られた特別賞を受ける活躍を見せた。
この日、最後の舞台に立ったメンバーは、長年の活動への思いを込め、ソロも含め14曲を演奏。見守っていた卒業生や歴代の指導者らの中には涙を浮かべる人もおり、終了後は大きな拍手がいつまでも会場に響いていた。
部長の6年、古谷心望(みのり)さん(12)は「最初は音が出んで悔しかったりもしたけど、続けてきて良かった。最後にいい演奏ができました」と笑顔で振り返っていた。(山崎友裕)
牧野植物園で「植物図コンクール」授賞式 本物らしさ評価
(高知新聞 2021 年 3 月 9 日掲載)
高知県立牧野植物園(高知市五台山)が全国の小学5、6年生から募集した「植物図コンクール」の授賞式が6日、牧野植物園で開かれた。応募717点の中から、大賞の「牧野富太郎賞」に札幌市の円山小5年、松下千華さん(11)が選ばれたほか、高知県内の5人が入賞を果たした。
植物図コンクールは植物を観察し、その面白さに気付いてもらおうと2018年度から隔年で開催。応募数は初回の110点から大幅増となり、県内709点、県外8点が寄せられた。
審査は、植物の正しい構造や大きさが表現できているか、図を見て科・属が同定できるかなどで評価。ツワブキやイチョウなどを描いた6点が入賞、472点が入選した。
授賞式にリモート出席した、審査員代表の邑田(むらた)仁・東京大学名誉教授(植物分類学)は「本物らしく見える図が描けたのは、本物をよく見る観察力があったから。これからも自分らしい図を描いて」とエールを送った。
学校の授業でアラカシを描き、「園長賞」に輝いた南国市の大篠小5年、松沢凛杏(りあん)さん(11)は「絵を描くのが好きで、ドングリも好き。受賞できてうれしい」と喜んでいた。
牧野植物園は5月9日まで入賞、入選作品と牧野博士が描いた植物図などを展示する。(河本真澄)
清水小で歴史講座 市街地の変化学ぶ 土佐清水市
(高知新聞 2021 年 3 月 9 日掲載)
高知県土佐清水市幸町の清水小学校でこのほど、市街地の成り立ちを学ぶ授業が行われ、3年生50人が現在の航空写真と昔の絵図などを見比べながら変化を探った。
4日は市史編さん室長、田村公利さん(55)が講師を務めた。田村さんは江戸時代末の絵図を示し、中央町周辺がかつて塩を作る塩浜だったと紹介。明治初期に塩作りが終わり沼地になったが、旧香美郡夜須町出身の実業家、上田亀之助(1863~1930年)が埋め立て、現在の市街地の基礎を造ったと説明した。
そのほか、1957年に撮られた買い物客でにぎわう中央町商店街の写真などを紹介。子どもたちは「昔は人が多かったとか、清水のことがよく分かった」などと感想を発表していた。(山崎彩加)
興津中の防災活動が全国表彰 まちづくり大賞 地域密着を評価
(高知新聞 2021 年 3 月 10 日掲載)
地域に根ざした防災活動などを表彰する消防庁の「第25回防災まちづくり大賞」で、高知県高岡郡四万十町の興津中学校が3位に当たる「日本防火・防災協会長賞」に選ばれた。津波到達時間の表示板設置など多面的、持続的な取り組みが評価された。
防災まちづくり大賞は阪神淡路大震災を機に1996年度に創設。2020年度は全国の93事例を対象に、大学教員らでつくる選定委員会が総務大臣賞など計17団体を選んだ。
興津中学校は10年以上にわたり、小学生との合同避難訓練や地域各戸での家具固定支援、防災新聞の発行など幅広い活動を展開。加えて海外からの技能実習生のため津波到達時間の表示板を多言語化したことなどが、「地域全員のことを考えての取り組み」と評価された。
興津中学校は今月限りで閉校するため、選定委員は「学校がなくなった後も、培った遺伝子を語り継いでほしい」とのコメントも寄せた。
表示板の多言語化は、2020年度の「ぼうさい甲子園」(兵庫県など主催)でも奨励賞を受賞しており、生徒らは「また賞をもらってびっくり。自分たちの防災活動がたくさんの人に認められた」と喜んでいる。
田上祐一校長(61)は「表示板の言葉一つにも住民からアドバイスをもらうなど、興津全体でいただいた賞です」と地域への感謝を口にした。(井上太郎)
ウミガメの命つなげ!! 春野西小で活動引き継ぎ式
(高知新聞 2021 年 3 月 10 日掲載)
絶滅危惧種のアカウミガメをふ化させて育てている高知市の春野西小学校で9日、4年生から3年生に世話を引き継ぐ「命のバトン式」が行われた。子どもたちは「ウミガメが春野の浜に戻ってくるよう、一緒に浜を守ろう」と決意を新たにした。
近くの海岸にウミガメが産卵にやってくる春野西小学校は、2003年にふ化場を設置。以後、4年生が毎年、総合的な学習の時間でウミガメについて学んでいる。
昨年は4年生39人が地元住民や大学生らの協力を得て、6月に卵を砂浜からふ化場へ移し、生まれた子ガメを放流。一部は県の許可を受けて約1年間飼育している。
式では、4年生が生態や世話の仕方、海洋ごみの問題などデータを交えて説明した後、代表の児童が「ウミガメ守り隊任命証」と、ボウルに入ったウミガメ2匹を引き継ぎ。3年生28人の代表が「今度は私たちがしっかりお世話します」と受け取った。
式には春野西小学校で長くウミガメに関わる指導に当たり、昨年亡くなった「春野の自然を守る会」の熊沢佳範会長の妻、裕子さん(73)も出席。「カメを通じた主人と子どもたちとの交流の様子がよく分かりました」と話していた。(上野芙由子)
不登校中3生が力強く”卒業” 高知市教育支援センター「みらい」
(高知新聞 2021 年 3 月 12 日掲載)
「次の場所でも笑って」
不登校の子どもたちが通う高知市教育支援センター「みらい」(同市桟橋通2丁目)で11日、中学3年生の〝卒業式〟が行われた。生徒たちは「次の場所でも楽しく笑って過ごします」。新しい未来へ、力強く踏み出した。
市教育研究所が1975年度、不登校の児童生徒の居場所を開設し、2020年度に「みらい」に改称。20年度は面談や家庭訪問も含め、小中学生約230人を支援している。
「出発式」と呼ぶ式は、「みらい」が入る「アスパルこうち」のホールで開かれ、中3生36人が出席。保護者や在籍校の教員らがリモート形式で別室から見守る中、生徒一人一人が「温かい場所でした」「いろんな人にお世話になって楽しかった。うまく言えないけど本当にありがとう」などと思いを語った。
友人関係に苦しさを抱えて不登校になり、「みらい」に約1年間通った女子生徒は「友達と話すことがこんなに楽しいんだっていう当たり前のことを思い出せた。みんなと離れる不安はあるけど、高校で新しい友達をつくるのが楽しみ」と笑顔。生徒たちは保護者や教職員の拍手に包まれ、たくましい表情で巣立っていった。(石丸静香)
脱温暖化 暦で学ぼう 香美市の中学生ら制作
(高知新聞 2021 年 3 月 12 日掲載)
香美市こどもエコクラブの中学生がイラストを手掛け、地球温暖化対策「COOL CHOICE(クールチョイス)」を身近に楽しく学ぶカレンダーが完成した。環境問題への興味関心を深めることができる内容となっており、同市内の小中高校生に配布される。
環境エネルギー総合研究所(東京都)と香美市が環境省の補助金を活用して企画。日頃から環境学習などに取り組む同クラブの協力を得て、3千部を制作した。
〈窓にはグリーンカーテン、エアコン室外機には日よけをしましょう〉〈1分間で12リットルの量が出ます。シャワーはこまめに切りましょう〉。カレンダーをめくると月替わりの標語と共に、エコ活動に取り組む愛らしい子どもや動物が柔らかなタッチで描かれている。
イラストを担当した同クラブの時久心さん(15)=鏡野中3年=は「絵本のように楽しみながら見てほしい。自身の生活を少し見直すきっかけになればうれしい」と話している。(小笠原舞香)