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木を使って、ベンチや小鳥を作ったよ!|週間高知の子どもニュース(2022年5月14~20日)

木を使って、ベンチや小鳥を作ったよ!|週間高知の子どもニュース(2022年5月14~20日)

今週は高知県産の木材に関係する子どもたちのニュースがありました。

高知市では子どもたちが商店街に置く木製のベンチを製作し、香南市ではバードカービング(木彫りの鳥作り)を体験しました。

2022 年 5 月 14 日~ 20 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

県産材ベンチできた! 高知市の商店街で子どもら手作り

ベンチを組み立て、オイルを塗って仕上げる子どもたち(高知市はりまや町1丁目)
ベンチを組み立て、オイルを塗って仕上げる子どもたち(高知市はりまや町1丁目)

(高知新聞 2022 年 5 月 15 日掲載)

子どもたちが県産材を使った工作を体験するワークショップが14日、高知市のはりまや橋商店街で開かれた。隣接する魚の棚商店街と連携して開いたもので、子どもたちが作ったベンチは両商店街に設置される予定。

子どもたちに商店街に足を運んでもらおうと、魚の棚商店街側が初企画。雨天時に備え、アーケードがあるはりまや橋商店街に協力を求めた。

この日は園児から中学生まで12人と保護者5人が参加。建築士や建具職人、県立林業大学校(香美市)の生徒らが講師役を務め、子どもたちは電動工具などに苦戦しながら木材を組み立てた。

西山葵さん=香長小学校6年=は母と妹と香美市から参加。「お年寄りや小さい子に座ってほしい」とやすりがけに念を入れた。

6個製作したベンチは、日本家屋の格子のように細い木材を組み合わせたデザイン。県産ヒノキの木肌を生かして透明なオイルを塗って仕上げ、最後に自分たちの名前をローマ字で刻印した。

森光真南斗君=はりまや橋小学校4年=は、ベンチの出来栄えに「放課後に自分の作ったベンチに座りに商店街に来たい」と満足げ。魚の棚商店街協同組合の細川洋伸理事長(49)は「子どもは地域の宝。これを機に商店街に親しんでもらいたい」と目を細めていた。(加藤風花)

BMXって楽しい!JR高知駅前で子どもたち、山あり谷あり特設コース体験

BMXで起伏に富んだコースを楽しむ子どもたち(高知市のこうち旅広場)
BMXで起伏に富んだコースを楽しむ子どもたち(高知市のこうち旅広場)

(高知新聞 2022 年 5 月 16 日掲載)

競技用自転車のBMXの体験イベントが15日、高知市のJR高知駅南口のこうち旅広場で開かれ、子どもたち約60人が山あり谷ありのコースに挑んだ。

高知BMX協会の主催。うねうねと波のような起伏が続くコースや、経験者向けにジャンプができるハーフパイプ状のものなど4種を設置し、BMXを貸し出した。

何度も転びながら突き進む子がいれば、坂の手前で止まる子も。付き添いの協会スタッフから「ちゃんと前を見て」「腰浮かして」とアドバイスを受けるうち、「ポコポコして楽しい!」と歓声が上がった。

地面を蹴って進むランバイクで何周もしていた高知市の元吉翔楓(かふう)ちゃん(4)は「いつか大会に出たい」と満面の笑み。協会代表の窪内貴さん(49)は「次は本格的な選手を招き、すごい技で子どもを感動させたい」と話した。(加藤風花)

親子で木彫り鳥作り 香南市 森林環境大切さ学ぶ

三宝山の木を彫って鳥を作る子どもたち(香南市野市町大谷の県立野市総合公園)
三宝山の木を彫って鳥を作る子どもたち(香南市野市町大谷の県立野市総合公園)

(高知新聞 2022 年 5 月 17 日掲載)

香南市の三宝山中腹にある県立野市総合公園でこのほど、ボランティアグループ「こうち森林救援隊」の隊員や子どもらが木の伐採やバードカービング(木彫りの鳥作り)を体験し、森林環境の大切さを学んだ。

同隊と四国銀行などは昨年3月から、荒廃した同公園内の県有林約3ヘクタールを整備中。活動を知った地元のバードカービング作家、堀田幸生さん(69)が体験教室を提案した。

14日は、同隊員や行員の家族ら約60人が参加し素材となる木を伐採。堀田さんの指導を受け、ネムノキやイヌビワなど5種の木をナイフで彫った。参加者は「これは柔らかくて彫りやすい」「ヒノキで作れるなんてぜいたく」などと話し、それぞれ40分ほどで手のひら大の鳥を完成させた。

参加した阿部真大君(9)=付属小4年=は「初めてのこぎりを使って、すごく力がいると分かった。みんなで協力して森を大切にせないかんと思いました」と話していた。

またこの日は三宝山にワイナリーを開業した井上石灰工業が同隊に発電機を寄贈。早速、工具の電源に活用された。(深田恵衣)

「めっちゃ気持ちいい」児童ら80人が田植え体験 芸西村

丁寧に苗を植える子どもたち(芸西村和食甲)
丁寧に苗を植える子どもたち(芸西村和食甲)

(高知新聞 2022 年 5 月 19 日掲載)

安芸郡芸西村の幼稚園児と小中学生80人が18日、同村和食甲の田んぼで田植えを楽しんだ。

村教育委員会の食育の一環で、青年農業士連絡協議会芸西支部のメンバーが指導。約700平方メートルの田んぼに2時間ほどかけて苗を植えていった。

はだしで田んぼに入った子どもたちは「めっちゃ気持ちいい」「足が抜けん」と大はしゃぎ。尻もちをつきながらも、苗が等間隔になるよう丁寧に作業した。

密を避けるため、田んぼを3等分し、各世代が時間をずらして作業。最初に田植えを終えた中学生が幼稚園児を手助けしていた。コメは子どもらが9月に収穫し、給食で食べる予定。(宮内萌子)

 

高知の子どもたちや教育に関するニュースは高知新聞PLUSでご覧いただけます。こちらから

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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