子育て
アイコン:子育て

小中学生6人が警察官の仕事を体験しました!|週刊高知の子どもニュース(2022年8月20~26日)

小中学生6人が警察官の仕事を体験しました!|週刊高知の子どもニュース(2022年8月20~26日)

夏休みも最終盤。今週も高知県内でさまざまなイベントが開かれました。

高知市の県警本部では、県内の小中学生 6 人が交番での道案内や犯罪捜査など、警察官の仕事を体験しました。業務体験を通じて社会の仕組みを学ぶ「おでかけとさっ子タウン」の一環です。

2022 年 8 月 20 ~ 26 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

四国新幹線盛り上げて 高知駅前で子ども向けイベント

新幹線のプラレールに興味津々な子どもたち(高知市のこうち旅広場)
新幹線のプラレールに興味津々な子どもたち(高知市のこうち旅広場)

(高知新聞 2022 年 8 月 21 日掲載)

四国新幹線の実現へ県民の機運を盛り上げるイベント「四国に新幹線を 夏まつり」が20日、高知市のJR高知駅前のこうち旅広場で開かれ、親子連れらが新幹線にまつわるクイズなどを楽しんだ。

四国新幹線導入を目指す土佐経済同友会が「実現に向けて、まずは子どもたちに新幹線への関心を持ってもらいたい」と主催した。

会場にはヨーヨーや射的、軽食が楽しめるブースが並び、新幹線のプラレールも展示。子どもたちは「一番速い新幹線は時速何キロ?」「新幹線のお医者さんは?」といった二択クイズに挑戦し、新幹線について楽しく学んでいた。

真剣な表情でクイズに取り組んでいた朝倉小4年の山本京君(9)は、祖母が住む石川県で北陸新幹線「かがやき」を見て以来、新幹線の大ファンといい、「高知にもかっこいい新幹線を走らせてほしい」と話していた。(浜田悠伽)

小中学生が高知市で交番勤務体験 おでかけとさっ子タウン

交番での相談業務を体験する子どもたち(高知市の県警本部)
交番での相談業務を体験する子どもたち(高知市の県警本部)

(高知新聞 2022 年 8 月 25 日掲載)

高知市の県警本部で24日、県内の小中学生6人が、交番での道案内や犯罪捜査など警察官の仕事を体験した。業務体験を通じて社会の仕組みを学ぶ「おでかけとさっ子タウン」の一環。

「とさっ子タウン」は2009年度に始まり、会場に仮想の街を設けて企業・団体が体験ブースを構えてきたが、コロナ禍で21年度から各職場で開催。今回は9月17日まで、延べ117人が銀行やテレビ局など27企業・団体を訪ねる。

この日、6人は仮想の「りょうま交番」に〝出勤〟。「ひろめ市場はどこ?」という相談に、警察官の指導を受けながら地図で説明し「お気をつけて」。窃盗事件の捜査では、目撃者への聞き込みや容疑者への職務質問を体験した。

高知小6年の小松美月さん(11)は「いろいろな人に話を聞いたり、事件を捜査したりして大変な仕事だと思った。将来は警察官を目指してみたい。困っている人や弱い立場の人を助けたい」と話していた。(馬場隼)

「気軽に相談を」 子ども電話相談の時間延長 8月26日~9月1日 平日夜、土日も

相談に応じる人権擁護委員(高知地方法務局)
相談に応じる人権擁護委員(高知地方法務局)

(高知新聞 2022 年 8 月 25 日掲載)

高知地方法務局は26日~9月1日、いじめや虐待、体罰などの悩みに応じる「子どもの人権110番」(0120・007・110、無料)の受付時間を延長する。夏休み明け前後に悩みを深めて自殺を考える子どもが増えるといい、「ちょっとした心配事でも大丈夫。気軽に相談を」と呼び掛けている。

「―110番」は、法務局職員と民間ボランティアの人権擁護委員が応対。相談者は名前や年齢を明かさなくていい。普段は平日の午後5時15分までだが、強化週間は平日午前8時半~午後7時、土日は高松法務局が午前10時~午後5時に広げる。

「友達に無視されている」「友達の輪に入れない」―。夏休み前にそんな悩みを抱えた子どもからは、休み明けが近づくにつれ「再び友達と顔を合わせるのが怖い」「自分が存在していいのか」と深刻な声が寄せられるという。

昨年度は70件の相談があり、強化週間中はうち7件だった。最近は小中学生が自らかけてくることが増えたという。

人権擁護委員として12年間、「一人で抱え込まないで」と相談に応じてきた女性(76)はこう呼び掛ける。

「近くにいることはできないけど、あなたが好きなときに好きなだけ、声で寄り添うことができる。だから話して」(高井美咲)

中高生、高知市執行部に提案 模擬議会で地域振興・防災施策

中高生が執行部に質問した「こうち志議会」(高知市議会本会議場)
中高生が執行部に質問した「こうち志議会」(高知市議会本会議場)

(高知新聞 2022 年 8 月 26 日掲載)

市政に対する理解を深めてもらおうと高知市と市教委は25日、中高生による模擬議会「こうち志議会」を市議会本会議場で開いた。20校21人が学校環境や防災対策について市執行部をただした。

年1回の模擬議会は新型コロナウイルスの影響で2年前は休止し、昨年はオンラインで開催。今年は3年ぶりに市内の中学校と高知商業高校の生徒が議場に座り、議員や議長を務めた。

城北中3年の山本苺花(いちか)さんは他県の商店街の取り組みを紹介し、「最近地元の商店街が寂しい。オンラインショップを立ち上げたり、中学生が商店街のPR動画を作成したりして全国に発信してはどうか」と提案。岡﨑誠也市長は「動画の発信は活性化につながる。実現に向けて商店街の振興組合の意見を取り入れ、検討していきたい」と応じた。

生徒らは「南海トラフ地震を総合的に学べる拠点を」「猛暑の中、音楽室や美術室などエアコンのない教室がある。体調不良を訴える生徒もおり、導入を進めてほしい」などと対応を求め、市幹部が現状の取り組みや予算状況を説明した。

議長を務めた高知商業高3年の頼美樹さんは「学校周辺の地域課題も多く、刺激になった。将来は報道の仕事に就いて行政の課題を発信したい」と意気込んでいた。(高井美咲)

 

高知の子どもたちや教育に関するニュースは高知新聞Plusでご覧いただけます。

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

関連するキーワード

LINE公式アカウントで
最新情報をチェック!

  • 週に2回程度、ココハレ編集部のおすすめ情報をLINEでお知らせします。

上に戻る