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子どもに無料で食事を提供。高知県初の「フードリボン」活動が高知市の「健康志向食堂おびやまち店」で始まりました

皆さんは「フードリボン」という活動をご存じですか?子どもたちが安心して食事できる環境をつくろうと、飲食店に寄せられた寄付金を基に、食事を無料で提供する新しい子ども食堂の形です。全国で 100 店以上の飲食店がこの活動に参加しています。

高知市帯屋町 2 丁目の帯屋町チェントロ 2 階にある「健康志向食堂おびやまち店」が、この取り組みに賛同し、高知県内で初めてスタートさせました。

フードリボンの利用時間は火~土曜の午後 4~6 時。店舗では、子どもたちの食事提供に交換される 1 口 200 円の寄付も募集しています。

子ども駆け込める食堂に 高知市の食堂が食事無料提供 1口200円の寄付も募集

食事のチケットを貼ったボードを手に、「おなかと心を満たす食堂にしたい」と話す田村ひとみ店長(高知市の健康志向食堂おびやまち店)
食事のチケットを貼ったボードを手に、「おなかと心を満たす食堂にしたい」と話す田村ひとみ店長(高知市の健康志向食堂おびやまち店)

(高知新聞 2022 年 12 月 20 日掲載)

子どもたちが安心して駆け込める食事の場をつくろうと、「健康志向食堂おびやまち店」(高知市帯屋町2丁目)が「フードリボン」活動に取り組んでいる。1食分の食事と交換できるチケットを並べ、小学生以下の子どもに自由に取ってもらう仕組み。同店は「おなかがすいたら気軽に来て」と呼び掛け、チケット代の寄付も募っている。

フードリボンは一般社団法人「ロングスプーン協会」(千葉県)が、飲食店を中心とした子ども食堂の形として昨年5月から推進。支援者に1枚200円のチケットを購入してもらって寄付を集め、参加店が子どもに食事を無料で提供する。

健康志向―の田村ひとみ店長(63)が全国の子どもの約7人に1人が貧困状態にあることや、フードリボン活動を知って感銘を受け、11月15日に始めた。活動には同月末時点で全国107店が参加しており、県内第1号となった。

店では、入り口近くのホワイトボードに「モリモリ食べてネ!」など賛同者のメッセージと、寄付分のチケットを貼り付けている。1枚でご飯と、季節の食材で作ったおかずが提供される。田村店長は「自分の子どもに食べさせたい料理を出すのが、食堂のコンセプト。親子で来て、子どもだけチケットを利用してもOKです」と話す。

店は帯屋町チェントロの2階。フードリボンの利用時間は火―土曜の午後4~6時。1口200円の寄付も受け付けている。(松田さやか)

 

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この記事の著者

森本 裕文

森本 裕文

高1の長男、中2の長女の4人家族。理論派のO型組(私と長女)と、感覚派のB型組(妻と長男)でいつも楽しく抗争中。1979年生まれ。

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