夢はプロのダンサー!赤岡小の村上樹李さんが全国コンテストで優勝しました!|週刊高知の子どもニュース(2023年3月27日~4月2日)
ダンスの全国コンテスト「マッドフレーバー 2022 ファイナル」で、香南市の赤岡小学校 4 年、村上樹李さんが優勝しました。夢はプロのダンサーとしてステージで活躍することです。
2023 年 3 月 27 日 ~ 4 月 2 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。
目次
海外講師がデッサン教室 子どもたち「描く楽しさ」実感 大月町
(高知新聞 2023 年 3 月 27 日掲載)
デンマークの国立アニメ教育機関の講師によるデッサン教室が26日から、大月町小才角の創作・交流拠点「COSA(コーサ)」で始まった。町内外の子どもたちが指導を受け、描く楽しさを実感していた。
同町でアニメ教育に取り組む「あにめのいろは」(間崎真由子代表)と町の主催。「あにめの―」は2019年に同国の講師を招いて合宿講座を開催し、新型コロナウイルスの影響を受けた20、21年にはオンライン講座を行っていた。
この日は同町と宿毛市から4~7歳の子ども10人が参加。「自分とベストフレンド」をテーマに、色鉛筆やパステルを使って描く子どもたちに、講師のアルチョム・アレクシーヴさん(51)は「はっきりと色を塗ろう」などとアドバイスをした。
ぬいぐるみと遊ぶ様子を描いた長谷川美都ちゃん(6)=弘見=は「描くのがもっと好きになった」と笑顔を見せていた。(坂本出)
もしもの備え「自分事」に 土佐市蓮池小6年生が防災小説 地震時「命つなぐ」物語
(高知新聞 2023 年 3 月 28 日掲載)
土佐市の蓮池小学校6年生34人が南海トラフ地震発生時の自身の状況を想像した防災小説を書き、このほど同校が冊子にまとめた。児童は「読む人にも防災意識を高めてほしい」と呼びかけている。
国語をはじめ、防災教育にも力を入れている同校。書く力の向上に加え、震災時をイメージし防災意識を持ってもらおうと昨年9月、土佐清水市の清水中学校などで防災小説執筆を指導する慶応大学の大木聖子准教授に助言を受けた。
物語は〈20XX年12月16日(平日)午後4時42分 南海トラフ地震発生 その時、私は…〉〈必ずハッピーエンドで終わる〉と設定。児童はそれぞれ置かれた状況を具体的に想像しながら約800字の物語を仕上げた。
佐竹優芽さん(12)は自宅で強い揺れに襲われた後、家族と避難所へ行ったと想定。ライフラインが止まるなどで周囲の人の表情が暗かったが、女の子に「トランプせん?」と声をかけると笑顔になれた―と書いた。佐竹さんは「身を守ることや避難先でやれることを自分事として考えるようになった」と話す。
200部作製したA5判124ページの冊子のタイトルは「命をつなぐ」。担任の福田裕也教諭(25)は「子どもたちは災害ニュースに対して敏感になり、防災意識もより高まった」と効果を強調した。冊子は、他の市内11小中学校や市複合文化施設「つなーで」内の市民図書館などに寄贈される予定。(谷川剛章)
高知県内唯一の中学バスケクラブ「Kochiクレイジーダイヤモンド」が奮闘中 結成3年で2度目の全国 部活以外の受け皿に
(高知新聞 2023 年 3 月 29 日掲載)
香南市を拠点に活動する県内唯一の中学生バスケットボールクラブチーム「Kochi Crazy(クレイジー) Diamond(ダイヤモンド)」が結成3周年を迎える。公式戦の機会が限られる中でチームは着実に成長し、全国大会に出場。学校にバスケ部がない生徒や部活動になじめなかった生徒らの受け皿ともなり、メンバーは1年目の倍以上に増えている。
クラブの監督は同市の介護士、山田龍成さん(41)。ボランティアでミニバスケットボール教室の指導を担ううち、他県では当たり前のクラブチームが高知にないことや、部活内の人間関係などが原因で競技を離れる子がいる現状を知り、2020年4月にクラブを立ち上げた。
高知市などを含めた生徒10人で始動し、香南市の吉川小学校体育館などで週5回練習。学校の部活動に比べると移動に時間を取られ、県内ではクラブが出場できる公式大会が年1回しかないなど競技環境に恵まれているとは言えない。それでも高校バスケ部や県外クラブとの練習試合を重ねて力をつけた。
その結果、21、22年度はU―15選手権県予選で学校チームを抑えて優勝。メンバーの2人は国体選手にも選ばれた。ただ、山田さんは「勝つことだけが目的ではない。部活に入れない子たちの受け皿でありたい」と強調する。
高知市の学校に通うメンバーの一人は部活の指導方針が合わず、退部してクラブに入った。「ここでは安心してバスケが続けられ、さらに上を目指したくなった」と笑う。学校にバスケ部がなかったというキャプテンの山田仁大さん(15)=香我美中3年=は「最初から全国を目指したわけではないが、練習するうちに同じ目標に向かって気持ちが一つになった」とチームの成長を振り返る。
強豪として名を上げたこともあってメンバーは現在23人に増え、中には宿毛市から通う生徒もいる。3年生6人はこの春卒団するが、それぞれ高校でバスケを続けるという。
4年目のチームが目指すのは、まだ成し遂げていない全国での1勝だ。監督の山田さんは「生徒たちのやる気を大切に、こつこつと目標に近づいていきたい」と話している。(深田恵衣)
潮江中生28人 校区内を清掃 高知市
(高知新聞 2023 年 3 月 29 日掲載)
高知市塩屋崎町1丁目の潮江中学校の生徒らがこのほど、校区内の竹島公園(同市竹島町)と周辺の道路で清掃活動を行った。
同校生徒会は2022年度から地域との交流を深めようと、校区内の子ども食堂を取材して生徒にPRしたり、筆山の草刈りに参加したりしてきた。ただ今冬、同公園で夜間に、中学生とみられる子どもが学習ノートを燃やすなどの火遊びを行い、周辺住民から同校に苦情が寄せられた。
そこで、同校生徒会などが「中学生の良い面もアピールしたい」と清掃を企画。生徒28人が1時間半ほど、近くの保育園職員や住民らと一緒に公園や、用水路などを清掃し、空き缶やペットボトルなどを拾い集めた。
生徒会長の2年、菊本百芳(ももか)さん(14)は「きれいになると気持ちいいし、みんな楽しくできた。春からも地域と関わる活動を続けたい」と話した。(新田祐也)
ダンス日本一! 赤岡小4年の村上樹李さん 猛練習の末栄冠「夢はプロダンサー」 香南市
(高知新聞 2023 年 3 月 30 日掲載)
ダンスの全国コンテスト「マッドフレーバー2022ファイナル」でこのほど、香南市の赤岡小学校4年、村上樹李さん(10)が優勝した。猛練習の末に栄冠をつかみ、「頑張ったかいがあった」と喜んでいる。
コンテストは19日に滋賀県で開催され、各地区予選を勝ち抜いた15歳以下の子どもたちが、年齢別にソロやチームでダンスの腕前を競った。「絶対に勝つ」という強い気持ちで挑んだという村上さんは、ライバルからも「きょうの踊りは最高」と絶賛されるパフォーマンスを披露。42人が出場した9~10歳のソロ部門で頂点に立った。
キャリアはまだ2年半ほどで、高知市でレッスンを受け、帰宅後は日付が変わるころまで復習する日々。ターンしながら大きく足を開いてジャンプする大技を決めるため、体力と筋力づくりに体操教室にも通った。
「毎晩気づけば時間がたっていて、いつの間にかリビングの床で寝ていたこともあった」というほど猛練習。そのかいあって、コンテストでは「止まるところでばしっと決めて、しなやかな部分は力を抜いて踊れた」とほほ笑む。
夢はプロのダンサーとしてステージで活躍すること。「4年生最後の大会で目標だった優勝ができてよかった。これからも練習を続け、年齢が上の部門でも優勝したい」と目を輝かせた。(深田恵衣)
高知の子どもたちや教育に関するニュースは高知新聞Plusでご覧いただけます。