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ぶしゅこーん、知ってる?東中筋小学校と幡多農業高校の子どもたちが作りました!|週刊高知の子どもニュース(2023年6月12~18日)

ぶしゅこーん、知ってる?東中筋小学校と幡多農業高校の子どもたちが作りました!|週刊高知の子どもニュース(2023年6月12~18日)

四万十市の幡多農業高校と東中筋小学校の子どもたちが「ぶしゅこーん」を作りました。

「ぶしゅこーん」は四万十市特産のブシュカンを使ったスコーンのこと。ブシュカンのマーマレードが使われているそうです。おいしそうですね!

2023 年 6 月 12 ~ 18 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

本年度末で閉校の橋上小児童、最後の田植え 宿毛市

(高知新聞 2023 年 6 月 14 日掲載)

農業体験を通じて、地域住民と交流を深めようと宿毛市橋上町橋上の橋上小学校の児童6人がこのほど、農家らと一緒に田植えに汗を流した。

丁寧に苗を植え付ける児童ら(宿毛市橋上町橋上)
丁寧に苗を植え付ける児童ら(宿毛市橋上町橋上)

橋上小は本年度末で閉校となるため、30年以上続く田植えは9日で最後。学校近くの約500平方メートルの田んぼに、もち米の苗を植え付けた。

恐る恐る田んぼに素足を突っ込んだ子どもたちは、「足が抜けない!」と声を上げた。住民から「苗の根に近い場所を持って」などと指導を受けながら、3~5本をつかみ、20センチほどの間隔を空けながら丁寧に植えていった。

初めて田植えをしたという3年の井上綜馬君(8)は「足がぬちょっとして楽しかった」と笑顔。6年の竹村優衣さん(11)は、「地域の人が丁寧に教えてくれるけど何回やっても難しい。最後の年だからたくさん実ってほしい」を豊作を願った。農家の沢近充典さん(76)は「子どもたちと一緒だと元気が出る。時々、苗の成長を見に来てほしい」と話していた。

秋には約50キロの収穫を見込んでいる。(坂本出)

花の寄せ植え楽しい 児童6人が仕事体験 南国市

(高知新聞 2023 年 6 月 15 日掲載)

子どもたちに地元の仕事に愛着を持ってもらう「ものべおしごと体験博」がこのほど、南国市篠原のマルニガーデンで開かれた。市内の小学生6人が、花の寄せ植えを体験しながら商品作りの心構えなどを学んだ。

買い手の気持ちに立った花の寄せ植えに挑戦する児童(南国市のマルニガーデン)
買い手の気持ちに立った花の寄せ植えに挑戦する児童(南国市のマルニガーデン)

物部川DMO協議会の主催で、3月の四国銀行山田支店に続いて2カ所目。NHK連続テレビ小説「らんまん」の放送で植物への関心が高まっており、植物や園芸用品を取り扱うマルニガーデンに協力を得て11日に開催した。

買い手の気持ちに立った商品作りを体験してもらうため、参加者は母への贈り物をイメージした寄せ植えに挑戦。サンビタリアやニチニチソウなどから好きな花の苗を選び、鉢に植え付けた。

出来上がった商品を短いフレーズでPRするポップ作りでは、花の名前や母への思いを「いつも輝くダイヤモンドたち」「リラックスタイム」などと絵や模様を盛り込んで表現。最後に、完成品を販売用として店頭に並べた。

ポップに「SMILE CANDY」と書いた大篠小5年の山本雪乃さん(10)は「植え付けの作業は楽しかったけど、ポップに書く言葉を考えるのが難しかった。お母さんに毎日笑顔で過ごしてほしいとの思いで作りました」と話していた。(海路佳孝)

ブシュカン材料に菓子作り 幡多農高生と東中筋小児童 四万十市

(高知新聞 2023 年 6 月 16 日掲載)

四万十市特産のブシュカンを広く知ってもらおうと、同市古津賀の幡多農業高校の生徒がこのほど、東中筋小学校の児童と菓子の「ぶしゅこーん」(スコーン)作りを楽しんだ。

ブシュカンを材料にしたスコーン作りに励む高校生と児童(四万十市の幡多農業高校)
ブシュカンを材料にしたスコーン作りに励む高校生と児童(四万十市の幡多農業高校)

同高校生活コーディネート科が2016年度から毎年開催。今回は13日に、同科の3年生17人と東中筋小の1、2年生17人で取り組んだ。

薄力粉を混ぜ、牛乳やブシュカンのマーマレードを加えて生地をこねこね。生徒は「上手ー!」と声をかけて見守りながら、お菓子作りを手伝った。

2年の西田将斗君(8)は「こねるのが楽しかった」と笑顔。宮地優花さん(17)は「子どもたちがブシュカンを知ってくれてうれしい。持ち帰って、家でも広めてもらいたい」と話していた。(川田樹希)

カツオ一本釣りはSDGs 久礼小児童が地元文化学ぶ 中土佐町

(高知新聞 2023 年 6 月 18 日掲載)

中土佐町久礼の久礼小学校でこのほど、特別授業「久礼のかつお学校」が行われ、6年生25人がカツオを取り過ぎない一本釣り漁、残ったあらまで無駄にしないカツオ堆肥など、SDGs(持続可能な開発目標)の観点から地元のカツオ文化を学んだ。

カツオの骨がちらほら残る堆肥のにおいを嗅ぐ児童(中土佐町の久礼小学校)
カツオの骨がちらほら残る堆肥のにおいを嗅ぐ児童(中土佐町の久礼小学校)

カツオの町でも進む魚食離れを食い止め、江戸時代以来の文化を知ってもらおうと昨年、久礼大正町市場が企画。今年から町教委も予算を組み、町内の小中学校で展開することになった。

15日は市場で鮮魚店を営む田中隆博さん(62)が講師を務め、一本釣りについて「網漁と違い、さおが届く範囲で取る。400年前から続く一本釣りは今、資源を大切にする最先端の漁」と児童に説明した。

生食に向かない身「ゴシ」は節に、尾っぽの骨はつまようじにするなど、地元ならではの活用術も紹介。あらや内臓を発酵させた堆肥も見て、堆肥で作った朝どれの生トウモロコシを試食し「梨みたい!」と興奮していた。

カツオの頭は伊勢エビなど他の漁の餌に使うと聞いた小林仁成君(11)は「じいじと沖でかごに入っちゅう頭を見た。無駄にせんためか」と得心。山中江梨佳さん(11)は「400年続くことが環境にもいいって知らなかった。カツオがもっとおいしく感じられると思います」と話していた。(蒲原明佳)

 

高知の子どもたちや教育に関するニュースは高知新聞Plusでご覧いただけます。

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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