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スポーツクライミングに挑戦!土佐町の子どもたちが体験会に参加しました|週刊高知の子どもニュース(2023年7月3~9日)

スポーツクライミングに挑戦!土佐町の子どもたちが体験会に参加しました|週刊高知の子どもニュース(2023年7月3~9日)

佐川おもちゃ美術館、被爆ピアノ演奏…高知の子どもたちのニュースをお届けします

土佐町の小学生を対象にしたスポーツクライミングの体験会が開かれました。1~ 5 年生 13 人がそり立つ壁の攻略に汗を流しました。

2023 年 7 月 3 ~ 9 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

土佐町の児童13人 4メートルの壁に挑む! スポーツクライミング体験会

(高知新聞 2023 年 7 月 5 日掲載)

土佐町の小学生を対象にしたスポーツクライミングの体験会がこのほど、本山町吉野の吉野クライミングセンターで開かれ、1~5年生13人がそり立つ壁の攻略に汗を流した。

カラフルな突起物に手をかけて、スポーツクライミングを楽しむ子どもたち(本山町の吉野クライミングセンター)
カラフルな突起物に手をかけて、スポーツクライミングを楽しむ子どもたち(本山町の吉野クライミングセンター)

土佐町のスポーツクラブで子どもたちを教えている谷泰久さん(47)が、「田舎の子もいろいろなスポーツを体験し、世界を広げてもらいたい」と企画。2021年の東京五輪から競技種目に採用されたサーフィンやスケートボードなど5競技の体験会を6月下旬から町内外で開いてきた。

2日は、県山岳連盟所属で国体出場経験もある野田由美子さん(55)=大豊町=が講師を務め、児童は高さ4メートルの壁を命綱なしで登るボルダリングに挑戦。指定された色の突起物(ホールド)のみをつかんだり、足場にしたりしながらゴールを目指した。

子どもたちは「サルになったみたい」「下りるのもめっちゃ怖い」などとはしゃぎながら、次々にコースをクリア。土佐町小学校5年の北田朔さん(10)は「斜めになっている壁を登るのが難しかった。次は(高さ15メートルの)壁の一番上まで登りたい」と話していた。(谷沢丈流)

泳いで森と水に感謝 シドニー五輪4位の萩原智子さんら「水ケーション」授業 須崎市

(高知新聞 2023 年 7 月 5 日掲載)

シドニー五輪女子200メートル背泳ぎ4位の萩原智子さん(43)=東京都=と一般社団法人「森と未来」代表理事の小野なぎささん(39)=同=から、水と森のつながりを学ぶ授業が4日、須崎市の多ノ郷小学校であった。4年生25人はプールいっぱいの透明な水に感謝しつつ、水泳の楽しさを学んだ。

元五輪選手の萩原智子さんと楽しみながら、水の大切さを学ぶ児童ら(須崎市の多ノ郷小学校)
元五輪選手の萩原智子さんと楽しみながら、水の大切さを学ぶ児童ら(須崎市の多ノ郷小学校)

萩原さんと小野さんは2015年から「水ケーション」と名付けた授業を全国で展開。須崎市内でも16年から毎年実施してきた。

まず教室で、萩原さんが世界のプールを写真で見せた。水の確保が難しく、緑色に濁ったプールで泳いだ経験を話し、「豊かできれいな水があることはすごく幸せです」と伝えた。雨水をろ過して川に流す森林の役割も学習。小野さんは「みんなが生まれた時にもう森があったのは、一生懸命に木を植えた人がいたからだよ」と語りかけた。

水着に着替えてプールに繰り出した児童は、萩原さんから蹴伸びのこつを学んだり、浮力を感じて遊んだり。萩原さんが一人で児童全員をつかまえる鬼ごっこでは、泳ぎが苦手な児童も最後まで逃げ、楽しんだ。

川越結人さん(9)は「萩原さんが潜ってそばまできた時、速っ!て思った」。最後はプールに「ありがとうございます!」と声をそろえて礼をした。(蒲原明佳)

大規模災害への備え学ぶ 香長中生が避難所運営体験 南国市

(高知新聞 2023 年 7 月 7 日掲載)

南海トラフ地震や豪雨災害に備えようと、南国市大そね乙の香長中学校の全校生徒約550人が6日、通学路上の避難場所の確認や避難所運営訓練などを行い、命を守る力を養った。

津波避難タワーの設備を学ぶ香長中学校の生徒(南国市浜改田)
津波避難タワーの設備を学ぶ香長中学校の生徒(南国市浜改田)

同中は2023年度、県が進める防災教育の拠点校に指定されている。防災マップの作成に取り組む1年生は数人のグループに分かれて、通学路の避難場所や倒壊の恐れがあるブロック塀などの危険箇所を点検した。

同市浜改田の津波避難タワーでは、浜改田防災連合会のメンバーが防災倉庫などを案内し、「屋上にはヘリが着陸でき、負傷者の搬送ができる」「太陽光発電で電源を確保できる設備もある」などと説明。生徒はタブレットで撮影したり、メモを取ったりしながら、「この備蓄品はどれくらいの数がありますか?」などと熱心に質問していた。

2年生は市食生活改善推進協議会の指導で備蓄の大切さや防災食の調理方法について学習。3年生は避難所運営訓練を行い、パーティションや段ボールベッドの組み立てを体験した。

3年の川崎葵衣さん(14)は「避難所運営訓練では居住地ごとにスペースを分けたり、けが人に対応する場所を設けたりする方法があることを初めて知った。自分たち中学生も運営をサポートできるようにしたい」と話していた。(海路佳孝)

中学生の思い熱く 宿毛市で弁論大会

(高知新聞 2023 年 7 月 7 日掲載)

中学生が自身の考えや意見を述べる弁論大会がこのほど、宿毛市中央2丁目の宿毛文教センターで開かれ、7校の14人が思いを熱く語った。

14人の中学生が熱い思いを語った弁論大会(宿毛市中央2丁目の宿毛文教センター)
14人の中学生が熱い思いを語った弁論大会(宿毛市中央2丁目の宿毛文教センター)

4日は、市内6校と愛媛県愛南町の篠山中学校の生徒が登壇し、海洋環境の保全や、相手を思いやって言葉を伝える大切さ、地域おこしへの思いなどをテーマに話した。

ジェンダーレス制服の導入が必要だと訴えた宿毛中3年の浜口琳音さん(14)は、男らしさや女らしさに縛られることなく誰もが自分らしく生きられる社会の実現に向け、「自分と他人を比較せず、社会全体が個人を尊重する大切さを積極的に学べる環境づくりが必要だ」と語りかけた。

大会は「社会を明るくする運動」の一環で同市教育委員会が毎年開催。大会後には、同運動の宿毛地区での決起集会も開かれた。(坂本出)

佐川町に「佐川おもちゃ美術館」 木のおもちゃや遊具、約300種類 子どもたち大はしゃぎ! 7/15開館

(高知新聞 2023 年 7 月 7 日掲載)

ぬくもりたっぷり、木のおもちゃ―。佐川町で15日に開館する「佐川おもちゃ美術館」で6日、地元の保育園児を招いて内覧会が開かれた。

広々とした空間に、多種多様な木のおもちゃが取りそろえられた佐川おもちゃ美術館(佐川町加茂)
広々とした空間に、多種多様な木のおもちゃが取りそろえられた佐川おもちゃ美術館(佐川町加茂)

町の自然や植物、町出身の植物学者、牧野富太郎博士をテーマにした館内には約300種類の木のおもちゃや遊具があふれ、まるで里山にいるかのよう。杉やヒノキの優しい香りに包まれて、子どもたちは多種多様な木のおもちゃに大はしゃぎした。

おもちゃ美術館は、国道33号沿いで6月にオープンした「まきのさんの道の駅・佐川」の敷地内に併設。この日は町内の3保育園の園児約100人が訪れた。

山や丘、森といった町内の自然をイメージした里山のような館内に、子どもたちは「めっちゃ広い」と大喜び。卵形の球がたっぷり入ったプールで泳いだり、町出身の植物学者、牧野富太郎博士のようにおもちゃの花を摘んだりして仲良く遊んでいた。

永野保育所の谷岡蒼都(あおと)ちゃん(6)は「おもちゃがいっぱいで、おままごとができて楽しかった。また来たい」と目を輝かせていた。(乙井康弘)

 

ココハレの「おでかけスポット」で紹介しています。
佐川おもちゃ美術館|「まきのさんの道の駅・佐川」の隣に7月15日オープン!牧野富太郎博士にちなんだ新スポットで、木のおもちゃを楽しもう!

被爆ピアノで平和願う 高知市の一宮東小児童が演奏

(高知新聞 2023 年 7 月 8 日掲載)

1945年8月6日に、広島原爆で被爆したピアノの演奏会が7日、高知市の一宮東小学校(全校児童328人)で開かれた。児童はピアノの調べに聞き入り、平和に思いをはせた。

被爆ピアノを演奏する児童 (高知市一宮東町1丁目の一宮東小)
被爆ピアノを演奏する児童 (高知市一宮東町1丁目の一宮東小)

爆心地から1.8キロ離れた民家で、17歳の少女が使っていた「ミサコのピアノ」。ガラスの破片が無数に刺さるなどして音が出ない状態だったが、2005年に調律師で被爆2世の矢川光則さん(71)=広島市=が修復した。今回、県内6度目となるコンサートに合わせて同校を訪問した。

この日、矢川さんが「(ミサコさんが)昭和6、7年ぐらいに買ってもらったもの。中の部品はあまり変えてません」などと紹介し、教頭が被爆ピアノを扱った絵本を読み上げた。児童1人がピアノを演奏し、全員で被爆者の思いを歌った「折り鶴」を合唱して、平和への思いを新たにした。

ピアノを弾いた5年の浜中海琥珀(みく)さん(10)は「多くの傷があって、原爆の恐ろしさ、戦争の怖さが分かった」と話し、「ピアノを普通に弾けるのが、平和だと思った」。他の児童は「被爆したとは思えないきれいな音色」などと語っていた。(田代雄人)

高知県室戸市の園児が交通安全の七夕飾り

(高知新聞 2023 年 7 月 8 日掲載)

室戸署で7日、室戸市のむろと保育園の園児15人が交通安全啓発の七夕飾りを作り、無事故を願った。

「じこがなくなりますように」との交通安全への願いや、「どうろからとびださない」などルール順守を呼びかけるメッセージのほか、「おひめさまになりたい」といった自分の夢を短冊に書いて飾り付け。童謡「たなばたさま」を歌い、願いを空に届けた。

児童ら明徳中・高生と化学実験 ミカンの皮成分を確認 高知市の牧野植物園

(高知新聞 2023 年 7 月 9 日掲載)

高知県立牧野植物園(高知市五台山)に5月にオープンした研究棟「植物研究交流センター」のキッズラボで8日、年長から小学6年生までの児童約30人がミカンの皮に含まれる成分を調べる実験に取り組んだ。

明徳義塾中高の生徒の手助けでミカンの皮を使った実験を行う児童たち(高知市の牧野植物園)
明徳義塾中高の生徒の手助けでミカンの皮を使った実験を行う児童たち(高知市の牧野植物園)

今月、同園と連携協定を結んだ第一薬科大学(福岡市)と、明徳義塾中高校が共同で企画。植物などに由来する漢方や生薬の効能を調べている同大の森永紀(おさむ)教授(49)が実験を指導し、同中高の生徒10人が児童を手伝った。

子ども用の白衣を着た児童たちは、「すっぱい匂いがする」と言いながら乾燥させたミカンの皮を乳棒でゴリゴリ。すりつぶした粉末とメタノールを混ぜてろ過した黄色の液体を用い、皮にポリフェノールが含まれていることを確認する二つの実験を行った。

まず、塩化鉄水溶液を加えると、黄色の液体が黒色に。次にマグネシウムと塩酸を入れると、発生した水素が作用して赤っぽく変化。児童たちは「めっちゃ泡が出ゆう」と喜びながら色の変化を観察した。

その後、森永教授らが二つの変化によってポリフェノールが含まれていることが確認できると解説。明徳中高の生徒がブドウや緑茶、青いバラにも含まれていることなどを紹介した。

須崎市の浦ノ内小2年の西尾優さんは「理科の実験は初めて。皮をすりつぶすのは疲れたけど楽しかった」。明徳高3年の朴槿娥(パククンア)さんは、「子どもたちが『不思議~』と言いながら、一生懸命に実験に取り組んでいてかわいかった」と話していた。(加藤風花)

そうめん流しで60人交流 安芸市で「ふれあい教室」

(高知新聞 2023 年 7 月 9 日掲載)

安芸市奈比賀の市教育支援センター「ふれあい教室」で8日、そうめん流しが行われ、同市内の親子ら60人が参加。竹を切って自分で作った器と箸でそうめんを味わった。

そうめん流しを楽しむ参加者(安芸市奈比賀)
そうめん流しを楽しむ参加者(安芸市奈比賀)

学校に行きづらい児童、生徒が通う同教室を、市内の小中学生や保護者に知ってもらい、交流の場にしようと10年ほど前から体験型イベントを行っている。新型コロナウイルスの影響で2020年度以降は中止されていたが、本年度は今回を皮切りに計6回のイベントを開く。

会場の旧川北小学校奈比賀分校で、参加者はのこぎりとナイフを使って、器などを製作。屋外に設置された約10メートルの竹の樋(とい)沿いに集まった子どもたちは、そうめんが流されると「とられたー」「もっと流して」と、はしゃぎ声を上げていた。

佐野紅瑠美さん(10)=土居小4年=と愛紅美(なごみ)さん(7)=同2年=は「竹を使う流しそうめんは初めてで楽しかった。自分でお箸を作るのも面白かったし、上手につかめた」と話していた。(宮内萌子)

中筋川はきれいかな? 宿毛市で児童ら生き物採取し調査

(高知新聞 2023 年 7 月 9 日掲載)

宿毛市の平田小学校と、三原村の三原小学校の児童計29人がこのほど、同市平田町黒川の中筋川で水生生物を採取し、水質を調べた。

中筋川で捕まえた生き物を観察する子どもたち(宿毛市平田町黒川)
中筋川で捕まえた生き物を観察する子どもたち(宿毛市平田町黒川)

7月の「河川愛護月間」に合わせ、中筋川ダムを管理する国土交通省渡川ダム統合管理事務所が1990年ごろから実施している。

川辺に集合した子どもたちは早速、じゃぶじゃぶと勢いよく川へ。川底の石を持ち上げては裏返し、「いたいた!」と網や素手でサワガニやカワニナなどを捕まえた。

7日は水質が良い川に生息するカワゲラ類や、ヒラタカゲロウ類も多数発見。周辺の水が同省などの指標で5段階のうち最上位の「きれいな水」であることを確認し合った。

夏場に水遊びに来るという三原小の金城真仁(まなと)君(10)は、「汚い川では泳ぎたくないから、川にあったごみを持ち帰ったこともある。これからも大切にしたい」と話していた。(坂本出)

 

高知の子どもたちや教育に関するニュースは高知新聞Plusでご覧いただけます。

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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