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【イチ押しニュース】ひとり親家庭にITスキルと就労支援を。「デジタル人材育成プログラム」が高知市で始まります

高知県が実施した「ひとり親家庭」の調査では、年間就労収入が 200 万円未満の母子世帯は 46.3 %。父子世帯を含め 7 割以上が「家計が苦しい」と回答しています。

ひとり親家庭の就労を支援する「デジタル人材育成プログラム」が高知市で 11 月 26 日から始まります。「ひとり親家庭支援センター」を運営するNPO法人「GIFT(ギフト)」と、IT関連企業「SHIFT PLUS(シフトプラス)」が協働し、パソコン技術を身に付ける講座を開きます。就職活動の支援も受けられます。

県内でもIT人材が不足する中、デジタル技術の習得で、仕事の選択肢が広がりそうです。

仕事の選択肢を増やして…ひとり親家庭にPC講座、NPOが就労支援 高知市で11/26から

ひとり親世帯の就労支援へノートパソコン20台が贈られた式典(高知市駅前町の「SHIFT PLUS」)
ひとり親世帯の就労支援へノートパソコン20台が贈られた式典(高知市駅前町の「SHIFT PLUS」)

(高知新聞 2022 年 11 月 17 日掲載)

高知県内のひとり親家庭の就労安定を目指す連続講座「デジタル人材育成プログラム」が今月下旬に高知市内で始まる。主催するNPO法人「GIFT」(同市万々、田埜(たの)千晴理事長)は「パソコン技術を身に付け、仕事の選択肢を増やしてほしい」と参加者を募っている。

県が2021年度に行ったひとり親家庭等実態調査によると、年間就労収入が200万円未満の母子世帯は46・3%に上り、父子世帯を含め7割以上が家計が苦しいと回答。約3割が「技術・資格取得」の支援を望むとしていた。

こうした状況を受け、「ひとり親家庭支援センター」(同市旭町3丁目)の運営も担う同法人が、IT関連企業「SHIFT PLUS」(同市駅前町)と協働で講座を企画した。

講座は今月26日から来年2月まで全6回(計18時間)。ワードやエクセルなどの基礎・応用技術を学び、就職活動の支援も受けられる。パソコンは無料で貸し出す。対象は、ひとり親世帯の保護者と高校生以上の子ども。参加費1万円。定員20人で20日締め切り。問い合わせは同法人(088・881・7503)へ。

15日にはSHIFT PLUSと、グループ会社のエスエヌシー(大阪市)がノートパソコン20台を同法人に寄贈した。(松田さやか)

 

高知のニュースは高知新聞Plusでご覧いただけます。

この記事の著者

武田茉有子

森本 裕文

高1の長男、中2の長女の4人家族。理論派のO型組(私と長女)と、感覚派のB型組(妻と長男)でいつも楽しく抗争中。1979年生まれ。

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