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高知県立牧野植物園|お散歩やピクニックにぴったり!高校生以下は入園無料です

高知県立牧野植物園|お散歩やピクニックにぴったり!高校生以下は入園無料です

NHK朝ドラ「らんまん」のモデル・牧野富太郎博士が愛した植物が楽しめます

高知県立牧野植物園は高知市五台山にあります。広さ約 8 ヘクタールの園内で、「日本の植物分類学の父」と呼ばれる牧野富太郎博士にゆかりのある 3000 種類以上の植物などが楽しめます。

ピクニックにおすすめの「こんこん山広場」や、五感で植物を感じられる「ふむふむ広場」は子どもたちに人気で、家族のおでかけにぴったりです。

2023 年春のNHK連続テレビ小説で、牧野博士をモデルにした「らんまん」が放送されています。主人公の槙野万太郎を演じるのは、俳優の神木隆之介さん。江戸時代末期の高知をスタートに、植物学者である槙野万太郎の植物愛あふれる人生が描かれます。

牧野植物園では、牧野博士が愛した植物はもちろん、博士の生涯や功績を紹介するパネル、書斎なども展示しています。

※ 2023 年 5 月 26 日更新。植物研究交流センター、駐車場の情報を追記しました。

お子さま連れの方へ

  • ベビーカーは園内で利用できます。無料貸し出しも行っています
  • おむつ台は園内 6 カ所の多目的トイレにあります
  • 授乳室は牧野富太郎記念館本館と中門の 2 カ所にあります

施設概要

施設名 高知県立牧野植物園
運営 公益財団法人高知県牧野記念財団
所在地 高知県高知市五台山 4200-6
電話番号 088-882-2601
利用時間 開園時間:9:00~17:00(最終入園 16:30)
休園日:年末年始(12 月 27 日~1 月 1 日)。メンテナンスのため休園することがあります
ご利用方法 入園料:大人 730 円、高校生以下は無料です
駐車場 無料。225 台分あります
7 月 15 日(土)~8 月 31 日(木)の土日祝日は高知新港から無料シャトルバスが運行します。8 月 11 日(金・祝)~16 日(水)は毎日運行します
URL https://www.makino.or.jp/

マップ

詳細情報

牧野植物園は植物分類学の父・牧野富太郎博士の功績を広く伝えるために作られました

園内にある牧野富太郎像。右手に持っているものは「カラカサタケ」というきのこです
園内にある牧野富太郎像。右手に持っているものは「カラカサタケ」というきのこです

牧野富太郎博士は高知県高岡郡佐川町生まれ。子どもの頃から植物に興味を持ち、日本人として初めて新種の植物に学名を付けるなど植物分類学を極めた人物です。

牧野植物園は博士の功績を広く伝えるために建てられました。開園は亡くなった翌年の 1958 年 4 月。五台山は博士が希望した場所です。

五台山を登って植物園へ。道は一方通行です

植物園への道は一方通行です。上り口は五台山の西側(青柳橋付近)から入り、帰りは 359 号線を通って下ります。

一方通行の道を入っていきます
一方通行の道を入っていきます

五台山を登っていく途中、二手に分かれる道があります。右に進むと、そのまま牧野植物園へ。左に曲がると、五台山の展望台を通って牧野植物園に着きます。

どちらの道でも牧野植物園に行けます
どちらの道でも牧野植物園に行けます
坂の上が駐車場。近くに正門があります
坂の上が駐車場。近くに正門があります
写真は第1駐車場です。第2駐車場まであります
写真は第1駐車場です。第2駐車場まであります

職員さんによると、「竹林寺近くの駐車場にも駐車できますが、車の通りが多く、正門や南門へ行くために傾斜のきつい坂があります。お子さま連れは気をつけてください」とのことです。

出入口は正門と中門の二つ。南門は閉鎖されています

牧野植物園には正門、中門から入園できます。南門は閉鎖されていますので、ご注意ください。

正門から入り、木に囲まれた緑のトンネルを抜けてチケット売り場へ。

無料でベビーカーの貸し出しを行っています。

こちらは正門です
こちらは正門です
植物園に入る前からも緑がたくさん。高知県の豊かな自然を再現しています
植物園に入る前からも緑がたくさん。高知県の豊かな自然を再現しています
チケット売り場です。高校生以下は無料です
チケット売り場です。高校生以下は無料です
無料でベビーカーの貸し出しをしています。受け付けの人に声を掛けてください
無料でベビーカーの貸し出しをしています。受け付けの人に声を掛けてください

「こんこん山広場」でピクニックはいかが?

「こんこん山広場」は 2019 年に新しくできたエリアでピクニックにピッタリです。レジャーシートやベンチに座ってお弁当を食べる家族連れが多いそう。ツリーハウスのような展望台もあるので、子どもの遊び場にも困りません!

寝転べるベンチ。子どもに人気だそうです
寝転べるベンチ。子どもに人気だそうです
屋根付きのスペースもあります
屋根付きのスペースもあります
風が気持ちいい展望台。登らずにはいられない
風が気持ちいい展望台。登らずにはいられない
展望台からの景色。「こんこん山広場」は園内で最も高い場所にあります
展望台からの景色。「こんこん山広場」は園内で最も高い場所にあります

「ふむふむ広場」で触ってみよう!かいでみよう!

「ふむふむ広場」にある「ふれあいの庭」は、園内で唯一、植物に触ることができるエリアです。葉っぱを触ったり、匂いをかいだり、「ふむふむ」とうなずきながら植物を観察できます。

「ふむふむ広場」は飲食OKです(高知県立牧野植物園提供)
「ふむふむ広場」は飲食OKです(高知県立牧野植物園提供)
ワタチョロギ。別名は「ラムズイヤー」で「羊の耳」という意味です
ワタチョロギ。別名は「ラムズイヤー」で「羊の耳」という意味です
「スパイシーなハーブ」をかいでみると、カレーの匂いがしました!
「スパイシーなハーブ」をかいでみると、カレーの匂いがしました!

記念館では牧野博士を紹介しています

牧野富太郎記念館は本館と展示館があります。

展示館では植物学者である博士の一生を追いながら、数々の功績を紹介しています。

こちらは展示館の入り口です
こちらは展示館の入り口です
博士を少年期、青年期、壮年期、晩年に分けて紹介しています
博士を少年期、青年期、壮年期、晩年に分けて紹介しています
博士の書斎を再現。標本になる植物を挟んだ新聞紙や本がたくさんあります
博士の書斎を再現。標本になる植物を挟んだ新聞紙や本がたくさんあります

博士の紹介の他にも、発芽の仕組みなどをパネルや模型を使って詳しく説明している「植物の世界」や、子どもが靴を脱いで遊べるスペースがあります。

高知県の植物も紹介しています
高知県の植物も紹介しています
靴を脱いで遊べるスペースがあります
靴を脱いで遊べるスペースがあります

本館には、チケット売り場のほか、「ボタニカルショップnonoca」「カフェ アルブル」があります。

カフェでは牧野博士にちなんだオリジナルスイーツやブレンドティーが味わえます。

ボタニカルショップnonoca(高知県立牧野植物園提供)
ボタニカルショップnonoca(高知県立牧野植物園提供)

園内には季節の草花がたくさん

園内には季節ごとに一押しの花があり、春はツツジ、夏はユリの仲間、秋は菊、冬の 1 月ごろは牧野植物園のシンボルマーク「バイカオウレン」が見ごろです。

南園は広大な植物園の約 3 分の 1 を占める広さで、草木に囲まれた道を進んでいきます。植物だけでなく、花に集まる虫を見るのも楽しみの一つです。

ハナカズラ。栽培が難しく激レアだそうです
ハナカズラ。栽培が難しく激レアだそうです
アサギマダラ。10月中旬から 11月上旬にかけてよく見られるチョウです
アサギマダラ。10月中旬から 11月上旬にかけてよく見られるチョウです
園内にある橋。子どもが何回も通って遊んでいるそうです(高知県立牧野植物園提供)
園内にある橋。子どもが何回も通って遊んでいるそうです(高知県立牧野植物園提供)

世界の植物に出会える温室

南園にある温室には、熱帯をイメージさせるアコウやヤシの木など、約 1000 種類以上の植物が展示されています。

温室の外観(高知県立牧野植物園提供)
温室の外観(高知県立牧野植物園提供)
温室の中は植物が生い茂っています
温室の中は植物が生い茂っています

葉っぱの上に乗れることで有名な「オオオニバス」。大きな葉っぱを育てるために職員さんが日々手入れを行っています。下から見ることもできます。

上から見たオオオニバス
上から見たオオオニバス
下から見たオオオニバス。「オオオニバスの窓」から見ることができます
下から見たオオオニバス。「オオオニバスの窓」から見ることができます

植物研究交流センター「ラボテラス」がオープン!レストラン、ショップ、キッズラボがあります

牧野植物園の新研究棟として、「植物研究交流センター」が 2023 年 5 月 20 日にオープンしました。愛称は「ラボテラス」です。

植物研究交流センター。3階建てです(高知県立牧野植物園提供)
植物研究交流センター。3階建てです(高知県立牧野植物園提供)

植物研究交流センターへの入り口が「中門」になります。入り口は 3 階になり、「牧野ミュージアムショップ サクラ」とレストラン「C.L.GARDEN」があります。

中門から植物研究交流センターに入れます
中門から植物研究交流センターに入れます
3階はミュージアムショップとレストラン
3階はミュージアムショップとレストラン

レストランは窓から南園の緑が見渡せて開放的。ランチは「シェフ特製ハンバーグのココットランチ」「麓の市場で仕入れたお魚ランチ」や、「キッズプレート」などがあります。

営業時間、メニューはこちら

南園が見渡せる客席(高知県立牧野植物園提供)
南園が見渡せる客席(高知県立牧野植物園提供)
シェフ特製ハンバーグのココットランチ(高知県立牧野植物園提供)
シェフ特製ハンバーグのココットランチ(高知県立牧野植物園提供)

ミュージアムショップでは、ルーペやはさみなど牧野博士の七つの道具をテーマにした商品や植物図、牧野植物園オリジナル商品などが販売されています。

ミュージアムショップ内
ミュージアムショップ内
植物図のファイルなどが並んでいます
植物図のファイルなどが並んでいます
牧野博士を身近に感じられますね
牧野博士を身近に感じられますね

2 階は非公開の研究フロアです。栽培実験室や、企業と共同研究を行う研究室が入っています。

1 階は公開されている研究フロアです。研究の様子をガラス越しに見学できます。

1階フロアは見学OK
1階フロアは見学OK
こちらは化学実験室。研究や実験の様子はガラス越しに見られます
こちらは化学実験室。研究や実験の様子はガラス越しに見られます
生薬標本庫。手前に標本が展示されていました
生薬標本庫。手前に標本が展示されていました

1 階フロアには「キッズラボ」と呼ばれる子ども用の実験室があります。顕微鏡などが備えられ、毎月イベントが開かれます。

キッズラボの室内
キッズラボの室内
オープン初日には薬草を使って入浴剤を作るイベントが開かれました(高知新聞2023年5月21日掲載)
オープン初日には薬草を使って入浴剤を作るイベントが開かれました(高知新聞2023年5月21日掲載)

中門には授乳室があります。職員さんに声を掛けてください。

6カ所のトイレにおむつ台があります

園内 6 カ所の多目的トイレにおむつ台があります。

授乳室は本館と中門にあります。

「こんこん山広場」のトイレ
「こんこん山広場」のトイレ
おむつ台があります
おむつ台があります
本館にある授乳室
本館にある授乳室

職員さんから一言

「名なし草などという植物は一本もない」。牧野博士がそう語っていますが、園内では、ほぼすべての植物に名前が書かれたラベルが付いています。

「おまんは誰じゃ?」と思ったら、ぜひお子さまと一緒にラベルを見てみてください。またその多様な形をぜひ感じていただければ幸いです。

2023 年 5 月には第 2、第 3 の牧野博士も生まれるかもしれない「キッズラボ」も登場しました。

四季折々、植物に囲まれてお散歩するだけでも心地よいので、ぜひご家族やお友達と、のんびりお過ごしください。

この記事の著者

藤川こころ

藤川こころ

とにかく子どもが大好きで、目が合うと思わず手を振ってしまいます。ママになって3人の子どもを育てることが目標!1997年生まれ。

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