高知県立坂本龍馬記念館|体験型展示やアニメーションで龍馬を紹介!親子で楽しめます
「声がけ」と「想像」でより一層楽しめる!子どもが歴史に興味を持つきっかけが盛りだくさんの博物館です
高知県立坂本龍馬記念館は高知市浦戸にあります。1991 年に建てられた本館と、2018 年に新設された新館に分かれています。坂本龍馬や幕末時代について貴重な資料やパネル、アニメーションなど体験型展示で紹介しています。
「博物館や資料館」と聞くと、「難しそう」「子どもが退屈しそう」と思いがちですが、スタッフは「気負わず、龍馬に興味を持つきっかけの場所にしてもらいたい」と話します。
資料を見て「これは龍馬が書いた文字だ!」「昔の人の身長はどれくらい?」など想像を膨らませる声がけが、親子で博物館を楽しむポイントだそうです。
(2021 年 10 月 29 日に取材しました)
お子さま連れの方へ
- 坂本龍馬や幕末時代について、貴重な資料やパネル、アニメーションなど体験型展示で紹介しています
- 地下 2 階から屋上まで、全ての階でエレベーターが止まります
- ベビーカー、車いすの無料貸し出しがあります
- 授乳室とおむつ台は、本館地下 1 階にあります。使用する際は、スタッフに声をかけてください
施設概要
施設名 | 高知県立坂本龍馬記念館 |
---|---|
運営 | 公益財団法人高知県文化財団 高知県立坂本龍馬記念館 |
所在地 | 高知県高知市浦戸城山 830 |
電話番号 | 088-841-0001 |
利用時間 | 開館時間:9:00 ~17:00(最終入館 16:30) 休館日:なし |
ご利用方法 | 観覧料:企画展開催時は 18 歳以上 700 円、展示替えの期間は 500 円、高校生以下は無料です |
駐車場 | 無料で、42 台駐車できます(うち 2 台は障害者専用) |
URL | https://ryoma-kinenkan.jp/ |
マップ
詳細情報
高知県立坂本龍馬記念館といえばこの建物!
坂本龍馬記念館は龍馬を顕彰する施設として 1991 年、龍馬の誕生日で命日の 11 月 15 日に開館しました。高知県内の青年グループなどによる募金活動で集められた 8 億円に県が 2 億円の助成金をプラスして完成し、県に寄贈されました。
本館に加え、2018 年には新館が建てられました。坂本龍馬記念館といえばこの本館が印象的ですよね。ガラス張りの造りで、太陽の光を存分に取り込んでいます。
博物館の親子の楽しみ方は「声がけ」と「想像」!
「博物館や資料館」と聞くと、「歴史の知識がないと楽しめない」「難しいことばかり」と思う人が多いのではないでしょうか。ですが、スタッフは「気負わず、目に付いたものを素直に楽しんで。本や教科書にはない発見があるはず」と話します。
手紙を見ながら「この中に読める文字はある?」、展示されているピストルを見ながら「龍馬は銃を服のどこに入れていたのだろう?」など、保護者の声がけで子どもの想像を広げることができます。
「シアターコーナー」でさらっと予習
新館 1 階の受付横には「シアターコーナー」があります。4 分のアニメーション映像「坂本龍馬ミニ講座」で、龍馬についての物語をさらっと知ると、展示が分かりやすくなるかもしれません。
新館では古文書や手紙を展示
2018 年 4 月にオープンした新館では、幕末の歴史についての研究成果や当時の様子を古文書や手紙などの資料で紹介しています。
2 階に上がると「常設展示室」「ジョン万次郎展示室」「企画展示室」の三つの部屋があります。
常設展示室では龍馬が書いた手紙など資料を中心に展示。有名なフレーズ「日本を今一度せんたくいたし申候」と書かれた、姉の乙女に宛てた手紙(複製)も展示されています。
明るい本館には体験型展示がたくさん
渡り廊下を渡って本館へ。太陽の光が差し込む本館は体験型展示を用いて、龍馬の一生を紹介しています。
龍馬と勝海舟の出会い
勝海舟は江戸時代から明治時代にかけて活躍した政治家です。アメリカに渡るなどの経験を積み、海軍の育成に尽力しました。
龍馬は勝海舟と出会ったことで、幕末の要人などさまざまな人物とのつながりが広がったとされています。
薩長同盟を仲介した龍馬
芝居小屋をイメージした展示では、長州藩(山口県)と薩摩藩(鹿児島県)が龍馬らの仲立ちで薩長同盟を結ぶまでのストーリーをアニメーションで分かりやすく説明しています。
「海」「船」…龍馬の強い思い
龍馬の活動に欠かせない船。龍馬は脱藩後も「海」「船」への志を持ち続けました。
船のハンドル(舵輪)を回したり、ボタンを押したりと体験できるスポットがたくさんあります。
龍馬最期の場所「近江屋」を再現
龍馬が暗殺された京都の近江屋の八畳間を再現しています。
中に入って立ってみると、天井の低さに驚くはず。刀を振り下ろす動作をしたり、座って置きいろりを囲んだり、当時の龍馬を想像しながら過ごしてみてはいかがでしょうか。
龍馬のスタンプがズラリ「スタンプコーナー」
さらに進むと、スタンプコーナーがあります。龍馬に関するデザインのスタンプで、自由に押すことができます。
隣には「名刺・パズルコーナー」がありましたが、今は感染症対策のためお休み中です。
太平洋が目の前に!「海の見える・ぎゃらりぃ」
「海の見える・ぎゃらりぃ」では、期間ごとに坂本龍馬に関する展示や企画展を行っています。太平洋の雄大さを感じながら、歴史に触れてみませんか。
天気が良い日はぜひ屋上へ!
「海の見える・ぎゃらりぃ」を上がり、中 2 階の休憩コーナーを通って屋上へ。太平洋がドーンと目の前に広がります。
屋上のエレベーターで地下 2 階へ。エレベーターは地下 2 階から屋上まで、全ての階に止まります。
地下2階は「幕末写真館」。幕末の偉人を写真で振り返ります
龍馬が生きた 150 年前の時代を数々の写真で振り返ります。「おじいちゃんのお父さんのお父さんのお父さんの…」など、家系図をさかのぼっていくような声がけをするとイメージしやすく、歴史を身近に感じられるきっかけになるかもしれません。
出口は地下1階。「ミュージアムショップ」があります
地下 1 階には歴史や龍馬に関する漫画や本が自由に読める「図書コーナー」、オリジナルグッズなどを販売する「ミュージアムショップ」があります。
ミュージアムショップを通ると出口です。出口には龍馬と握手できる「シェイクハンド龍馬」が立っています。
授乳室は地下1階にあります
本館地下 1 階には男女トイレ、多目的トイレ、授乳室があります。授乳室を利用する際はスタッフに声をかけてください。
新館 1 階にも男女トイレ、多目的トイレ、おむつ台があります。ベビーカーの無料貸し出しもしています。
実は「日時計」があるんです!
本物の日時計を見たことがありますか?耳にするのも小学校の理科の授業以来という人も多いはず。
記念館の南側に「日時計」があります。太陽の動きによってできる影で時間を示します。ぜひ現地で確かめてみてください!
龍馬記念館へは桂浜を目指して進みます。42台駐車できます
龍馬記念館へは、浦戸大橋または花海道から桂浜を目指して山道を登ります。途中の分かれ道を左へ進むと到着です。
駐車場は新館と本館の南側 2 カ所にあります。全部で 42 台駐車できます。うち 2 台は障害者専用です。
職員さんから一言
歴史や博物館というと「何だか難しそう…」と思うかもしれませんが、イラストやアニメ、模型などで龍馬や幕末の歴史を紹介している本館の展示は、お子さまにも楽しめると思います。
館内外にはフィギュアや銅像など、龍馬さんと記念撮影ができるスポットもたくさんあります。お天気の良い日は屋上からの眺めも最高!自然いっぱいの桂浜と合わせて 1 日お楽しみください。