小学校初めての夏休み!宿題への対応、思い出づくり…これも“小1の壁”?|「ママと記者やってます」㉙
毎日が体力・気力勝負! 40代ママ記者による子育てコラム
ココハレ編集部員であり、40 代ママの門田がお届けする子育てコラムです。子どもは 1 年生と年少児の姉妹。うまくいかない子育てに悩み、体力・気力の衰えを嘆いています。泣いて笑って、怒ってしまって反省して…、そんなどたばたの毎日をご紹介します。
長女が小学校に入学し、初めての夏休みとなった 2022 年夏。親の私にとっては「宿題は親がどこまで手伝うべき?」「夏の思い出をつくらなきゃ」と悩み多き夏となりました。これもいわゆる“小 1 の壁”なんでしょうね。
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夏休み…それはわが家にはない概念でした
小学 1 年生の長女の夏休みも、残りわずかとなりました。初めての小学校の夏休み。それはつまり、わが家に「夏休み」という概念が誕生したということでもありました。
…と書くと大げさですが、夫も私も実家への帰省などの必要がなく、夏休みを取ったことがありません。長女も次女も「夏休み」という言葉を知らないまま、毎日保育園に通っていました。
今年はさすがにそうはいきません。基本的には児童クラブに通ってもらいますが、「少しは親らしく、夏の思い出もつくらねば」と、平日に休みを取ってイベントに連れて行きました。児童クラブの日は朝からお弁当を作り、休みの日は朝からおでかけ…。これは確実に、学校がある日の方が楽!
小学校の宿題はすぐに終わる…!
夏休みの宿題も心配でした。ですが、私の小学生時代に比べると、拍子抜けするぐらい少ない量でした。主なものはこんな感じです。
- プリント… 30 枚くらい。ちゃっちゃとやれば、5 日ぐらいで終わる量。親が丸付けをする
- 本読み、計算、お手伝い…平日は毎日。親が記録する
- 絵日記… 1 枚
- 工作か自由研究、どちらか一つ…自由研究を選びました
一方で、児童クラブは毎日学習の時間があり、宿題が終わったら市販のドリルなどを持って行きます。ドリルも薄いので、すぐに「お母さん、次の買ってー」。今度は出費が…。
しかし、「進みが早い=できている」ということではなく、丸付けをしていると、「あぁ、ここはそもそも分かってないな」という箇所に気付きます。丸付け、説明、丸付け、説明…。本読みと計算カードもさせなきゃ…。毎晩こなすのはとても無理で、たまっていきました。
ただし、自由研究は時間がかかる!
ドリル系や絵日記はすぐに終わりますが、自由研究は別です。長女の自由研究はセミ捕りで、長期戦となりました。
題材選びの参考になればと、まずは小学校から案内のあった自由研究教室に参加しました。昆虫の標本作りについて教えてくださった高知大学の先生のお話に感銘を受けたようです。「いつもセミ捕りする公園の、どこでどんなセミがどれくらい捕れるか調べてごらん」とアドバイスされ、早速実行しました。
セミ捕りの時間を夕方に設定し、おじいちゃんにお願いしました。さすがに毎日は申し訳ないので、可能な日は仕事を早く切り上げて公園へ。仕事終わりに 1 時間のセミ捕り…体力を奪われます。
捕まえては記録して逃がし、捕れたセミは 9 日間で合計 60 匹!まとめに入る段階で、「お母さん、研究ってそもそもなぁに?」と聞かれ、ずっこけました。そうか、1 年生はそこからなのか…。
「さぁ、自分でまとめて」と言ってできるものではなく、「研究した理由は?」「初めに立てた予想は何だったっけ?」と項目を一つずつ振り返りながら、文章にまとめます。
私:「セミがこの場所で一番たくさん捕れた理由は何だと思う?」
長女:「セミが多いから!」
私:「そうね、セミが多いからだよね。どうしてセミが多いんだと思う?」
長女:「うーん、セミが集まってくるから」
私:「いや、そうなんだけど、そうじゃなくて…。セミが集まってくるのはどうしてかな?ほら、木の感じとか…」
横で聞いていた夫に「手伝い過ぎじゃない?」と突っ込まれましたが、親が手を入れないと絶対に完成しない…。迷いながら、2 日間かけて仕上げました。
夏休みは親の体力・気力勝負だと思い知った 2022 年夏。長女は来年、「セミの羽化を研究する」そうです。羽化を見るには何時に起きればいいのか…と今から震えています。