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三里中美術部が巨大絵馬を仁井田神社に奉納しました|週刊高知の子どもニュース(2022年12月10~16日)

三里中美術部が巨大絵馬を仁井田神社に奉納しました|週刊高知の子どもニュース(2022年12月10~16日)

高知県内もすっかり冬となりました。今週はユズ風呂や高校生との交流など、心温まる話題が届きました。

高知市の三里中学校美術部の生徒たちは、2023 年の干支(えと)・卯(う)を描いた巨大絵馬を地元の仁井田神社に奉納しました。12 月 31 日から展示されます。

2022 年 12 月 10 ~ 16 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

雨の日の気持ち描いて児童画コンクール最優秀 介良潮見台小の横山歩君

最優秀賞を受賞した横山歩君(高知市潮見台1丁目の介良潮見台小学校)
最優秀賞を受賞した横山歩君(高知市潮見台1丁目の介良潮見台小学校)

(高知新聞 2022 年 12 月 10 日掲載)

全国児童画コンクールの小学校低学年の部で、高知市の介良潮見台小1年、横山歩君(7)の作品が、トップに次ぐ最優秀賞に選ばれた。横山君は「みんながおめでとうって言ってくれて、うれしかった」と照れくさそうに喜んでいる。

同コンクールは、毎日新聞社や日本児童画振興会などの主催。情操教育の応援にと1982年から毎年実施しており41回目。県内ではスーパーのサンシャインなどで応募用紙が配布されている。今回は全国から幼児、小学低学年・高学年の3部門に、計48万6529枚の応募があった。

横山君の絵はクレヨンで描いた「あめ」。大粒の雨が降る中、カラフルな家の窓に人影を置いた。「雨の日は外に遊びに行けんき、お家におるのは残念な気持ち」を表現したそうで、30分ほどで描けたという。

審査員に「雨の日は暗くてちょっとさみしいけれど、暖かい部屋は安心。すてきな色使いから、いろいろな想像が広がる」と評され、各部門で文部科学大臣賞(1人)に次ぐ最優秀賞(1人)に輝いた。

母の英里さん(24)は「普段から自由帳に黙々と絵を描く子。独特な絵でびっくりしましたが、あえて残念な日を描くところがいい」とにんまり。ただ次点の悔しさからか、歩君は「もう絵はお休み。レゴがしたい」と話していた。

高知市に協賛グループ寄付

同コンクールを協賛するスーパーの協業組織「CGCグループ」は昨年から、上位入賞者6人の居住市町村に寄付を始めた。今回は応募1作品につき20円で、横山君の受賞により高知市に162万1763円が贈られた。(玉置萌恵)

園児が交通安全ツリー 高知東署

(高知新聞 2022 年 12 月 11 日掲載)

高知東署(高知市大津乙)に9日、交通安全クリスマスツリーが登場した=写真。とさやま保育園(同市土佐山桑尾)の園児約15人が署員らと、高さ約2・6メートルのモミの木に折り紙で作ったサンタとトナカイなどを飾り、「飲酒運転根絶」と書かれた紙の飾りも付けた。25日まで来署者に事故防止を呼び掛ける。

ツリーを前に園児らが「道路を渡るときは手を上げる」「車の近くでは遊びません」などと宣言。坂本悠太朗ちゃん(6)は「1歳の弟が好きなパトカーを飾り付けられて楽しかった」と笑顔で話した。

今年も世代超え熱戦…児童とシニアが野球対決 高知市

全力プレーで観客を沸かせた少年とシニア世代の野球対決(高知市の春野球場)
全力プレーで観客を沸かせた少年とシニア世代の野球対決(高知市の春野球場)

(高知新聞 2022 年 12 月 11 日掲載)

高知市の春野球場で10日、野球の小学生チームと70歳以上のシニアチームが対決し、熱戦を繰り広げた。世代を超えた選手たちが全力で試合に臨み、白球を追いかける姿に球場が盛り上がった。

同市内で飲食店2店舗を経営する梶原あいみさん(50)と県軟式野球連盟が主催。昨年初めて行った同様の試合が選手や観客から好評だったため、今年も企画された。

今回は小学6年生29人が所属する「U12高知家ベースボールアカデミー」と、同市に拠点を置く平均年齢74歳の「植野クラブ古希」が対決。同クラブは今年の西日本古希軟式野球大会で準優勝を果たした強豪だ。

マウンドにはサイドスローの宮川一信さん(75)が上がり、80キロ後半のストレートで三振を奪って球場をどよめかせた。内野陣も軽快にゴロをさばいてアウトを積み重ねた。これに対し、小学生たちは安打を重ねてランナーをかえすなどし、最後は5―2で「U12」が勝利した。

西岡虎之丞(とらのすけ)君(12)は「相手は体が大きくて怖かったけど、楽しい思い出になった。また一緒に試合がしたい」。田部宣人さん(70)は「相手が小学生だと忘れるほど集中して打席に立っていた。中学校でも楽しんで野球をやってもらいたいね」と話していた。(乙井康弘)

高知県内親子10組が成田国際空港学ぶ ジェットスターが招待し開催

管制用タワーで業務の説明を受ける小学生(成田国際空港)
管制用タワーで業務の説明を受ける小学生(成田国際空港)

(高知新聞 2022 年 12 月 13 日掲載)

ジェットスター・ジャパン(千葉県)と県は10、11日の2日間、高知県内の親子10組を招いて1泊2日で成田国際空港を訪ねる航空教室を開いた。親子は、普段は立ち入ることができない駐機場の見学などを楽しんだ。

新型コロナ下で利用客が減る中、高知―成田線を運航する同社が企画し、県が約200万円補助した。小学4~6年生と保護者を募集し、応募のあった971組から抽選で選んだ。

子どもの半数は飛行機が初めてで、空からの景色に「雲海や」「富士山が見える!」と歓声。成田空港ではバスに乗って、駐機場や給油施設、「職員でも立ち入りが難しい」という地上約40メートルの管制用タワーなどを回った。

施設内を移動する警備ロボットに子どもたちは「あれは何?」と興味津々。滑走路のそばから離陸する飛行機を間近で見ることもでき、「でかい」「外国に行くんだって」と親子で盛んにカメラを向けた。

空港そばのホテルに宿泊し、2日目は同社オフィスで飛行機誘導など地上の仕事の説明を受けたり、地元小中学生の少年航空団と交流したりして空の仕事を学んだ。四万十市の具同小6年の山崎大陸(おおり)君は「飛行機が傾いて墜落するかもと怖かったけど、慣れたら雲が下に見えて楽しかった。いろいろ飛行機が見れたし、空港の警備ロボットには驚いた」と満喫していた。(加藤風花)

平和願い巨大絵馬 高知市の三里中生が仁井田神社に奉納

三里中の生徒が奉納したウサギの絵馬(高知市仁井田の仁井田神社)
三里中の生徒が奉納したウサギの絵馬(高知市仁井田の仁井田神社)

(高知新聞 2022 年 12 月 13 日掲載)

三里中学校(高知市仁井田)の美術部の生徒が12日、来年の干支(えと)、卯(う)を描いた巨大絵馬を地元の仁井田神社に奉納した。31日から展示される。

同神社の吉野慶宮司(48)が毎年制作を依頼しており、今年で5度目。

絵馬は縦約1・4メートル、横2メートル。「平和な未来へ飛んでいけ」との願いを込め、満月を背景に、満開の桜に向かってウサギがジャンプする様子を描いた。部員12人が9月から絵筆を握り、ウサギの毛並みや月と桜の陰影にこだわったという。

この日、神社に1、2年生8人が集まり絵馬を奉納。吉野宮司は「かわいらしい仕上がり」とにっこり。部長で2年の愛宕(おたぎ)由惟さん(14)は「今年はウクライナの戦争やコロナのまん延など、暗いニュースが多かった。来年は、明るく心安らぐ年になってほしい」と話していた。(玉置萌恵)

マドンさん(旭中)全国優秀 新聞感想コン 島唄通じ平和へ行動

マドン・ティリーさん
マドン・ティリーさん

(高知新聞 2022 年 12 月 13 日掲載)

日本新聞協会は12日、家族らと新聞記事を読んで話し合った感想をつづる「いっしょに読もう!新聞コンクール」の入賞者を発表し、本県からは高知市の旭中学校3年、マドン・ティリーさん(15)が最優秀賞に次ぐ優秀賞に選ばれた。

マドンさんが取り上げたのは、ロックバンド「THE BOOM」(2014年解散)の曲「島唄」発表30年を機に、歌詞に込められた平和への願いを紹介した記事(本紙6月18日付)。

マドンさんは母親から借りたCDで島唄を初めて聴いて感動し、沖縄に関する学習を始めた。その矢先にこの記事を見つけ、母親と感想を話し合い、微力でも自ら行動する大切さを痛感したという。作文には「視野を広げてくれた島唄には本当に感謝」「過去から目を背けず平和の尊さを伝え続け、二度と戦争が起きない世界を目指したい」などと記した。

マドンさんは「悲しく美しく強い島唄を通して、戦争の悲惨さや平和のもろさが身近な問題になった。作文は最初の一歩。これからもできることを探し、実行したい」と話している。

このほか県内から、奨励賞に室戸市の佐喜浜中学校3年、森本奏音(かのん)さんが選ばれた。同中学校は、意欲的に取り組んだ学校に贈られる学校奨励賞を受賞した。

13回目となったコンクールには、小中高生らから5万6998点の応募があり、最優秀賞(小中高各1点)、優秀賞(同10点)、奨励賞(118点)などを選定した。(本田武志)

早明浦ダムの新たな名物...ワカサギ釣り、児童が満喫 大川村で嶺北高生がサポート

ワカサギを釣り上げて喜ぶ児童ら(大川村の早明浦ダム湖)
ワカサギを釣り上げて喜ぶ児童ら(大川村の早明浦ダム湖)

(高知新聞 2022 年 12 月 14 日掲載)

土佐郡大川村の早明浦ダム湖でこのほど、村内の児童ら14人が嶺北高校生のサポートでワカサギ釣りに挑戦し、冬晴れの湖面できらきら光る魚を次々と釣り上げた。

同村の集落活動センター「結いの里」が、ダム湖に親しみながら村の環境を学んでもらおうと初めて企画。嶺北の自然を活用した地域振興を企画している嶺北高生のグループ「RAGs BlueLake(ラグズ・ブレイク)」メンバーらが協力した。

児童らは10日、メンバーが操縦するボートで湖面に浮かんだ桟橋へ。メンバーに釣り方を教わり、水深約20メートルの湖面に釣り糸を垂らした。ヒットしそうになると「めっちゃ(釣りざおが)ぶるぶるしてきた」「すごい力で引きゆう」。一度に3匹を釣った子やニゴイをゲットした子もおり、約90分で70匹ほどを釣り上げた。

5匹を釣った近藤颯太ちゃん(6)は「思ったより釣れてうれしい。釣れそうな時に釣りざおがびくびくするのが楽しかった」と喜んでいた。(谷沢丈流)

村産のユズ風呂気持ちえい!高知・北川村温泉、冬至前に園児を招待

ユズを浮かべた温泉を楽しむ園児たち(北川村温泉)
ユズを浮かべた温泉を楽しむ園児たち(北川村温泉)

(高知新聞 2022 年 12 月 15 日掲載)

ユズで心も体もぽっかぽか―。安芸郡北川村小島の「北川村温泉ゆずの宿」で14日、村立みどり保育所(野友甲)の年長園児4人が村産ユズを浮かべた風呂を楽しんだ。

毎年、冬至を前に同温泉が招待している。信楽焼の貸し切り風呂に鮮やかな黄色のユズ玉が約20個浮かび、園児は「気持ちえい!」と大はしゃぎ。露天風呂にも漬かり、「家のお風呂とは全然違う。また来たい」とご機嫌だった。

浜渦日菜実ちゃん(6)は「お肌がつるつるになってびっくりした。ユズの香りも良かった」と喜んでいた。

22日の冬至には、貸し切り風呂と男女それぞれの露天風呂にユズを用意する。(植村慎一郎)

 

高知の子どもたちや教育に関するニュースは高知新聞Plusでご覧いただけます。

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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