子育て
アイコン:子育て

【ランドセル・色選び】「定番の色以外でも大丈夫?」「子どもと意見がぶつかった時は?」先輩パパ・ママの体験談を紹介します

【ランドセル・色選び】「定番の色以外でも大丈夫?」「子どもと意見がぶつかった時は?」先輩パパ・ママの体験談を紹介します

ランドセルは色が悩みどころ。先輩パパ・ママはどう選んだ?ココハレ読者にLINEでリサーチしました

今時のランドセルはすっかりカラフルになりました。赤か黒を背負って過ごした親世代にとって、色選びは最大の悩みどころです。いざ自分の子どもに選ぶとなると、「定番と違う色ってどう?」「子どもと意見がぶつかったらどうすれば」…。

そこで、すでにランドセルを選んだココハレ読者の皆さんに、LINEでリサーチしました。体験談と一緒にご紹介します

 

リサーチは 2022 年 5 月 2~5 日に実施。「ココハレ」LINE公式アカウントに登録している 115 人から回答がありました。購入色の分析は近年の傾向を探るため、5 年以内に購入した 101 人(子どもの性別=男の子 45 人、女の子 44 人、無回答 12 人)を対象に分析しました。体験談は、購入した年を区切らず紹介します。

 

【何色が多い?】女の子は赤、水色、ピンクが同数。男の子は「黒+好きな色のアクセント」が人気

5 年以内に購入したランドセルの色を分析すると、予想通りカラフルな結果となりました!

女の子は赤、水色、ピンクが同数。次に紫、キャメルなど茶系、緑、グレー、白、紺、ピンクゴールドとの回答もありました。また、「緑」と言ってもミントブルーからモスグリーン、「ピンク」もピーチ色からビビッドピンクまでさまざまで、多様化の傾向がはっきり表れています。

男の子は定番の黒が 51 %で半数以上を占めました。ただ「赤いライン付き」「青の縁取りゴールドの刺しゅう」など、それぞれのこだわりを取り入れた人が多くいました。続いて紺、緑、青、茶系の順に多く、シルバー、グレー、紫などが続きます。「赤」の回答もありました

【最も重視したことは?】「子どもが気に入る色」が6割を超えました

ランドセルの色を選ぶ時に最も重視したことについては、65 %の家庭が「子どもが気に入る色」と回答しました。「高学年になっても違和感がない色」( 24 %)が次に多く、「我が子に背負わせたい色」( 3 %)、「他人とかぶらない色」( 1 %)が続きました。

ちなみに「『男の子らしい』『女の子らしい』から大きく外れない色」との選択肢も用意しましたが、選んだ人はいませんでした。ただ、最優先の条件とはしなかったものの「無難な色になるよう考えた」など、一定考慮した体験談は多く寄せられました。

【子どもVS親】意見がぶつかった時、対決の行方は…?

ここからは体験談をご紹介します。まずは、親と子の意見がぶつかった人たちから。

 37 歳ママ
子どもは「金色のランドセルがいい」。親的には金色は避けたい…。黒に金色のステッチ、で決着しました(小 1 男子、黒+金ステッチ)

 

 44 歳ママ
最初は私の好みで選んでいましたが、子どもは納得がいかず。6 年生になってもピンクは飽きるよと伝えて、娘も渋々ながら私が薦める色でいいと言いました。ところが、今度は私が本当にそれでいいのかな…と悩み始め結局折れることに。ニコニコ顔で決められて良かったです(年長女子、ピーチ色)

 

 39 歳ママ
6 年間使うので赤にしたらと言ってもきかず。何回説明しても水色一本。店員さんに「お母さん、その考え古いです」って言われて…水色にしました(小 1 女子、水色)

 

店員さん、厳しい…。子どもの希望は大事だけど、親だって我が子に背負わせたい色がありますよね。折衷案として無難な色+アクセントカラーで対応した回答が目立ちました

【こだわり派】工房系やブランド、高知でどう買う?

陸の孤島・高知ではランドセルの展示会は少ないです。「うちは工房系」と心を決めた皆さんは、あの手この手でこだわりのランドセルを入手していました。

 40 歳ママ
SNSで人気があったブランドだったので、インスタグラムなどでキッズモデルが背負っている感じをチェック。量販店などで形は違うけど重さが同じ商品を試着した(小 2 男子、濃紺)

 

 34 歳ママ
工房系ランドセルだったので、はるばる現地の生産工房まで実物を見に行き、実際の質感や色合いを見て購入を決めた(小 3 男子、紺色とオレンジ)

 

 41 歳ママ
高知では希望するランドセルの展示をしている所がなくて実物が見れず、カタログ上でしか色のイメージができなかった。コロナ禍で県外の店舗にも行けなかったので、もう届くまでのお楽しみでした(小 1 男子、赤)

 

一生に 1 回のランドセル選びですから、メーカーからこだわりたいですよね!

【ワザあり!な選び方】英才教育、巧みな話術…子どもが「自分で決めた」と思えるように

思わず「ワザあり!」と言いたくなる選び方もありました。

 34 歳ママ
絶対にキャメルを選んでほしくて、2 歳の時からカタログを見せ続けていました(笑)。時は流れ、ランドセルを選ぶ時に。息子がこの色、とキャメルを指さした時は心の中でガッツポーズしました(小 1 男子、キャメル)

 

 38 歳ママ
できれば 6 年後も違和感のない色にしたかった。こちらで候補を絞り、「色が似合ってるね~」「こっちはハートが付いてるよ!」と言葉巧みに誘導(笑)。本人をその気にさせて、一緒に選んだことにして購入しました(小 1 女子、ビビッドピンク)

 

 40 歳ママ
ランドセルは流行の色ではなく落ち着いた色に。母の意見を取り入れてもらう代わりに、文房具は好きな物を選ばせた(小 4 女子、コーラルピンク)

 

 33 歳ママ
見に行くたびに欲しい物がコロコロ変わるので、「ここからここまでの棚で、欲しいのを三つ選んで」と指定し、背負って鏡で見たりしながら数を減らし、最終的には本人が決めた(小 1 女子、ミントグリーン)

 

皆さん、頭いい! ランドセル選び以外にも応用できそうな気がします。

【男の子色・女の子色】わが子を愛しているからこそ、悩みます

元号が令和になっても、やっぱり気になるのが「男の子色」「女の子色」。心が揺れた人は多いです。

 36 歳ママ
女の子ですが、子どもが最初に選んだ色はチャコールグレー。遠目で見ると黒に見えて、「さすがに女の子だからやめよう」と 2 番目に選んだ水色に。後になって、自分の気に入った色にしてあげたら良かったかな、と後悔しました本人は水色でも満足していますが…(小 1 女子、水色)

 

 40 代ママ
男児で、ずっと赤が好きだった。ランドセルも赤にするとずっと言っていた。周りの親や子どもたちから大ブーイングを受けて、結局赤い刺しゅうの多い黒にした。なぜ男子の赤はいけないのか、今だに疑問(小 5 男子、黒+赤の刺しゅう)

 

 48 歳ママ
男の子あるあるだと思いますが、戦隊シリーズではレッドがリーダーなことが多いので、赤のランドセルが欲しいと言われ悩んだ(小 2 男子、黒+赤のライン)

 

「いじめが心配」「性別を間違われたらショックじゃないかな」…。多様性のある世の中を願っていても、我が子のこととなると社会の目が気になります。愛してるからこそ悩みますよね。

【思わずじーん】心が温まるエピソード

最後に、心が温まるエピソードを五つご紹介します。思わず、じーんとしてしまいます。

 31 歳ママ

私自身、親が買ってきたランドセルに対して、「自分で選びたかった」という悲しさがありました娘には自分で選ばせようと思い、いろんな店やカタログを見て決めてもらいました(小 1 女子、赤)

 

 34 歳ママ

親は落ち着いたベージュとかが良かったけど、使うのは子ども。自分のお気に入りを買うことで、テンションも上がるだろうし、学校へ行くのも楽しみになるだろうし。親の気持ちをグッとこらえて好きなのを選ばせました。選んだのは、水色にピンクのライン、キラキラが付いていて、いかにも女子が大好きそうなブリブリのランドセル…こらえようと思っていましたが、思わず「 6 年生まで使うぅ~?」と声が出ました(小 2 女子、水色)

 

 38 歳ママ

娘が選んだのは、渋い深緑色。「えっ?」とびっくりしたけど、背負ったらすごく似合ってた。ああ、この子はこの色を選ぶんだな…としみじみ。今も「自分で選んだんやで!」とお友達に自慢しています(小 1 女子、モスグリーン)

 

 49 歳ママ

ピンクを背負わせて、「かわいいやか~!」と褒めたたえても全くなびかなかった娘。「ネイビーがいい」と曲げませんでした。親としては「もっと明るい色にしてほしかった」なんて思ってたけど、入学式では白いワンピースにネイビーがよく映えて。胸を張った娘の姿が本当にかっこよかったです(小 3 女子、ネイビー)

 

 37 歳ママ

とにかく自分が持つものは、納得したものでないと長く使ってくれない息子。金具や糸の色までこだわり、一つ一つ確認作業をして、親はちょっとウンザリ。でも入学式の日、背負ったランドセルを自慢げに「俺のが一番カッコイイ!」。私にも周りにもポーズを決めながら歩く息子の笑顔は、最高でした!(小 1 男子、キャメル)

 

【協力してくださった皆さんへ】すてきなエピソード、心から感謝します

今回は 115 人の皆さんがリサーチに参加してくださいました。お子さんの年齢は年長さんから 19 歳まで。どの投稿も優しい思い出がいっぱいで、読んでいるココハレ編集部員も幸せな気分になりました。幅広いご意見には、発見がたくさんありました。入りきらなかった皆さん、ごめんなさい。本当にありがとうございました。

皆さんのおかげで記事ができました。良かったら、ぜひまた協力してくださいね!

 

選び方の極意、教えます。高知市の老舗ランドセル店「文武堂」インタビューはこちら

高知のランドセル選びの傾向は? 2021 年に行ったパパ・ママリサーチの結果はこちら

この記事の著者

竹内 悠理菜

竹内 悠理菜

年長児の息子は芸術家肌、年少児の娘は負けず嫌い。かわい過ぎて幸せな日も、「早く成長して(怒)」と思う日も…。よさこい大好き。1990 年生まれ。

関連するキーワード

LINE公式アカウントで
最新情報をチェック!

  • 週に2回程度、ココハレ編集部のおすすめ情報をLINEでお知らせします。

上に戻る