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【2024年度】「第21回ハガキでごめんなさい全国コンクール」の審査にココハレ編集部が参加しました!|「高知新聞ココハレ賞」を決定!子育て世代におすすめの作品を紹介します

【2024年度】「第21回ハガキでごめんなさい全国コンクール」の審査にココハレ編集部が参加しました!|「高知新聞ココハレ賞」を決定!子育て世代におすすめの作品を紹介します

「ハガキでごめんなさい」と言えば、アンパンマンの作者・やなせたかしさんが発案した全国コンクール。幼少期を過ごした南国市後免町にちなみ、あの日言えなかった「ごめんなさい」を文章やイラストで伝えています。

21 回目のコンクールの審査になんと、ココハレ編集部が初参加!全国から寄せられた「ごめんなさい」に笑ったり、ほっこりしたり。子育て目線で「高知新聞ココハレ賞」も選びました。

この記事では「ココハレ賞」を受賞した高校生にインタビュー。子育て中のお父さん、お母さんにおすすめの作品も紹介します。

【審査に参加】1次選考を通過したのは284通!どれも力作で選ぶのが難しい!

「ハガキでごめんなさい全国コンクール」は 2003 年、南国市の地名「後免」にちなみ、「ごめんなさいで町おこしを」と始まりました。

第 1 回は 2676 通が寄せられ、表彰式にはやなせさんも登場。コンサートも開かれ、やなせさんは約 20 曲を披露したそうです。

第1回の表彰式には、やなせさんが登場しました(高知新聞2004年3月8日掲載)
第1回の表彰式には、やなせさんが登場しました(高知新聞2004年3月8日掲載)

2024 年度の第 21 回には全国から 1101 通が寄せられ、284 通が 1 次選考を通過しました。

12 月 26 日に開かれた選考会には南国市の市長や副市長のほか、市内の団体や協賛企業などが参加。ココハレ編集部は協賛企業として初参加しました。

事務局の南国市観光協会のスタッフから説明を受け、いざ審査!それぞれ読み進めていきますが、どの作品も思っていた以上に力作…!これは審査が難しい…!

どの作品も素晴らしいじゃないですか…!作品を前に悩むココハレ編集部員
どの作品も素晴らしいじゃないですか…!作品を前に悩むココハレ編集部員

審査は静かな会場で行われましたが、あちこちで「ふふ」と笑い声が起きたり、ちょっと涙ぐんでいる人もいたり。

思いを込めた「ごめんなさい」って、こんなにも人の心を温かくするものなのか…と、コンクールの意義を実感したココハレ編集部でした。

 

【大賞】冷蔵庫の湯飲みに入っていたのは…!

審査を経て、選ばれた大賞作品がこちら。

【大賞・南国市市長賞】小林正仁さんの作品
【大賞・南国市市長賞】小林正仁さんの作品

酔って「水が欲しい」というお父さんに、冷蔵庫にあった湯飲みのお茶を渡した作者さん。お父さんが飲み干すと、湯飲みの底にはおじいちゃんの入れ歯が入っていた…という作品。

想像したくないシチュエーションに、お茶を吐き出すお父さんの表情と飛び出した入れ歯のイラストが何とも!委員皆さんの笑いを誘いました。

審査では大賞、優秀賞、やなせたかし賞に加えて、入賞作品が選ばれました。ココハレ編集部が子育て目線で選んだ「高知新聞ココハレ賞」がこちら。

【ココハレ賞】コンセントを何回も…

【入賞・高知新聞ココハレ賞】大石春果さん(高知県立岡豊高等学校3年生)の作品
【入賞・高知新聞ココハレ賞】大石春果さん(高知県立岡豊高等学校3年生)の作品

高知新聞ココハレ賞は、岡豊高校 3 年の大石春果さん。「赤ちゃんの時、掃除機のコンセントを何回も抜いてごめんね」とお母さんに謝る作品です。

作品を目にした瞬間、「分かる!」「うちも抜かれた!」と盛り上がった編集部員。懐かしい“子育てあるある”にほっこりしました。

大石さんにお話を聞きました。

両親に伝えたかった「ごめんね」と「ありがとう」

岡豊高校の美術コースに在籍する大石さん。授業で作品のアイデアを考える中、「謝りたい相手」として真っ先に思い浮かんだのが両親でした。

赤ちゃん時代にコンセントを抜いたエピソードは、母親から何度も聞かされました。

「外食などで小さい子ども連れの家族を見かけると、『うちも大変だった』と話してくれます。あんまり抜くので、私を別の部屋に連れて行っても、ものすごいスピードで戻ってきて抜いたそうです(笑)」

作品では「ごめんね」とともに、「育ててくれてありがとう」という気持ちも加えました。両親は受賞を喜んでくれたそうで、「直接伝えるのは照れくさいので、受賞できてよかった」と話していました。

春からは大学生となり、大阪で一人暮らしが始まります。「両親のありがたみが今、身に染みています」と大石さん。夢は「テレビ業界で働くこと」だそうです。頑張ってくださいね!

【子育て世代におすすめ】「引っ張って」「うそをついて」「シールを貼って」…ごめんなさい!

それでは、ココハレ恒例!受賞作品の中から、子育て中のお父さん、お母さんにおすすめの作品を紹介します。

おばあちゃん、いつも引っ張ってごめんなさい

【やなせたかし賞】武田裕人さん(芸西村立芸西小学校5年生)の作品
【やなせたかし賞】武田裕人さん(芸西村立芸西小学校5年生)の作品
ココハレ
おばあちゃんのしわしわの手、気持ちよくて、つい引っ張りたくなりますよね。おばあちゃんもきっと、孫と触れ合える幸せを感じてくれてます!

 

嘘ついてごめんなさい。でも、あと少しだけ…

【優秀賞・南国市副市長賞】ハリーサンタさんの作品
【優秀賞・南国市副市長賞】ハリーサンタさんの作品
ココハレ
親になったら、わが子につきたい「うそ」。気づかれた瞬間は成長を感じつつ、寂しい気持ちにもなりますよね。お姉ちゃん、今度は妹さんのために、お母さんと一緒にうそつきになってあげてくださいね。

 

心優しい息子さんからの「ママ、ごめんね」

【優秀賞・南国市副市長賞】藤田郁美さんの作品
【優秀賞・南国市副市長賞】藤田郁美さんの作品
ココハレ

一生懸命頑張っているからこそ、子どもとはついついけんかしてしまいます。優しい息子さんの行動に胸がいっぱいになりました。お母さん、息子さんはちゃんと母の愛を分かってくれてますよ!

 

都会に憧れてごめんなさい

 

【入賞・JRごめん駅長賞】野々宮寧々さん(高知県立高知東高等学校2年生)の作品
【入賞・JRごめん駅長賞】野々宮寧々さん(高知県立高知東高等学校2年生)の作品
ココハレ
高知に生まれた多くの人が一度はそう思うものですよね。わが子に言われたら、笑顔で送り出せる親になりたいものです。

 

シールを貼ってごめんなさい

【入賞・ゴメンジャー賞】川崎冬空さん(高知市立潮江中学校2年生)の作品
【入賞・ゴメンジャー賞】川崎冬空さん(高知市立潮江中学校2年生)の作品
ココハレ
いいの!いいの!お父さんは娘にこうやって遊ばれて、笑ってくれることがうれしいんです!

 

赤ちゃんより泣いちゃって?ごめんなさい

 

【入賞・フタガミ賞】パパイヤさんの作品
【入賞・フタガミ賞】パパイヤさんの作品
ココハレ
感極まって飛び出しちゃったお父さん!お子さんが大きくなったら、ぜひ話してあげてくださいね!

 

「行ってきます」が言えなくて…

【入賞・ごめん町賞】れいさん(あずさ第一高等学校 柏キャンパス1年生)
【入賞・ごめん町賞】れいさん(あずさ第一高等学校 柏キャンパス1年生)
ココハレ
不機嫌そうに家を出た子どもも、心の中で「いってきます」と思ってるのかも…。来る思春期の参考にしたいと思いました。

 

「ハガキでごめんなさい」のココハレ編集部おすすめ作品、いかがでしたか?

「ごめんなさい」は謝罪の意味だけでなく、心と心をつなぐ言葉でもあるんですね。日頃からちゃんと伝えていこうと思いました!

 

全ての入賞作品は南国市観光協会のウェブサイトで公開されています。ご紹介できなかった入賞作もぜひご覧ください。

2023 年度の「第 20 回はがきでごめんなさい全国コンクール」の記事はこちらから

2022 年度の「第 19 回はがきでごめんなさい全国コンクール」の記事はこちらから

この記事の著者

ココハレ編集部

ココハレ編集部

部員は高知新聞の社員 6 人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。

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