【つむサポ交流会】地域ぐるみで子育て支援を!高知市江ノ口地区で「こそサポまつり」が開かれました
高知県の子育て支援「みんなでつむサポ(つむサポ)」で 2022 年度、新しく「つむサポ交流会」が始まりました。子育てサークルなどの子育て支援団体が市町村の社会福祉協議会などと連携し、地域で子育てを支えるネットワークをつくっていく取り組みです。
現在、高知市の中心部・江ノ口地区と、幡多地域で活動が始まっています。
未就園児とその家族を対象に、江ノ口地区で開かれた初のイベント「こそサポまつり」を取材しました。
地域で子育てを支えるネットワークをつくろう
つむサポは、高知県内で子育て講座を企画する団体やサークルをつなぎ、気軽に子育て相談や交流ができる場を増やす取り組みです。2022 年度は 9 団体が参加し、「つむサポ講座」を開いています。
新たに始まった「つむサポ交流会」では、地域ごとに団体やサークルをつなぎ、ネットワークをつくっていきます。地域で横のつながりをつくり、地域ぐるみでの子育て支援を盛り上げていきます。
高知市の江ノ口地区はJR高知駅周辺に広がる地域で、愛宕商店街や比島交通公園などがあります。子育て世代に関わる活動をしている団体や個人が集まり、 2021 年 12 月に初めて交流会を開きました。
今回の「こそサポまつり」は 2022 年 11 月 27 日、高知市塩田町の市保健福祉センターで開かれました。「こそサポ」は「子育てサポート」の略。これまで意見を交わしてきた「地域ぐるみでの子育て応援」が初めて形になりました。
保育園ブース、昔遊び…親子で楽しみ、世代間交流も広げよう
主催は江ノ口地区子育てサポート交流会実行委員会。江ノ口西地区・東地区の主任児童委員、高知市社会福祉協議会、NPO高知市民会議で構成されています。
ブースを出したのは、丑之助学園、江ノ口保育園、多世代交流サロン「れんこん」。地域子育て支援センター「こもれびテラス」と児童発達支援センター「しんほんまち」は子育て相談コーナーを設けました。
午前 9 時半の開場と同時に、親子連れが続々と来場。お目当てのブースで楽しんでいました。
【丑之助学園】クリスマスツリー、ロケットを作りました
丑之助学園は高知市北本町 3 丁目にある認定こども園。キッズ丑之助、丑之助保育園も江ノ口地区にあります。
【江ノ口保育園】「らいーな」にも参加しています
江ノ口保育園は高知市中水道にあります。「らいーな」の愛称で知られる多機能型保育支援事業にも参加し、子育て相談や園庭開放を行っています。
【多世代交流サロンれんこん】昔遊びで交流しました
多世代交流サロン「れんこん」は地域の高齢者と子どもをつなぐ活動です。10 月には交通公園でハロウィンパレードを企画しました。
ブースでは魚釣りや輪投げなどの昔遊びを楽しみました。
ブースでの企画は親子で楽しみながら、世代間交流も進みました。「お子さん、かわいいねぇ」「子育て、どう?」。あちらこちらで会話が広がりました。
江ノ口地区といえば「あたごレンジャー」。「ほおっちょけん」とコラボしました
会場では、絵本の読み聞かせなどのステージイベントもありました。
手遊びを披露したのは「あたごレンジャー」。江ノ口西地区の民生委員児童委員協議会の 5 人で結成され、高知市社会福祉協議会が学校などで進める福祉教育「ほおっちょけん学習」をお手伝いしています。
多くの団体や個人が地域で子育て支援に取り組んでいますが、個々での活動が多いそうです。江ノ口地区では「つむサポ交流会」でお互いの活動を知り、「保育園に、読み聞かせが得意な○○さんを呼ぼう」というふうに、コラボが広がっているそうです。
2023 年度はつむサポ交流会に参加する地域を高知県内でさらに増やしていくそうです。子育ての支援者が手を取り合って応援してくれることは、子育て世代にとってありがたく、心強いですね。