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子どもを「見てるだけ」の夫にイライラ|ココハレ広場⑩「パートナーの子育て、ここが不満!」

子どもを「見てるだけ」の夫にイライラ|ココハレ広場⑩「パートナーの子育て、ここが不満!」

お願いしないとやってくれない、叱り方がきつい…パートナーの子育てへの不満と対処法を聞きました

高知で子育てをするお父さん、お母さんの本音を紹介する「ココハレ広場」。今回は「パートナーの子育て、ここが不満!」をテーマにご意見を募集しました。

「お願いしないとやってくれない」「叱り方がきつい」など、夫や妻に対して疑問やイライラを抱えている皆さんに、対処法も含めて聞きました。

 

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夫婦ともに子育ての「当事者」ですが…

子育ては妻の仕事ではなく、夫婦が対等に、協力して取り組むもの。夫も子育ての当事者で、妻の子育てを「手伝う」なんておかしい!…ということが堂々と言われるようになった現代ですが、男性の意識はまだまだ…という家庭も。

  • 「ちょっと見よって」と頼んだら、子どものそばにはいるけど、スマホとかテレビばっかり( 27 歳お母さん、長女 10 カ月)
  • 主体性がなく、お願いしないと子どもの世話をしてくれない。お願いしても自分で考えず、全部聞いてくる。「手を洗ってあげて」と頼むと、「せっけんどれ使うが?タオルはどこ?」。「散歩に連れて行ってあげて」と頼むと、「靴はどれ?靴下は履く?」( 37 歳お母さん、長女 1 歳、次女 5 カ月)
  • 息子のおむつ替えを頼むと、大量のうんちが。「俺できん。替えて」とすぐに放棄された( 24 歳お母さん、長男 1 歳)
  • 「たまには 1 人でゆっくりしたいから子どもを見てほしい」とお願いすると、必ず実家に連れて行き、親任せにする。自分では世話しないのに、「子どもを見るのは簡単だから、いつでも気晴らしして来て」と偉そうに言う( 長女 5 歳、次女 8 カ月のお母さん)
  • 休みの日の朝、子どもが起きているのに、自分だけいつまでも寝ている。起こしても二度寝する。「自分だけいつまでも寝てるのはどうなの?」と毎週同じことを言うが、直らない( 34 歳お母さん、長女 4 歳)

自分だけ好きな物を食べるんですか?

楽しいはずの一家での外食には、こんな意見も…。

  • 夫は自分が好きな物を頼み、さっさと食べます。家と勝手が違うお店で何とか子どもに食べさせ、いざ私が食べようとすると、「まだ食べる気?」と言われるのに非常にムカつきます。満腹でくつろいでるなら、子どもの世話代われよ( 47 歳お母さん、長男 2 歳)

ちなみに、こちらのお父さんはラーメンを食べるそうです。「私も好きな物を食べたいけど、子どもが欲しがる唐揚げとか、冷めても大丈夫で手早く食べられるチャーハンを頼んでるのに」。「子連れの時は空気読んで!」と話していました。

その叱り方、おかしくない?

パートナーが「子育てをしてくれない」という意見に続いて多かったのが「子どもへの接し方」について。特に、まだ言葉が分からない幼児の叱り方に疑問を持つ声が届きました。

  • 子どもの行動を言葉だけで制止しようとする。1 歳の息子がいすの上に立った時、「危ないよー。降りてー」と言葉だけで言うけど、降りるはずもなく。それに対してイラッとしてるのを見て、嫌な気持ちになります( 37 歳お母さん)
  • 悪いことや困ることをされて怒っているのは分かるけど、息子が食事をした後が汚いことや、部屋におもちゃをまき散らすことを怒っていて、「自分がめんどくさいだけなのでは?」と思う。危ないことをした時に「なにしよらー」みたいな口調で、たたいて激しく怒る。まだ 1 歳で悪意なくやってるのに、「そこまでいるかな」ともやもや…( 31 歳お母さん)
  • 子どもをたたいたり、つねったりする。私が「やめて」と言って止めると、「じゃあ、どうするが?どうしつけるが?」と言い返され、反論できない。「たたくしつけはよくない」ということを書いている資料を見せても「きれいごとや」の一言で終わりました( 39 歳お母さん)

普段は子どもに対してゆったり構えているのに、特定の場面だけ一変するという人もいます。

  • なぜか食事の時だけ、チクチク駄目出しをします。「早く食べなさい!」「お肉だけじゃなくて、ご飯もほら!」「よくかみかみして!」「箸の持ち方はこう!」。だんだん子どもたちの元気がなくなり、食事が楽しくなくなります( 34 歳お母さん)

対処法は「話し合う」「手伝わない」、そして「諦める」

イラスト・岡崎紗和
イラスト・岡崎紗和

夫と妻は“赤の他人”。育ってきた環境の違いが、わが子への向き合い方の違いにつながることもあります。考え方や価値観の違いをどう埋めているのでしょうか。

  • うんちのおむつ替えは「絶対にできるき、やって!!」と半ば強引に励ましながら何度か一緒にやってみたら、1 人でも替えてくれるようになりました( 24 歳お母さん)
  • 怒り方について話し合いました。私が「なるだけ怒らないで育てたい」と伝えると、夫は「両親がそうである必要はないのでは?」。自分は考え方を変える気はないし、私にも変えてほしいとは思わないそうです。子どもはお父さんが大好きだし、夫は自分とは別の人間なので私がコントロールするものでもないなと思ったら、不必要に気にならなくなりました( 31 歳お母さん)
  • 「言葉と行動とセットで注意して」と夫に伝えると、心に余裕がある時は「はーい!ごめんね!」。イライラしていると、「はいはいはい」「じゃあ俺も(私がセットでできているか)見よるきね!」( 37 歳お母さん)

子育ての大変さを伝えるため、「あえて手伝わない」という方法もあります。

  • 夫は注意しても、次の日には忘れる人です。 1 人で何とかしなければならない機会を少しでも与えるため、お風呂だけは全て任せています。10 カ月の娘がどんなに泣いても、私は助けに行きません。娘と1日中 2 人でいる苦労を分かってほしい( 27 歳お母さん)

話し合ったり、子育ての大変さを伝えたり…。それでも伝わらない時は?

  • 期待しては期待外れを繰り返し…期待することをやめました。夫はいないものとして、頼らない( 37 歳お母さん)

 

子育てにおけるパートナーへの不満、いかがでしたでしょうか?ココハレ編集部員にも当てはまることがあり、反省したことでした。

今回お話を伺ったお母さんたちからは「不満を吐き出せてスッキリした」という声を頂きました。「話し合い中」の人も、「諦め」の境地に達した人も、誰かに愚痴ったり、相談したりしながら、ストレスをためずに過ごしていきたいですね。

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この記事の著者

門田朋三

門田朋三

小 3 と年長児の娘がいます。「仲良し」と「けんか」の繰り返しで毎日にぎやかです。あだなは「ともぞう」。1978年生まれ。

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