四万十緑林公園で「森のピアノ」を弾いてみませんか
四万十町の四万十緑林公園に、通り掛かった人が誰でも自由に演奏できる「森のピアノ」が置かれています。
世界各地の空港や商業施設などに広がっている「ストリートピアノ」を参考に企画されたもので、公園を訪れた親子連れらが思い思いに演奏しています。緑豊かな公園の中で、ピアノの音色はどんなふうに聞こえるでしょうか。
10月2日(金)午後6時半からは、このピアノを使った「月夜の森の音楽会」が開かれる予定です。この日はちょうど満月だそう。親子で秋の夜長を楽しんでみてはいかがですか?
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「森のピアノ」弾こう 四万十町の緑林公園 11月29まで
(高知新聞 2020 年 9 月 27 日朝刊より)
通り掛かった人が誰でも自由に演奏できる「森のピアノ」が26日、高岡郡四万十町香月が丘の四万十緑林公園にお目見えした。早速、親子連れらが次々にピアノの前に座り、思い思いのメロディーを奏でた。
公園を管理する公益財団法人「四万十公社」が気軽に音楽に親しんでもらおうと、近年、世界各地の空港や商業施設などに広がっている「ストリートピアノ」を参考に企画。2012年に閉校した口神ノ川(くちごうのかわ)小学校のアップライトピアノを譲り受け、側面に樹木や動物の絵を描き、園内にある小さなステージに設置した。
奏者第1号は、近くの出木宏治さん(41)と瑚多郎ちゃん(2)の親子。出木さんは「僕は『猫踏んじゃった』しか弾けないんですが、この子が太鼓とかに興味を持つようになったので、ちょっとピアノを触らせてみようかと」と話し、少し緊張した様子で鍵盤をたたいていた。
ピアノは11月29日まで、土日祝日(雨天時を除く)の午前10時から午後3時半まで設置される。
10月2日に音楽会
同公社は10月2日午後6時半から、このピアノを使った「月夜の森の音楽会」を開く。
同日はちょうど満月。県内のピアノ、チェロ奏者や窪川高校音楽部員らが月や星にまつわる曲を演奏する。
入場無料で、雨天の場合は隣接の窪川四万十会館で開催。「森のピアノ」や音楽会の問い合わせは、同会館(0880・22・4777)へ。(井上太郎)
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