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和牛、メロン…小中給食に豪華高知食材が並びました|週間高知の子どもニュース(2021年6月12~18日)

どんよりした梅雨らしい空模様です。今週は魚に野菜、給食と、子どもと食に関するニュースが続きました。

新型コロナウイルスの影響で外食需要が落ち込んだ高知県産品を支えようと、県内の多くの小中学校で 2020 年度、和牛やブリなどの高級食材が給食で提供されました。子どもたちが舌鼓を打ち、生産者が助かったのはもちろん、学校は地域を知る食育にも役立てました。

2021 年 6 月 12 ~ 6 月 18 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

大きくなってね 園児がアユ放流 高知・安田町

安田川にアユを放流する園児たち(安田町正弘)
安田川にアユを放流する園児たち(安田町正弘)

(高知新聞 2021 年 6 月 12 日掲載)

アユ漁シーズンを迎えた高知県安芸郡安田町の安田川でこのほど、安田さくら園の園児13人が稚魚20キロを放流した。

地元住民らで組織する「安田(あんた)の夢プラン推進会」が、アユ躍る清流を体感してもらおうと9年前から行っている。

園児は9日、同町正弘の町活性化センター「味工房じねん」でアユが描かれたフラフを掲げた後、近くの安田川へ。体長10センチほどのアユがバケツの中で跳びはねると、園児は「すごい、プリップリや!」と大喜び。「大きくなって帰ってきてね」と声を掛けながら次々に放していた。(植村慎一郎)

アメゴ釣りに子どもら歓声 南国市上倉・中谷で2年ぶりに大会

2年ぶりに開催されたアメゴ釣り。集落に子どもたちの歓声が響いた(写真はいずれも南国市中谷)
2年ぶりに開催されたアメゴ釣り。集落に子どもたちの歓声が響いた(写真はいずれも南国市中谷)
「晩ご飯釣った!」と大物のアメゴを手にする児童
「晩ご飯釣った!」と大物のアメゴを手にする児童

(高知新聞 2021 年 6 月 13 日掲載)

児童生徒のいない南国市北部の上倉・中谷で12日、「子どもあめご釣り大会」が開かれ、久々に子どもたちの歓声が響いた。住民グループ「奈路地域活性化自治活動会」が2年ぶりに開催。近くの奈路小学校の児童や保護者ら約50人が住民らに見守られながら、山里の清流に釣り糸を垂らした。

上倉・中谷の人口は計57人。せめて「年に一度はにぎやかな声を響かそう」と、同会が10年ほど前から地域を流れる領石川にアメゴを放流し、大会を催している。昨年は、新型コロナウイルス禍で中止した。

この日は、雨がぱらつくあいにくの天気だったが、児童22人は同会手作りの竹製ざおを握り、「いっぱい釣るぞ!」と元気いっぱい。瀬に沿って流しながら魚を追った。

1時間ほどで、20センチ級を中心に良型を続々とゲット。1年の篠原孝太郎君(6)は30センチ超の大物を釣り上げ、「初めての釣りなのにびっくり。びくっと来て重かった」と喜んでいた。

集落周辺の川には、手つかずの川床や岸辺が残る。同会の川村一成会長(71)は「自然の豊かさを知るきっかけにしてくれれば」と目を細めていた。(横田宰成)

小規模校の吉川小、大栃小が合同遠隔授業 大人数の学び、ICTで体験

テコンドーの動きを見せながら自己紹介する児童(香南市吉川町吉原の吉川小学校)
テコンドーの動きを見せながら自己紹介する児童(香南市吉川町吉原の吉川小学校)

(高知新聞 2021 年 6 月 13 日掲載)

小規模校の児童に大人数での学びを経験してもらおうと、香南市の吉川小学校と香美市の大栃小学校が11日、ビデオ会議システムを使った遠隔での合同授業を行った。両校の5、6年生は英語で互いの古里を紹介し、交流を楽しんだ。

複式授業も多い小規模校でのICT(情報通信技術)活用を高知大大学院で研究する両校の教員が提案。吉川小の13人と大栃小の10人が「ハロー。レッツ、イングリッシュ!」とあいさつして授業が始まった。

児童は、ウナギやユズといった地元の特産品や観光スポットを紹介。リモートでも伝わりやすいようにと細かな相づちや大きな身ぶりを取り入れ、自身の特技の紹介ではテコンドーや絵を描く動きを示してやりとりした。

吉川小の村田遥翔君(11)は「もっとリモートに慣れて、また大栃小のみんなと話したい」。両校は低学年同士や全校での合同授業も視野に入れており、吉川小の谷圭介校長は「少子化で複式授業の増加も予想される中、合同授業が人間関係の幅を広げ、積極性を身に付けるきっかけになってほしい」と話していた。(深田恵衣)

安芸市の井ノ口小児童がナス収穫 調理も体験

ナスの収穫を体験する井ノ口小学校の児童(安芸市井ノ口乙)
ナスの収穫を体験する井ノ口小学校の児童(安芸市井ノ口乙)

(高知新聞 2021 年 6 月 16 日掲載)

安芸市の井ノ口小学校の3年生12人が15日、地元特産のナスの収穫や調理を体験した。

生産者やJA高知県安芸地区本部などでつくる安芸市施設園芸品消費拡大委員会が、地元の子どもたちにナスの魅力を知ってもらおうと毎年行っている。

児童らは、近くの小松孝生さん(55)のハウス(約25アール)を訪れた。「へたのとげに気を付けて」と指導され、ビニール袋を片手に「こっちにでかいのがいっぱいあるで」と笑顔ではさみを入れ、1人10本ずつ収穫していった。

学校に戻って、生産者からナスの育て方や生産量、高血圧改善効果などの説明を受けた後、調理に挑戦。ナスのピザやたたきを作って食べた。小松優斗君(8)は「収穫は初めてで楽しかった。ナスのピザが好き」と声を弾ませていた。(森部智成)

 

大震災教訓に命守ろう 元河北新報部長が甲浦中学校に遠隔授業 高知・東洋町

東日本大震災を教訓に何ができるかを考えたオンライン授業(東洋町の甲浦中学校)
東日本大震災を教訓に何ができるかを考えたオンライン授業(東洋町の甲浦中学校)

(高知新聞 2021 年 6 月 16 日掲載)

東日本大震災時に河北新報社(仙台市)の報道部長だった武田真一さんが14日、安芸郡東洋町白浜の甲浦中学校2年生10人にオンラインの防災授業を行い、「震災を昔のことと捉えず、自分に置き換えてどうすれば助かるかを考えて」と訴えた。

武田さんは震災当時、同社で被災地の取材を指揮。現在は宮城教育大の特任教授を務め、各地で被災地の現状や震災の教訓を伝えている。

武田さんは授業で、震災から10年以上たった今も行方不明者約2500人の捜索が続いていると説明。「終わったことではない」と強調した上で、「悲しみや犠牲を繰り返さないことが被災者の願い。教訓を生かして行動すれば、亡くなる人をゼロにできる」と力説した。

生徒は多くの人が津波に巻き込まれた原因を考え、「津波が来ないと思って避難しなかった」「建物に閉じ込められた」などの意見を上げた。武田さんは「どんなことがあっても真っ先に逃げて命を守って」「家具が倒れて避難を妨げないよう必ず確認を」などと助言した。

山谷煌規さん(14)は「改めて地震の怖さや、どう行動すればいいかを知れた。避難路やハザードマップの確認を必ずします」と話していた。(板垣篤志)

和牛、メロン、ブリ、ウナギ…小中給食に豪華高知食材 コロナ禍で生産者を応援、食育にも 2020年度

国、県の支援事業で給食に登場したブリの照り焼き(宿毛市の咸陽小学校)
国、県の支援事業で給食に登場したブリの照り焼き(宿毛市の咸陽小学校)

(高知新聞 2021 年 6 月 16 日掲載)

新型コロナウイルスの影響で外食需要が落ち込んだ高知県産品を支えようと、県内の多くの小中学校で2020年度、和牛やブリなどの高級食材が給食で提供された。子どもたちが舌鼓を打ち、生産者が助かったのはもちろん、学校は地域を知る食育にも役立てた。それぞれに〝おいしかった〟給食。21年度、おかわりはある?

農林水産省の全額補助事業で、県やJAグループ高知が加工業者の食材購入費や県学校給食会が担う配送費などを負担、各学校給食センターなどに食材を無償提供した。

食材は土佐あかうしを含む和牛、土佐はちきん地鶏、メロンの農畜産物3種と、養殖のブリ、カンパチ、マダイ、ウナギの水産物4種。昨年9月から今年3月まで、33市町村の300校以上で給食に使われた。「地鶏は年3回」など食材によって利用上限があり、総事業費は約2億円。

ブリ約4千匹、マダイ約7400匹を出荷した宿毛市のすくも湾漁協の職員は「養殖魚は飼い続けるだけで餌代などの出費がある。価格が落ち、取引が減った中で生産者も喜んでいた」と話す。

また各地の学校給食センター職員らはそろって「頻繁には出せない高価な食材が多く、ありがたかった」。各校で「あかうしのすき焼き」や「はちきん地鶏の唐揚げ」「うな丼」などの豪華メニューが登場したという。

通常は県外を中心に出荷される食材が多く、学校では子どもたちが改めて地元産品を知る機会にもなった。

同市樺の咸陽小学校では昨年12月、ブリの照り焼きが主菜の給食時間にこんな校内放送も。〈ブリの幼魚は何と呼ばれるでしょう…正解はモジャコです〉。市職員も学校を訪れ「このブリは宿毛でたくさん育てられようがで」とPR。児童は「あんまり家では食べん。おいしい」と笑顔で頬張った。

県も農畜産物を提供した全校の児童生徒に食育のためのリーフレットを配布し、9校で出前授業を行った。

21年度は農水省の事業主体が都道府県から民間団体に切り替わったこともあり、県は当初予算での事業継続は見送った。ただ好評を受けて、秋以降に県単独事業として再開できないか検討しているという。(新妻亮太)

五輪選手へ応援動画 高知市の土佐山学舎 合宿来高後に披露

プールで応援動画を撮影する児童ら(高知市の土佐山学舎)
プールで応援動画を撮影する児童ら(高知市の土佐山学舎)

(高知新聞 2021 年 6 月 18 日掲載)

東京五輪の事前合宿を高知で行う海外選手を応援しようと、義務教育学校「土佐山学舎」(高知市土佐山桑尾)の子どもたちが17日、選手へのメッセージ動画を撮影し、「Go for it!(頑張れ)」と声を張り上げた。

7月にチェコとシンガポールの代表選手ら79人が順次来高し、高知、須崎、南国の3市の施設で調整する。しかし新型コロナウイルス下で、各自治体が計画していた選手と県民の直接交流はかなわず。県が子どもたちの応援企画を3市に呼び掛けていた。

同学舎(143人)では1年生から9年生(中学3年生)が10日から学年ごとに取り組みを始めた。6年生は、チェコの水泳選手団に向けたウエルカムボード(縦60センチ、横80センチ)を手作り。「Enjoy! Kochi!」と記し、下にはにこやかな選手の写真と応援の言葉を連ねた。

17日は4年生がプールで動画を撮影。それぞれ、「Do your best(ベストを尽くして)」「You can do it(君ならできる)」と叫んで水中へ。元気いっぱいに泳ぐ姿を披露した。稲垣歩美さん(9)は「はっきりと英語を話すことに気を付けた。悔いの残らないように頑張ってほしい」と話していた。

高知市ではほかに、小中高3校が同様の取り組みを実施。ウエルカムボードは練習場に掲示し、動画は滞在するホテルなどで流す予定という。(山仲健一)

Tシャツ展入賞するぞ! 児童がデザイン学ぶ 高知・黒潮町で出前授業

Tシャツのデザインに取り組む児童ら(黒潮町の拳ノ川小学校)
Tシャツのデザインに取り組む児童ら(黒潮町の拳ノ川小学校)

(高知新聞 2021 年 6 月 18 日掲載)

幡多郡黒潮町の入野海岸で10月30日~11月3日に開かれるTシャツアート展に向け、主催するNPO法人砂浜美術館は今月上旬から、町内全8小学校で3、4年生に展示作のデザインを考えてもらう出前授業を行っている。

アート展を通じ、自然の風景に価値を見いだす考え方に触れてもらおうと、2010年から実施。今年は約50人の児童が出品を予定している。

17日は拳ノ川小(同町拳ノ川)と入野小(同町入野)で実施。同館職員の説明を聞いた児童は、魚や太陽、木などのデザイン案をクレヨンで紙に描いて切り抜き、30センチ四方の青い布に貼り付け。「めちゃくちゃえい!」「絶対賞取れる~」「最高の出来や」など、自信満々な様子だった。

作品はデータ化され、Tシャツにプリントされる予定。ヤイロチョウを描いた拳ノ川小4年、伊与木斗真君(9)は「アート展に行ったことはあるけど、出すのは初めて。展示が楽しみ」と喜んでいた。(河本真澄)

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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