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よさこいのない夏に…自作の鳴子でよさこいを体感しました|週間高知の子どもニュース(2021年8月7~13日)

稲刈り、プール、よさこい、ミニ四駆…。高知の子どもたちがイベントで夏の思い出をつくっています。

高知市の「高知よさこい情報交流館」では「夏休みこどもよさこい教室」が開かれました。今年も「よさこいのない夏」になりましたが、子どもたちは自作の鳴子を振って踊り、「よさこい」の雰囲気を体感しました。

2021 年 8 月 7 ~ 13  日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

高知競馬の騎手と児童らが稲刈り 高知・南国市

(高知新聞 2021 年 8 月 8 日掲載)

高知競馬の騎手22人と、高知市こども劇場の会員親子約30人がこのほど、南国市田村乙の田んぼで、4月に植えたコシヒカリの稲を刈り取った=写真。

「若手騎手の社会貢献の場に」と、赤岡修次騎手(44)が、友人でコメ農家の吉本正仁さん(59)に声を掛けて始まり、今年で9回目。毎年、同劇場の子どもたちを田植えと稲刈りに招待している。

児童らは4日、「ここ押さえてるから刈って」「上手!」と騎手にサポートしてもらいながら、鎌を使ってざくざくと稲刈り。高知市の初月小学校3年、門屋七夏さん(9)は「ちょっとずつこつをつかんできて、うまく刈れた。白ご飯が大好きなので、楽しみ」と、うれしそうな表情だった。収穫したコメは、児童福祉施設などにも贈られる。(香長・深田恵衣)

海洋深層水体験施設「シレストむろと」でプール無料開放、子どもら楽しむ 高知・室戸市

プールで遊泳を楽しむ子どもたち(室戸市室戸岬町のシレストむろと)
プールで遊泳を楽しむ子どもたち(室戸市室戸岬町のシレストむろと)

(高知新聞 2021 年 8 月 9 日掲載)

室戸市室戸岬町の海洋深層水体験施設「シレストむろと」が8日、小学生以下を対象にプールなどを無料開放し、訪れた子どもたちが水遊びに歓声を上げた。

新型コロナウイルスの影響で外出の機会が減った子どもたちに楽しんでもらおうと企画。屋外に設置した子ども用の円形プール(直径約4メートル)と入浴施設を開放したほか、キッズランチの無料提供(20食)や菓子のつかみ取りも用意した。

正午時点で26人の子どもが来館し、プールで跳ねたり泳いだりして大はしゃぎ。高岡郡中土佐町から家族で訪れた久礼小2年の寺内心結(みゆ)さん(8)は「おっきいプールでみんなと遊べて楽しかった」と笑顔だった。

子ども用プールは29日まで設置される。小学生以下の利用料(入浴など含む)は500円(3歳以下無料)。(板垣篤志)

よさこいのない夏に...高知市の子どもたち、自作鳴子で踊り体験

手作りの鳴子を持って「正調よさこい鳴子踊り」を踊る児童たち(9日午前、高知市の高知よさこい情報交流館)
手作りの鳴子を持って「正調よさこい鳴子踊り」を踊る児童たち(9日午前、高知市の高知よさこい情報交流館)

(高知新聞 2021 年 8 月 10 日掲載)

「高知よさこい情報交流館」(高知市はりまや町1丁目)で9日、「夏休みこどもよさこい教室」が開かれた。新型コロナ下で昨夏に続いてよさこい祭りが中止となる中、子どもたちが自作の鳴子を振って踊り、「よさこい」の雰囲気を体感した。

同館が「祭りを子どもたちに伝承しよう」と昨年に続いて企画。同市内の児童・園児計6人が参加した。「よさこい」の語源や祭りの成り立ちを学んだ子どもたちは、鳴子を手作り。しゃもじ形の土台に、赤や黄色など色鮮やかなばちを取り付けた。さらに「正調よさこい鳴子踊り」にも挑戦し、曲に合わせて鳴子をシャンシャン―。浮き立つような祭りの音を響かせた。

高須小6年の高橋怜那さん(11)は「自分が作った鳴子で踊れて楽しかった。コロナが収束したら、この鳴子を持って踊り子として参加したい」と笑顔で話していた。(乙井康弘)

父子でミニ四駆作り 高知市で子育てイベント満喫

協力しながらミニ四駆作りを楽しむ親子(高知市の比島交通公園)
協力しながらミニ四駆作りを楽しむ親子(高知市の比島交通公園)

(高知新聞 2021 年 8 月 11 日掲載)

男性の子育てを応援しようと高知県立交通安全こどもセンターと高知市社会福祉協議会はこのほど、比島交通公園(同市比島4丁目)でミニ四駆を作って走らせるイベントを開いた。

市社協などが「母親同士がつながれる場所はあるが、父親同士がつながって育児のことを共有する機会が少ない」と企画。8日は親子8組(22人)のうち、6組は父親が参加した。

遠慮気味の父親をよそに子どもたちは説明書に目もくれず、組み立てを開始。父親同士で教え合ったり、親子が協力してパーツを組み合わせたりして完成させると、家族みんなでレースを楽しんだ。

6歳の息子と参加した沼田和治さん(39)は「子育ては妻に任せることが多かったので、たくさん触れ合えて良かった」。矢野雄也さん(36)も「途中でしんどそうに作業していた息子が、ミニ四駆を走らせたときは跳びはねて喜んでいて。その姿を見れたことが一番」とにっこり。

「超楽しかったぁ」と喜ぶ子どもたち。見つめるお母さんも笑顔を浮かべていた。(玉置萌恵)

夏休みの思い出に…ダンスや陶芸、ライト作り 土佐市で小中学生体験イベント

(高知新聞 2021 年 8 月 11 日掲載)

夏休みの思い出になるよう多種多様な体験が楽しめるワークショップがこのほど、土佐市高岡町乙の市複合文化施設「つなーで」で開かれた。創作したり体を動かしたり、子どもたちの笑顔が広がった。

ヒップホップダンスやホールの音響照明係体験、フラワーアレンジメントのほか、地場産業にちなんだ土佐和紙のライト作りなど12のプログラムを用意。7、8の両日、市内外の小中学生ら約100人が参加した。

陶芸教室には15人ほどが参加し、講師に指の使い方や力の入れ方を学びながら茶わんやコップを製作=写真。「思ったより難しい」「これでご飯食べたい」と言いながら真剣な表情で作業していた。イベントを企画した市生涯学習課の担当者は「新型コロナウイルス対策をしっかりして開催できてよかった。来年以降も継続したい」と話していた。(土佐・山崎友裕)

全国小学生陸上で全員入賞を!南国市の出場選手が市長表敬

県選考会のメダルを胸に、平山耕三市長に全国大会での活躍を誓う選手たち(南国市役所)
県選考会のメダルを胸に、平山耕三市長に全国大会での活躍を誓う選手たち(南国市役所)

(高知新聞 2021 年 8 月 12 日掲載)

9月に開かれる全国小学生陸上競技交流大会の女子全4種目で出場権を獲得した南国市の総合型地域スポーツクラブ「まほろばクラブ南国」所属の4選手が11日、平山耕三市長を表敬訪問した。2020年度の小学生女子100メートルで全国1位の記録を持つ女子チーム主将の岡林結衣さん(12)=大篠小6年=が「全員初の全国大会。みんなで入賞したい」と活躍を誓った。

大会は日本陸上競技連盟主催。9月19日、日産スタジアム(横浜市)に各都道府県選考会1位の小学5、6年生が集い、男女計8種目で競う。同クラブは、新型コロナウイルス禍で中止された昨年を除き、7大会連続出場中。

6年100メートルの岡林さんは、3月の高松市の記録会で日本小学女子記録に0・10秒差に迫る12秒77。5年100メートルの下元玲奈さん(10)=長岡小、コンバインドA(80メートル障害、走り高跳び)の仁尾摘麦さん(11)=大篠小6年、同B(走り幅跳び、ジャベリックボール投げ)の横田瑠花さん(11)=黒岩小6年=とともに挑む。

平山市長は「皆さんの今後の競技生活に生かせるよう大活躍を」と激励。岡林さんは「みんな調子はベリーグッド。記録はもちろん、全員で入賞したいです」と力強く話していた。(横田宰成)

法廷を身近に、小学生が見学 高知地裁

裁判官に質問する児童たち(高知市丸ノ内1丁目の高知地裁)
裁判官に質問する児童たち(高知市丸ノ内1丁目の高知地裁)

(高知新聞 2021 年 8 月 13 日掲載)

裁判所を身近に感じてもらおうと、高知地家裁は11日、小学生を対象にした法廷見学会を開き、司法の世界の一端を紹介した。

高知市内の小学4~6年生10人が参加。例年の模擬裁判は新型コロナウイルスの影響で中止となり、裁判所の役割を紹介するビデオを見たり、裁判官に質問したりした。

児童に「判決で後悔したことはないか」と問われた尾崎充浩裁判官(26)は、「絶対に後悔しないよう、長時間考え抜いて根拠を持って判断しています」と答えた。

児童らは黒い法服を着て裁判官席に座り、厳かな雰囲気も体感。高知小5年の増田善文君(11)は「裁判の目的や種類を初めて知った。怖いイメージがあったけど、実際の裁判を見たくなった」と話していた。(山仲健一)

運動の得意、苦手知ろう 専門学校生らが子どもの体力測定 高知市

筋力を測定するため、両足跳びに挑戦する子ども(高知市のオーテピア高知図書館)
筋力を測定するため、両足跳びに挑戦する子ども(高知市のオーテピア高知図書館)

(高知新聞 2021 年 8 月 13 日掲載)

運動で得意なこと、苦手なことを知る「子ども健康増進教室」がこのほど、高知市追手筋2丁目のオーテピア高知図書館で開かれ、幼児や小学生が筋力や瞬発力などの体力測定に挑戦した。

教室は、土佐リハビリテーションカレッジ(同市大津乙)とオーテピアが企画。健康に関心を持ち続けてもらうため、運動をテーマにした講座と書籍の紹介を併せたイベントを昨年から行っている。今回は「生命(いのち)の基金」の助成を受けて開かれた。

幼児から小学3年までの親子36組が参加。身長と体重、バランス、筋力、瞬発力、器用さ、柔軟性の6項目を測定した。

筋力は、両足跳びの距離を測定。初めて挑戦する子どもも多く、学生から「手を振って勢いをつけて」と教わり、「えいっ!」とジャンプしていた。

測定後には駆けっこのアドバイスも。リラックスした構えや足の踏み出し方を、遊びの要素を取り入れながら練習した。

身体機能を項目ごとに見ることで、例えば「手先が不器用だから、積み木で遊ぶ」といった対応ができるという。同校講師で認定作業療法士の稲富惇一さんは「『この子は運動が苦手』と漠然と捉えるのではなく、何が得意で何が苦手かを見極め、遊びの中で楽しくフォローしてあげてほしい」と話していた。 (門田朋三)

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この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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