手作りはがき全国コンテストで田村君(日下小2年)大賞を受賞しました|週間高知の子どもニュース(2021年10月30~11月5日)
高知市と土佐清水市、安芸市でハロウィーンのイベントが行われ、仮装した子どもたちがパレードしたり、お菓子をもらったりしました。
押し花や和紙を使った手作りはがきの全国コンテストで、高岡郡日高村の日下小学校 2 年・田村春馬君の作品「こうきゅうぎょタイ」が大賞に輝きました。和紙のちぎり絵で魚のタイを伸び伸びと表現しました。
2021 年 10 月 30 ~ 11 月 5 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。
目次
仮装した園児らがハロウィーン行列 高知市の愛宕商店街
(高知新聞 2021 年 10 月 30 日掲載)
高知市の愛宕商店街で29日、ハロウィーンパレードが行われ、仮装した園児や親子が商店でお菓子をもらい、楽しんだ。
地域ぐるみの子育て支援「多機能型保育支援事業」の一環。近くの江ノ口保育園、高知聖園マリア園、ニチイキッズ愛宕保育園とNPO高知市民会議が企画した。
今年はあたご幼稚園が新たに参加。同商店街振興組合の12店舗のほか、民生委員らも加わり、15カ所で子どもたちを出迎えた。
子どもたちはお化けや魔女の衣装に身を包み、商店街へ。「トリック・オア・トリート!」と元気に声を上げていた。
感染対策をして対応した店主らは「今年も無事にできてよかった」。薬剤師の林佐江子さんは「普段は寂しい商店街が子どもたちのおかげで明るくなりました」と喜んでいた。(門田朋三)
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商店街でハロウィーン!子どもたち仮装で街歩き 土佐清水市、安芸市
(高知新聞 2021 年 10 月 31 日掲載)
土佐清水市と安芸市の商店街などで30日、ハロウィーンのイベントが催され、仮装した大勢の子どもたちが街にあふれてにぎわった。
土佐清水市の中心市街地では、人気アニメのキャラクターなどに仮装した子どもや保護者ら約200人が商店街などをパレード。商店主らからたくさんのお菓子をもらい、「袋に入りきらん」と喜んだ。
同市出身のジョン万次郎にちなみ、米国文化に親しんでもらおうと、2012年に有志が始めたイベント。運営者の一人で文具店を営む久保卓也さん(48)は「子どもが楽しそうに参加してくれて良かった。来年もやりたい」と話した。
安芸市では、本町商店街の交流施設「満子の部屋」前で仮装した子どもたちが住民と触れ合った。
地域の高齢者の集まり「サロンはまちどり」(佐藤満子代表)が、商店街を活気づけようと企画した。
「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」のキャラクターや魔女など、思い思いのコスプレで集まった子どもたちに、お年寄りは「きれいながあ着てきたねえ」と目を細め、お菓子をもらった子どもたちは、笑顔で「ありがとう」と応えていた。(山崎彩加、森部智成)
ハロウィーンにぎやかに 高知市の交通公園で子どもたちと高齢者が交流
(高知新聞 2021 年 11 月 2 日掲載)
高知市の比島交通公園(比島4丁目)で10月31日、ハロウィーンイベントが開催され、仮装した子どもたちが地域の高齢者らからお菓子をもらって楽しんだ。
さまざまな世代が交流する機会にと、県立交通安全こどもセンターと江ノ口東地区社会福祉協議会などが企画。親子連れら約80人が参加した。
忍者や魔女、アニメのキャラクターなどに“変身”した子どもたちは、カボチャのお化けに扮したお年寄りに出迎えられ、お菓子をおねだり。角のようなカチューシャを着けた昭和小学校1年、松元優佳さん(7)は「ユニコーンの格好が好き。ずっと楽しみにしちょった」。お菓子をうれしそうに頬張っていた。(浜田悠伽)
遍路古道に手書きの案内札、大月小児童が設置
(高知新聞 2021 年 11 月 2 日掲載)
四国遍路について学んでいる、高知県幡多郡大月町弘見の大月小学校の3年生26人がこのほど、「気をつけて」などとメッセージを書いた案内札を町内の遍路古道に取り付けた。
古道は同町大浦から番外札所の月山神社を抜けて同町赤泊へと通じる4キロ余り。2004年に、町民有志が草木を取り除くなどして古道を復元。毎年児童が札を設置している。
10月28日、月山神社では、現在古道の維持に取り組むNPO法人大月地域資源活用協議会の岩瀬文人事務局長(64)が神社の由来などについて説明。児童は大浦方面と赤泊方面の2組に分かれ、遍路道沿いの木々に手作りの木札を掛けていった。
近年は外国人の遍路客が増えており、英語や韓国語などのメッセージを添えた児童も。今宮百合愛さん(8)は「歩くのは大変だったけど、楽しかった。いろんな人にお札を見てほしい」と話していた。
また、県が7~10月にクラウドファンディング型のふるさと納税で一帯の古道の修繕費を募り、目標額の100万円以上が集まったという。町は費用を活用し本年度中に、橋を修繕し、他言語看板を設置する予定。(新妻亮太)
手作りはがき全国コンテストで田村君(日下小2年)大賞 和紙でタイ表現
(高知新聞 2021 年 11 月 3 日掲載)
押し花や和紙を使った手作りはがきの全国コンテストでこのほど、高岡郡日高村の日下小学校2年、田村春馬君(7)の作品「こうきゅうぎょタイ」が大賞に輝いた。和紙のちぎり絵で魚のタイを伸び伸びと表現した。
コンテストは東京都の和紙販売会社「小津和紙」の主催で、同社の押し花はがきキット「ぴたっこ」を使った作品を募集。今年は4~6月に2~85歳の307点が寄せられ、大賞は子どもと大人の各1点を選んだ。
日下小は、コンテストに協賛するひだか和紙(同村沖名)の呼び掛けで、全校児童が授業で作品制作に取り組んだ。
田村君は魚図鑑を参考に「色がきれい」とタイを題材に選んだ。魚体のゴツゴツした感じを出しつつ、曲線をきれいにちぎるようこだわり、目も格子状の黒い和紙にするなど工夫した。
日本画家ら審査員の講評では「画面たっぷりにおおらかで自由なたのしい世界が広がっている。7歳の作品とは思えない。タイトルも良い」と絶賛された。
田村君は受賞を受け「びっくりした。次はライオンとかキリンとか、動物を作ってみたい」と喜んでいた。(楠瀬健太)
アメゴ稚魚丼が小中学校の給食に 馬路村、馬路温泉が提供
(高知新聞 2021 年 11 月 3 日掲載)
安芸郡馬路村の馬路小中学校と魚梁瀬小中学校の給食にこのほど、アメゴの稚魚を使った照りマヨ丼が初めて登場した。馬路温泉が誇る夏から秋にかけての人気メニューで、60人が舌鼓を打った。
同温泉は稚魚の養殖に取り組んでおり、館内のレストランで唐揚げなどを提供。照りマヨ丼は、揚げた稚魚に甘辛いたれとマヨネーズをかけた自慢の一品だ。地元の子どもたちにもおいしさを知ってほしいと企画、稚魚500匹を格安で提供した。
給食用に少し薄く味付けして、10月28日に提供。アメゴの身はほろほろで臭みがなく、子どもたちは「おいしい」を連発し「お代わりしたい」。馬路小1年の木下歌乃さん(7)は「お魚はあんまり好きじゃないけどおいしかった」と笑顔だった。(植村慎一郎)
梼原小6年生が千枚田で稲刈り
(高知新聞 2021 年 11 月 3 日掲載)
高岡郡梼原町神在居(かんざいこ)の千枚田でこのほど、梼原小学校6年18人が自分たちが植えた稲を刈って干す一連の収穫作業を体験した。
10月28日は約300平方メートルの田んぼで、千枚田ふるさと会の田村俊夫会長(61)をはじめ地元住民らが、鎌の扱い方などを指導。特に稲わらをひも代わりにして稲を束ねる作業は難しく、児童らは「もう1回」と何度も手本を見ながら挑戦していた。
谷田瑛太君(12)は「稲をざくざく刈るのは楽しいけど、束ねるのはなかなかできなかった。お米を作るのは大変なので一粒一粒を大切に食べたい」と喜んでいた。
収穫した米は来年2月の学習発表会で販売し、卒業アルバム制作費に充てられる。(富尾和方)
夜の学校で謎解き、土佐塾高校で小学生ら60人
(高知新聞 2021 年 11 月 4 日掲載)
夜の学校を舞台にした謎解きイベントがこのほど、土佐塾高校(高知市北中山)で行われた。小学生と保護者ら約60人が、漢字クイズや算数パズルを解きながらゴールを目指した。
生徒会と教員が企画し、10月30日に開催した。参加者は真っ暗な校舎をランタン片手にこわごわと進み、理科室や図書室などで7問に挑戦。60分でゴールの屋上を目指した。
ハロウィーンに合わせ、死に神や怪物にふんした教員や生徒が登場。悲鳴が上がる場面もあったが、最後は屋上で夜景をバックに写真を撮って楽しんだ。
大津小6年の小野歩誠(あゆなり)君(12)は「学校のいろんなところを回れて面白かった」。同高生徒会長の阿部大吉さん(17)=2年=は「新型コロナ下でイベントが減る中、非日常を楽しんでもらえたと思う」と話していた。(玉置萌恵)
地元のユズ、とれたて 安田小学校6年生が収穫体験
(高知新聞 2021 年 11 月 4 日掲載)
安芸郡安田町の安田小学校の6年生11人がこのほど、同町東島で黄色く色づいたユズの収穫を体験した。
同町のユズ農家、中野睦夫さん(67)が約240本栽培している果樹園で毎年実施している。革手袋をした児童は10月29日、傷が少なく形の良いユズをじっくりと品定め。長い枝から実の近くを切り離し、その後でへたに残った枝を落とす2度切りの摘み方で、1人15個ずつ収穫した。
ユズ摘みは初めてという長谷川侑里君(12)は「とげが鋭くて危険なので、集中して摘んだ。料理に使ったりお風呂に入れたりして、家族で楽しみたい」と笑顔だった。児童はこの後、搾汁も体験した。(植村慎一郎)
ツルの生態学ぶ、鹿児島県の鶴荘学園と交流も 四万十市の東中筋小中学生
(高知新聞 2021 年 11 月 5 日掲載)
ツルの越冬地づくりに取り組む四万十市の「四万十つるの里づくりの会」と国土交通省中村河川国道事務所はこのほど、地元の小中学生を招いて学習会を開いた。越冬地として知られる鹿児島県の子どもたちともオンラインで交流し、ツルの生態などに理解を深めた。
1万羽以上が飛来する鹿児島県では、ツル同士の伝染病拡散を防ぐため、越冬地の分散が課題。候補地の一つとして幡多地域が上がったことをきっかけに、2006年に同会が発足。以来、江ノ村など中筋川流域の3カ所にツルを呼び寄せるデコイ(模型)や餌場を設置するなどしている。昨年はナベヅル40羽の飛来が確認された。
10月29日、東中筋小中学校の計16人とともに、江ノ村の湿地にデコイ5体を設置した。
また、9年間学ぶ教科「ツル科」のある鹿児島県出水市の義務教育学校、鶴荘(かくしょう)学園の8年生(中学2年生)と初めてオンライン交流した。同学園は、ツルを生かした観光PRや越冬地分散のための生態調査を紹介。東中筋小中は地元の「つるの里まつり」などの活動を発表した。
東中筋中2年の沢田愛彩(あいさ)さん(13)は「感染症の広がりを防ぐために分散化が必要なんだと、勉強になった。協力して実現できたらいいな」と話していた。(今川彩香)