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「かとり神社の夏祭り」で子どもたちが運営を頑張ります|週刊高知の子どもニュース(2022年8月13~19日)

「かとり神社の夏祭り」で子どもたちが運営を頑張ります|週刊高知の子どもニュース(2022年8月13~19日)

8 月 15 日は終戦の日。高知の子どもが全国戦没者追悼式に出席したり、長崎で被爆者を取材したりして、戦争の悲惨さについて学びました。

香南市野市町の香取神社では、8 月 20 日(土)に開催される「かとり神社の夏祭り」に向け、市内外の子どもたちが出し物などの準備に奔走していました。

2022 年 8 月 13 ~ 19 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

障害児ら体験交流で深海生物にタッチ 室戸市

深海生物との触れ合いを楽しむ子どもら(室戸市保健福祉センターやすらぎ)
深海生物との触れ合いを楽しむ子どもら(室戸市保健福祉センターやすらぎ)

(高知新聞 2022 年 8 月 13 日掲載)

室戸市領家の市保健福祉センターやすらぎでこのほど、市内の障害児やそのきょうだいが深海生物に触れられるタッチプール体験を楽しんだ。

障害がある小中高生らを対象に市が主催する夏休み体験交流会の一環。10日は、漁師の松尾拓哉さん(31)=同市佐喜浜町=が捕獲したグソクムシやオオホモラなどを持ち込んだ。

松尾さんは「普段は深海600メートルより下におるよ」などと解説。子どもたちは興味津々な様子で、「元気に泳ぎゆう」「見た目がちょっと怖いけど、触ってみたらかわいい」などと触れ合いを楽しんでいた。

交流会は29日まで、パラスポーツ運動会や工作など多彩な体験を行う。(板垣篤志)

岩石の薄片作り児童6人観察 室戸市

薄片を顕微鏡で観察する子どもら(室戸市の室戸世界ジオパークセンター)
薄片を顕微鏡で観察する子どもら(室戸市の室戸世界ジオパークセンター)

(高知新聞 2022 年 8 月 14 日掲載)

室戸市室戸岬町の室戸世界ジオパークセンターでこのほど、岩石の薄片を作って顕微鏡で観察する体験イベントが開かれ、市内の小学生6人が挑戦した。

自由研究の題材にしてもらおうと、室戸ジオパーク推進協議会が企画。11日は、徳島県三好市のジオパーク構想に取り組む地質専門員、殿谷梓さん(41)を講師に招いた。

同市の緑色片岩と室戸市の玄武岩をスライスした材料と研磨の道具を用意。児童は顕微鏡観察に適した厚み0・03ミリになるよう、真剣なまなざしで研いでいった。完成した薄片に光を当てると岩石の粒が赤や黄、緑などに光るのが確認でき、「きらきらしてる」などと夢中で顕微鏡をのぞき込んでいた。

室戸小4年の大西澄空(すみと)君(9)は「薄く削るのが大変だったけど楽しかった。自由研究にまとめて、友達に見てもらいたい」とうれしそうに話していた。(板垣篤志)

園児や児童が高校生と運動遊び、お化け屋敷も楽しむ 土佐清水市

宮本忠男さん=左端=にアドバイスを受けながら、運動を楽しむ子どもたち(土佐清水市清水の市民体育館)
宮本忠男さん=左端=にアドバイスを受けながら、運動を楽しむ子どもたち(土佐清水市清水の市民体育館)

(高知新聞 2022 年 8 月 14 日掲載)

遊びながら体を動かすイベントがこのほど、土佐清水市の市民体育館で開かれた。園児や児童は「運動遊び」に大喜び。小さな子どもとの接し方を学ぼうと、清水高校の生徒も一緒に交流した。

市内でファミリーサポートセンターを運営するNPO法人「enne(エンネ)」が主催。11日、幼児体育講師の宮本忠男さん(57)=大岐=を迎えた。

子どもたちは、マットの上で前転や後転を練習したり、高校生と一緒に鉄棒に挑戦したり。宮本さんから「棒をギュッと持つと手首が固まって上がれないよ」「お尻に力を入れてみて」などとアドバイスを受けながら、徐々にこつをつかんでいた。

技に成功すると、お化け屋敷に入れる〝ご褒美〟も。子どもたちは、お化け役の高校生が待つ別室へと、うれしそうに駆けだしていた。参加した同校3年の川久保和さん(18)は「子どもたちも楽しんでくれてうれしい」と話していた。(小笠原舞香)

「みやもっち」こと宮本忠男さんのココハレインタビューはこちら

3世代で平和の尊さ伝える 7歳磯野君(高知市)追悼式最年少 「戦争いかんことや」

3世代で全国戦没者追悼式に参加した磯野万葉君=左=ら(東京都千代田区の日本武道館)
3世代で全国戦没者追悼式に参加した磯野万葉君=左=ら(東京都千代田区の日本武道館)

(高知新聞 2022 年 8 月 16 日掲載)

15日、東京の日本武道館で行われた全国戦没者追悼式には、本県から10人が参列した。この中で、全国最年少となったのが、高知大付属小2年の磯野万葉(かずは)君(7)=高知市。平和の尊さを伝えていきたいと願う、祖母・吉川夏恵さん(80)=長岡郡本山町、伯父・吉川裕三さん(57)=同=と一緒に、3世代で祈りをささげた。

万葉君の曽祖父(夏恵さんの夫・実さんの父)、吉川重久さんは、1942(昭和17)年11月に東部ニューギニアで戦死。大伯父(夏恵さんの兄)、公文良男さんも、41(同16)年4月に中国湖北省で戦死した。

良男さんが23歳で亡くなった翌年に、夏恵さんは生まれた。「とても頭の良い人だったとか。(戦死が早い時期で)地元では大勢の人が並んで遺骨を迎えたそうです」

重久さんについては「優しい人で奥さんをすごく大事にしたと聞いています」。家に届いた白木の箱に遺骨はなく、中身は眼鏡とたばこ入れ。しかし、重久さんは眼鏡をかけず、たばこも吸わなかった。このため、実さんは「父が生きているかもしれない」との思いを捨て切れず、ニューギニアへ3回も慰霊訪問したという。

裕三さんは、8年前に亡くなった父・実さんの思いを受け継ぎ、戦没者慰霊に力を注いできた。県遺族会青年部の役員として取り組む忠霊塔の清掃活動には、万葉君を小学校入学前から連れて行っている。

「みんなとお掃除するのは楽しい」とにこやかに話す万葉君。裕三さんは「活動にどういう思いが込められているかは、まだ分からないでしょう。でも中学生、高校生になれば分かる。戦後77年間の平和は、亡くなった人たちのおかげ。後世に伝えていかないと」と優しく見守る。

夏恵さんも「万葉はロシアのウクライナ侵攻のニュースを見て『戦争って人の殺し合いやろ、いかんことや』と言ったこともある。これからも命や平和の大切さを学んでほしい」と話した。(片岡昭夫)

親子で長崎被爆者取材 高知市の有光さん 市長に報告

岡﨑市長に取材の成果を報告する有光さん親子(高知市役所)
岡﨑市長に取材の成果を報告する有光さん親子(高知市役所)

(高知新聞 2022 年 8 月 19 日掲載)

長崎市で戦争の悲惨さや平和の尊さを学ぶ、日本非核宣言自治体協議会主催の「親子記者事業」に、高知市の横浜新町小6年、有光彩瑛さん(11)と父の孝仁さん(45)が参加した。18日、高知市役所で岡﨑誠也市長に成果を報告した。

協議会には、同市など県内7自治体を含む346自治体が加盟。9日の平和祈念式典に合わせ同事業を行っており、参加親子は被爆者らを取材して記事にまとめる。今年は全国92組の応募があり、8~11日に9組が参加した。

有光さん親子は、長崎市で被爆した85歳の男性と、核兵器廃絶の活動をしている大学生にインタビュー。記事には、原爆が投下された日に「左半身にやけどを負い、一晩中泣きながら姉と親戚の家まで避難した」といった証言を盛り込んだ。

彩瑛さんは「自分と年の近い大学生が、平和活動をしていることに刺激を受けた。友達に、原爆や戦争は大切なものを奪うと伝えたい」と話していた。夏休みの自由研究にも成果をまとめるという。

2人が書いた記事は協議会のホームページに掲載される。(高井美咲)

夏祭り運営で小中高生奮闘 8/20 香南市の香取神社 出し物や会場準備

「楽しい思い出をつくってほしい」と呼びかける子どもたち (写真はいずれも香南市の香取神社)
「楽しい思い出をつくってほしい」と呼びかける子どもたち (写真はいずれも香南市の香取神社)

(高知新聞 2022 年 8 月 19 日掲載)

香南市野市町土居の香取神社で20日に開催される「かとり神社の夏祭り」に向け、市内外の子どもたちが出し物などの準備に奔走している。例年、運営の中心を担っていた大人のボランティアは「若者が地域の一員として輝ける場を」とサポートに回り、3団体計32人の奮闘を見守っている。

一時期途絶えていた夏祭りは2009年、国道55号沿いの旅館「かとり」従業員の近藤洋好さん(44)らが中心となって復活。宿泊した旅人らも含め、これまでに延べ約500人がボランティアで運営に携わり、子ども向けの出し物などを行ってきた。

今年は「地域の子どもにも活躍の場を」と考えた近藤さんらが、日頃から関わりのあった小中高生のグループにスタッフ参加を打診。城山高、岡豊高などの生徒ら11人のボランティアグループ「人の役に立ち隊」(仮称)は夏休み、草刈りやテントの設営に当たり、先輩たちに道具の使い方を教わりながら力仕事に汗を流す。

自作したゲームを試しながら、当日のシミュレーションにも余念がない
自作したゲームを試しながら、当日のシミュレーションにも余念がない

地元ケーブルテレビ番組を制作する市内の小中学生サークル「香南っ子映像倶楽部(くらぶ)」は、出し物を三つ考案。メンバー13人が話し合いを重ね、ペットボトルに描かれたモンスターにボールを当てて点数を競うゲームなどを制作し、接客練習にも余念がない。

子どもたちが遊べる立体迷路づくりや着ぐるみショーの練習をしていたのは、山田高校地域みらい部の生徒8人。普段は地域の魅力を紹介する動画制作などを行うメンバーにとって、子ども向けの活動は初めてといい、異世代との関わりを学んでいるそうだ。

暑さにも負けず準備に励む小中高生は「みんなの喜ぶ笑顔がみたい」「いろんな人と関わるのは楽しい」と声を弾ませ、「夏休みの楽しい思い出にしてほしい」と多くの来場を呼びかけている。夏祭りは20日午後3時から。(深田恵衣)

「かとり神社の夏祭り」の情報はこちら

 

高知の子どもたちや教育に関するニュースは高知新聞Plusでご覧いただけます。

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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