2学期がスタート!自由研究を見せ合いっこしました|週刊高知の子どもニュース(2022年8月27日~9月2日)
長かった夏休みも終わり、高知県内の学校に元気な子どもたちが帰ってきました。
高知市の横内小学校では始業式の 9 月 1 日、子どもたちが自由研究を見せ合いっこ。友達の作品をじっくり見たり、触ったりして楽しみました。
2022 年 8 月 27 日~ 9 月 2 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。
目次
夏休みの宿題仕上げるぞ! 土佐市の戸波児童センターで絵の教室
(高知新聞 2022 年 8 月 28 日掲載)
夏休み終盤。土佐市家俊の戸波児童センターでこのほど、「宿題仕上げ週間」と銘打って絵の教室が開かれた。地元の小学生らが迫力満点の花火や日頃のお手伝いの様子などを色とりどりに描き、「これで宿題終わった!」と笑顔を見せていた。
同センターは1976年に開設された同市唯一の児童館。近隣の児童生徒らが放課後や長期休暇に集い、学習や遊びなどの活動に取り組んでいる。
夏休み中は宿題支援にも力を入れ、元戸波小教員の原美和さん(61)が毎年、絵の描き方を指導している。この日は戸波小などの児童10人が参加。原さんから「広いところは大きな筆で、とんとん置いていくように」などと絵の具の塗り方を教わりながら、のびのびと作品を仕上げた。
森のアスレチック遊具で遊んだ思い出を描いた戸波小5年の武森逞真(たくま)君(11)は「宿題はあと自由研究だけ」。同小2年の尾崎穂洋(ほなみ)さん(7)は「夏休みの残りは川や公園に行ったり、旅行したい」とまだたくさんある楽しみを話していた。(松田さやか)
綱引き技術、小中生学ぶ 運動会前にジムが講習会 土佐市
(高知新聞 2022 年 8 月 28 日掲載)
スポーツとしての綱引きの奥深さを子どもたちに知ってもらおうと27日、土佐市波介のトレーニングジム「元気クラブ」が講習会を開き、小中学生8人が専門家から体の使い方などを教わった。
同市が「大綱まつり」の開催地で、運動会シーズンも近いことから初めて企画。クラブ代表で県綱引連盟理事の小松弘和さん(39)が、綱引きの社会人チームでコーチ経験がある村場伸也さん(51)=高知市=を講師に招いた。
村場さんは「ロープは雑巾を絞るように脇にしっかり挟む」「足の裏は浮かさず、体重を後ろにかけながら半歩ずつ下がる」と子どもたちにアドバイス。ジムのスタッフらと対決した子どもたちは、汗だくになりながら全力で綱を引いていた。
高岡中学校1年の山崎蒼右さん(12)は「力任せに引いても駄目だとか、いろいろ発見があった。9月の体育祭で生かしたい」。小松さんは「子どもに楽しんでもらい、競技レベルの向上につながればうれしい。今後も計画したい」と話した。(谷川剛章)
中3主体に子ども食堂 宮田さん 「気軽に集まって」 高知市
(高知新聞 2022 年 8 月 30 日掲載)
7月に高知市にオープンした子どもの居場所「てとて」が、「子ども食堂」を手掛けている。運営の中心メンバーは西部中3年の宮田幸太さん(15)=同市神田。他のボランティアとともに月2回の日曜日、同市百石町3丁目の市南部健康福祉センターで弁当を提供している。
宮田さんは小学4年のとき、友達の誘いで市内の子ども食堂のボランティアに参加して以来、各地でスタッフとして活動を継続。その働きぶりを見た周囲から「自分でやってみたら」と提案され、「地域の人たちとつながり、子どもが気軽に集える居場所をつくりたい」との思いが芽生えたという。
食品衛生責任者のスタッフらと「こうちえがおプロジェクト」を立ち上げ、副代表として運営に参画。市内の青果店から廃棄予定の野菜や果物の無償提供を受け、弁当提供を始めた。小中学生を対象にした学習支援などの交流スペースも設けている。
28日は、マーボーナスなどのおかず6種が入った約70食を提供。盛り付けなどをてきぱきと指示していた宮田さんは「リピーターも増えてきて、ひとり親のお母さんから『助かります』と声を掛けてもらった。少しでも多くの人に知ってほしい」と話していた。
「てとて」は毎月第2・第4日曜日、正午~午後5時まで開設。弁当は18歳以上300円、中高生100円、小学生以下無料。ボランティアや弁当予約の問い合わせは宮田さんの母の千尋さん(090・6286・0318)へ。(人見彩織)
夏休みの研究を見せ合いっこ、県内小中学校で2学期スタート
(高知新聞 2022 年 9 月 2 日掲載)
高知県内の多くの小中学校で1日、2学期の始業式が行われた。高知市内では雨の中、自由研究の成果をビニール袋に包むなどした児童が続々登校。「家族とバーベキューして花火した」「川で7回泳いだよ」と、教室で久しぶりに元気な声を響かせた。
731人が通う横内小学校(同市横内)の1年生クラスでは早速、児童が自由研究を見せ合いっこ。仁淀川で集めた石や段ボールで作ったかぶと、紙粘土で作ったカブトムシなど、友達の作品をじっくり見たり、触ったりして楽しんだ。
始業式は新型コロナ対策としてリモートで開催。「夏休みはどうでしたか。私は川で泳いで真っ黒になりました」と話した松岡聖士校長は、夏休み前より県内の感染者が増えているとして、消毒などの徹底を呼び掛けた。
9月の学校の目標に「あいさつ」を掲げ、「気持ちのいいあいさつを心がけて、心豊かな横内小にしよう」と述べた。
式の後、みんなで校舎を大掃除して気分すっきり。河村快生(かい)君(6)は「2学期は算数を頑張りたい」、武田悠楓(ゆうか)さん(6)は「体育の授業でボールを使うのが楽しみ!」と声を弾ませていた。(玉置萌恵)
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