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黒潮町に交流センター「みらい」開館

高知県幡多郡黒潮町佐賀に「黒潮町立佐賀交流センターみらい」がオープンしました。図書館、放課後子ども教室、あったかふれあいセンターの3施設を集約した施設で、オープン後は放課後子ども教室の子どもたちが遊具に歓声を上げました。

現在は新型コロナウイルスの影響で、人が集まる企画や活動を控えているとのこと。本格的な活動が始まれば、佐賀地域の人たちが世代を超えて集う場所になりそうです。

黒潮町に交流センター「みらい」開館 旧佐賀保育所を利活用

放課後子ども教室などが入った佐賀交流センターみらい(黒潮町佐賀)
放課後子ども教室などが入った佐賀交流センターみらい(黒潮町佐賀)

高知県幡多郡黒潮町佐賀にこのほど、図書館と放課後子ども教室、あったかふれあいセンターの3施設を集めた「黒潮町立佐賀交流センターみらい」がオープンした。旧佐賀保育所の建物を改修。新型コロナウイルス感染症の拡大で現在は活動に一部制約があるものの、佐賀小学校、佐賀中学校も目の前にあり、地域の人々が集う拠点となりそうだ。

南海トラフ地震で最大18メートルの浸水が想定されるため、海抜6・2メートルの旧佐賀保育所は、2018年4月に黒潮町伊与喜へ移転。黒潮町は地域交流の促進を念頭に、黒潮町立佐賀図書館▽黒潮町社会福祉協議会が運営し高齢者らの生活支援に当たる「あったかふれあいセンターさが」▽佐賀小学校の放課後子ども教室―を空き施設に集約した。

鉄筋コンクリート造りの平屋(約1280平方メートル)の構造は生かし、一部の壁を撤去して各施設のスペースを確保。最も広かった遊戯室(約140平方メートル)は多目的ホール兼地区集会所とした。

1日には図書館とあったかふれあいセンターがオープンしたが、図書館は当面、館内で読書・学習はできず本の貸し出しと返却のみ。あったかふれあいセンターも人が集まる企画・活動は控える。

一方で、7日に移転してきた放課後子ども教室では児童らが、「新しいとこ、いいなあ」「遊具がいっぱいあるー」と歓声を上げた。佐賀小5年の喜多絆(こころ)さん(11)は「前より広くてうれしい。図書館もあるから、読みたい時に本を読める」。

教室の指導員、森美栄さん(57)は「いずれは、ふれあいセンターとの合同イベントもしたい。(各施設が集まり)世代間の交流がやりやすくなる」と期待を寄せた。

黒潮町は新型コロナの状況が落ち着き次第、延期しているオープニングセレモニーを行う方針。(今川彩香)

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ココハレ編集部

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部員は高知新聞の社員 6 人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。

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