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【つむサポ講座】黒潮町・くろしおっこなかまの会がクリスマス会|保護者が交流。親子で「ミュージックケア」も楽しみました

【つむサポ講座】黒潮町・くろしおっこなかまの会がクリスマス会|保護者が交流。親子で「ミュージックケア」も楽しみました

高知の新しい子育て支援「みんなでつむサポ」から、講座の様子を紹介します

2021 年度に始まった高知県の新しい子育て支援「みんなでつむサポ」では子育てサークルなど 8 団体・個人が「つむサポ講座」を企画しています。

今回ご紹介するのは幡多郡黒潮町内で活動する「くろしおっこなかまの会」が企画したクリスマス会。発達の気になる子どもを育てる保護者が交流し、親子で「ミュージックケア」も楽しみました。

クリスマス会は「つむサポ講座」として、「くろしおっこなかまの会」とNPO高知市民会議が協働で開催しました。

くろしおっこなかまの会」は「発達の気になる子どもを育てる保護者が集まり、話せる場をつくろう」と、2015 年に活動を始めました。子どもは小学 6 年生までが対象で、発達障害の診断が付いている子、付いていない子、きょうだいなどさまざまです。年に数回レクリエーションなどの活動を行い、普段はSNSなどで情報交換をしています。

クリスマス会には 1 歳から 4 年生までの子どもと保護者、地域のボランティアさんらが参加しました。

子育てで感情が渦巻くのは当たり前!クールダウンする方法を持ちましょう

前半は親子が別れて活動しました。子どもたちはボランティアさんたちとスノードームを作りました。クリスマスらしく、瓶の中には雪だるまやトナカイのフィギュアを入れます。雪に見立てたジュエリーラメを加えると、キラキラが楽しめます。

保護者は別室で交流会を行いました。黒潮町内の生活介護事業所「みなとがわ」の主任支援員・白木大介さんを囲んでの座談会です。

白木さんはみなとがわで、知的障害や精神障害、発達障害のある利用者と関わっています。自身にも「急な変更が苦手、聴覚過敏という特性がある」そうです。

発達障害の場合、「周囲がすぐに分かるくらいの特性があれば、療育は比較的すぐに始まります」。ですが、特性が軽い場合や、はっきりと診断が付かない「境界例」の場合は、見過ごされたり、誤解されたりということがあります。「授業中、多動で座れないという子どもが先生から『いつもふざけている』と見られることもありますし、保護者が特性に気付かないという例もありますね」

くろしおっこの子どもたちは、特性や年齢がまちまち。会長の田中比奈子さんは「『自分の子育てが大変』『この子、ちょっと…』という時の相談先が分からないし、相談もしづらい。仲間はとても大切ですが、仲間を持つ一歩がとても難しいお母さんもいる」と悩みを語りました。

発達の気になる子どもを育てる保護者が困っているのは「さまざまな支援が途切れている」という現状です。「保育園、小学校、中学校、高校と、親は子どもが生まれた時からの話をずっとしないといけない」と田中さん。「人は 一人ぼっちでは生活できない。親が求め過ぎてもいけないけれど、支援が全体的につながり、長い目で見てくれる場所があればいいなと思います」

子どもとの関わり方について、白木さんは利用者との関係を例に「魂と魂のぶつかり合い」と表現。「イライラして仕事をすると、利用者に伝わります。自分が笑顔だと、利用者もにこにこする。これは間違いがない」と語りました。

「子育てしていると、いろんな感情が渦巻くのは当たり前。イライラするのも当たり前です」。イライラの解消について、白木さんは「『無理だ』と感じたら、その場をちょっと離れる」そう。「皆さんもクールダウンしたり、気持ちをリセットする自分なりの方法を持ち、しんどくならない程度に頑張ってください」

音楽を通してコミュニケーションを取る「ミュージックケア」

座談会が終わると、親子が合流。黒潮町内のNPO法人「しいのみ」の職員さんによる「ミュージックケア」が行われました。ミュージックケアは音楽を通してのコミュニケーションで、赤ちゃんから高齢者まで、障害の有無にかかわらず対象になります。体を動かしたり、簡単な合奏をしたりしながら、その人の持つ力を引き出していきます。

くろしおっこの子どもたちは何度か経験していて、音楽に合わせて歩く、立ち止まる、手を広げるなど、慣れた様子で取り組みました。

くろしおっこの活動のモットーは「好きな活動に、好きな時間・タイミングで入っていい」。ミュージックケアも参加する・しないは子どもたちの自由で、部屋の外で遊んでいる子どももいました。

子どもに強制せず、気持ちを尊重して見守っていると、小さな変化に気付きます。誘われても部屋の隅でじっと見ていた女の子は、色とりどりのスカーフが出てくると、「やってみたい」という気持ちが芽生えたのか、自分から参加。その後は元気に鈴を振っていました。

別の男の子は、後から来た赤ちゃんに興味津々。近づいて頭をなでたり、鈴を渡したり、優しくお世話していました。わが子の様子を見て、「こんな一面があったんだ」とお母さんが話していたそうです。

しいのみの職員さんによると、ミュージックケアには「みんなと同じことをしないといけないというきまりはない」とのこと。陽気な雰囲気の中で、子どもたちは自分なりの達成感を味わい、大人たちは子どもたちの小さな変化を喜び合える。そんなすてきな時間となりました。

2月に防災の活動を予定しています

「くろしおっこなかまの会」は不定期で活動しています。対象は黒潮町内で暮らす親子で、小学生まで参加できます。

2022 年 2 月には防災の活動を予定しています。事務局の黒潮町社会福祉協議会に問い合わせてください。

この記事の著者

門田朋三

門田朋三

6歳と3歳の娘がいます。「仲良し」と「けんか」の繰り返しで毎日にぎやかです。あだなは「ともぞう」。1978年生まれ。

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