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地酒「とみやま」の酒米をスパっ!四万十市で小中学生が稲刈りをしました|週刊高知の子どもニュース(2023年9月25日~10月1日)

地酒「とみやま」の酒米をスパっ!四万十市で小中学生が稲刈りをしました|週刊高知の子どもニュース(2023年9月25日~10月1日)

10 月に入り、朝晩が少し涼しくなり、秋の訪れを感じるようになりました。

四万十市富山地区の地酒「とみやま」の原料に使う酒米の収穫が、四万十市大用で行われました。地元の農家と小中学生らが稲刈りを行い、スパっと刈り取りました。

2023 年 9 月 25 日~ 10 月 1 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

地酒「とみやま」の酒米 四万十市で小中学生ら収穫

(高知新聞 2023 年 9 月 25 日掲載)

四万十市富山地区の地酒「とみやま」の原料に使う酒米の収穫がこのほど、同市大用で行われ、地元農家と小中学生ら約30人が稲刈りに励んだ。

地酒「とみやま」の原料米を収穫した地元の児童ら(四万十市大用)
地酒「とみやま」の原料米を収穫した地元の児童ら(四万十市大用)

同地区の農家らでつくる酒米生産部(西村悦男部長)は、2001年から酒米「吟の夢」を栽培。同市の藤娘酒造へ醸造を依頼して、地酒をオーナー制で販売している。今年は約2・4ヘクタールに植え付けており、8月の台風6号の影響で例年に比べ収穫量は減ったが、酒造に必要な量は確保できているという。

22日の稲刈りには大用保育所、大用小中学校から計18人の子どもが参加。農家から刈り方を教わり、こうべを垂れた稲穂を鎌で収穫していった。

大用小5年の小野美怜(みさと)さん(10)は「スパっと切れるのが楽しい。他の地域の人にお酒をおいしく飲んでもらいたい」と話していた。(川田樹希)

サンゴ保全へ児童が移植体験 奈半利町

(高知新聞 2023 年 9 月 25 日掲載)

奈半利町乙の奈半利小学校の4年生17人がこのほど、同町のふるさと海岸でサンゴの移植を体験し、環境保全への意識を高めた。

死滅する恐れのあるサンゴを石に固定する児童ら (奈半利町海浜センター)
死滅する恐れのあるサンゴを石に固定する児童ら (奈半利町海浜センター)

同町が2019年から取り組む環境学習の一環。講師に招かれた公益財団法人黒潮生物研究所(大月町西泊)の目崎拓真所長(44)によると、奈半利川河口付近は泥が堆積しやすい地形のため定期的な移植が必要で、21年度から年1回児童と実施。2年前に移植したサンゴは8割ほど残っており、「かなり高い生存率」という。

22日、ダイバーらが約10種類を採取。児童は約1キロ東の町海浜センター(同町甲)で、浜辺で拾った石に種類や移植日を記し、特殊な接着剤を使ってサンゴを固定した。サンゴは、ダイバーが同センター沖に移植した。

サンゴを初めて見たという小松晟君(9)は「成長の速さが違うと知って驚いた。海にごみを捨てず、生き物を大事にしたい」と話していた。(深田恵衣)

伝統の「浦安の舞」奉納 甲浦八幡宮で秋祭り 東洋町

(高知新聞 2023 年 9 月 26 日掲載)

東洋町河内の甲浦八幡宮でこのほど、恒例の秋祭りが開かれ、巫女(みこ)装束に身を包んだ女子児童4人が伝統の「浦安の舞」を奉納した。

伝統の浦安の舞を奉納する4人(東洋町の甲浦八幡宮)
伝統の浦安の舞を奉納する4人(東洋町の甲浦八幡宮)

同八幡宮での秋祭りは例年、浦安の舞や甲浦地区を練り歩くみこしでにぎわっている。ただ今回は、担い手不足などでみこしが中止され、23日の宵宮と24日の本祭で浦安の舞と神事のみが行われた。

宵宮では午後6時半、甲浦小学校の5年生女児4人が赤と白を基調とした衣装で登場。扇や鈴を手に華麗な舞を約10分間披露し、訪れた約30人の住民を魅了した。

約1カ月間練習に打ち込んできたという4人は「みんなに見てもらえてよかった」とうれしそうな様子。5年の嶋田にこさん(11)は「かわいい衣装で上手に踊れて楽しかった。来年も踊りたい」と話していた。(板垣篤志)

カバディ・米国版のだるまさんが転んだ…世界の遊びを児童が体験 高知市

(高知新聞 2023 年 9 月 26 日掲載)

子どもたちに世界の国々の遊びを体験してもらうイベント「Enjoy! 世界の遊び~せかいのおともだちと~」が24日、高知市のよさこいドームで開かれた。参加した小学生46人がインドやネパール、フィリピン、チュニジアなど6カ国の遊びを楽しみ、異文化への理解を深めた。

ミャンマーの遊びを体験する児童ら(高知市大原町のよさこいドーム)
ミャンマーの遊びを体験する児童ら(高知市大原町のよさこいドーム)

高知ロータリークラブが県内に住む外国人やインバウンド観光が増える中で、子どもにも海外の文化に親しんでもらおうと主催。龍馬学園で日本語を学ぶ留学生らが、アメリカ版の「だるまさんが転んだ」や、インドやネパールのカバディを教えた。

ミャンマーのブースでは「シュエスーンニュオ(「鷹(たか)」の意味)」を体験した。1列に連なったスズメの家族が、最後尾の子どもを鷹役の1人にタッチされないよう逃げ回る遊び。児童たちは、子スズメを守ろうと歓声を上げ、ぐるぐる回っていた。

枝川小3年の北川楓果さん(8)は「もっとミャンマーのことを知りたくなった。『ミンガラーバー』(こんにちは)のあいさつをクラスで、はやらせたいな」と興味津々の様子だった。(加藤風花)

五台山観月会で「胡蝶の舞」披露 高知市

観月会に向け、生演奏に合わせて胡蝶の舞を練習する児童ら(高知市の薫的神社)
観月会に向け、生演奏に合わせて胡蝶の舞を練習する児童ら(高知市の薫的神社)

(高知新聞 2023 年 9 月 26 日掲載)

中秋の名月や季節の草花を楽しむ「五台山観月会」が29日~10月1日の夕、高知市五台山の県立牧野植物園と竹林寺で開かれる。今年は同寺の開創1300年を記念し、同寺と縁のある同市春野町芳原の観音正寺観音堂に伝わる舞「和光楽」(別名=胡蝶(こちょう)の舞)が雅楽の生演奏に乗せて奉納される。

竹林寺と観音堂はともに高僧・行基が724年に開いたとされる。胡蝶の舞は極楽にすむ鳥をモチーフにした衣装が特徴で、1950年代に京都から伝わったという。今春開かれた竹林寺の記念祭で初めて春野東小4年の児童4人が招かれ、舞を披露した。

今回の観月会では、同市洞ケ島町の薫的神社の雅楽同好会が生演奏する。24日夜には同神社でリハーサルを行い、舞い手の1人、山下日和さん(9)は「生演奏は音源と違うところがあって難しい。でも楽しみ」と笑顔を見せた。(新妻亮太)

海や船テーマの絵、入賞者12人決まる みなとまつり実行委 高知市や南国市から158点応募

(高知新聞 2023 年 9 月 27 日掲載)

7月の「海の日」を中心に、体験航海などのイベントを開催している高知みなとまつり実行委員会はこのほど、「こども絵画コンクール」の入賞者12人を発表した。小学生以下を対象に「海・船・みなと」をテーマにした絵を募集し、高知市や南国市から158点の応募があった。入賞作品は27日~10月6日、高知市役所1階で展示する。

高知県海事振興会長賞の森一真さんの作品
高知県海事振興会長賞の森一真さんの作品
四国運輸局高知運輸支局長賞の安田悠成さんの作品
四国運輸局高知運輸支局長賞の安田悠成さんの作品
内田文昌堂社長賞の草場理英さんの作品
内田文昌堂社長賞の草場理英さんの作品

入賞者は次の皆さん。

【高知県海事振興会長賞】森一真(高知小2年)【四国運輸局高知運輸支局長賞】安田悠成(一ツ橋小4年)【内田文昌堂社長賞】草場理英(大篠小6年)【金賞】柿内美星(付属小3年)、池六花(高知小2年)、中沢美祈(十市小6年)【銀賞】佐竹南帆子(付属小2年)、和田椛沙(十市小1年)、橋本峻希(一ツ橋小2年)【銅賞】池泰良(学園短大付属幼稚園年中)、小谷美智瑠(付属小2年)、星真愛(潮江東小1年)

越知町で園児が交通安全呼びかけ

(高知新聞 2023 年 9 月 28 日掲載)

越知町越知甲の商店街でこのほど、地元の園児約50人がパレードをしながら交通安全を訴えた。

秋の全国交通安全運動の一環。22日に園児たちは「交通安全」と書かれた横断幕を持って、太鼓を打ち鳴らして約500メートル行進。越知保育園の高橋新菜ちゃん(6)は「事故に遭わないため、車を運転する時はスピードを出さないで」と呼びかけていた。

起業の魅力、児童に語る 守時健さんが夜須小で講演 香南市

(高知新聞 2023 年 9 月 30 日掲載)

須崎市のキャラクター「しんじょう君」を生んだ地域商社社長、守時健さん(37)がこのほど、香南市夜須町西山の夜須小学校で講演し、5、6年生32人に起業の魅力やノウハウなどを伝えた。

「社長以上に稼げる仕事はない」と語る守時健さん(香南市の夜須小学校)
「社長以上に稼げる仕事はない」と語る守時健さん(香南市の夜須小学校)

県内の小中高生を対象に起業を身近に感じてもらう県の事業。同校を皮切りに年間10回程度、学校の要望に合った起業家を講師として派遣する。

2012年に須崎市役所入りし、しんじょう君をプロデュース。退職して20年4月に地域商社を起業し、通販サイトを運営するほか、しんじょう君のマネジメントやふるさと納税関連業務を市から受託している。

25日の講演で守時さんは、起業について「自分で会社のルールを決められ、必ずしも出社する必要がなく、好きな人と働ける。社長以上に稼げる仕事はない」とざっくばらんに明かす一方、社員を養い、社員がミスした際の責任なども伴うと説明した。

「起業するためには勉強以外で何をしたらいいか」という児童の質問には「勉強はできた方がいい。好きなこと、得意なことを続けて。これからはプログラミングと英語ができれば、やっていける」とアドバイス。5年の沢田彩海さん(11)は「キャラクター作りの会社を起業してみたい」と笑顔で話していた。(玉置萌恵)

 

高知の子どもたちや教育に関するニュースは高知新聞Plusでご覧いただけます。

 

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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