夏休みの宿題とは、親の宿題?!自由研究に苦労しました|「ママと記者やってます」㊶
毎日が体力・気力勝負! 40代ママ記者による子育てコラム
ココハレ編集部員であり、40 代ママの門田がお届けする子育てコラムです。子どもは 2 年生と年中児の姉妹。子育てに泣いて笑って、怒ってしまって反省して…、どたばたの毎日をご紹介します。
夏休みの宿題といえば、自由研究です。小学 2 年の長女は「色水の研究をしたい」と意気込みましたが、ノープラン。研究の組み立てから苦労しました。自由研究ってもしかして、親の宿題?!
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工作と自由研究はどちらか一つでOK!どっちを選ぶ?
記者という仕事は大なり小なり、締め切りが頻繁にあります。長い企画ものやコラムなどは、締め切りのかなり前から気になります。
私はスッキリしない状態が続くのが嫌なので、早い段階で一度、形にして安心したいタイプです。
2023 年の夏はずっと、スッキリしない状態でした。原因は仕事ではなく、小学 2 年の長女の宿題です。
今年の夏休みの宿題は、プリント、絵日記、絵、ピアニカの動画提出など。工作と自由研究は「どちらか一つ仕上げてください」とのことでした。
工作と自由研究、どっちをやる?
長女に聞くと、「自由研究!」と即答。「色水の研究がしたい!」とテーマも即答でした。
おー、やる気満々じゃないですか。色水の研究で、色水の何が知りたいの?
「どうして花から色水ができるのかが知りたい!」
それは…答えにたどり着くのはかなり難しそう。というか、親の私も答えが分かりません。
どうやって実験するつもり?小学2年生はノープランでした
長女は「色水の研究!」と目をキラキラさせていますが、そこは小学 2 年生。理科の授業が始まっていないので、研究や実験のやり方はもちろん分かっていません。
そこでまず、高知市教育研究会が開く夏休み子ども教室の「理科自由研究の仕方」に親子で参加しました。長女が研究の流れを理解できればと考えましたが、先生の話を聞きながら無表情です。これはダメだ、分かってない…。
長女から話を聞き、彼女がやりたいことにたどり着けるように、一緒に計画を立てました。
この時点で、7 月が終了しました。あー、早く終わらせたい!
色水を作って満足する長女。親子でけんかしながら研究を進めました
実際に色水を作り始めたのは 8 月から。家に植えている花から始め、おばあちゃんやご近所の皆さんに花を分けてもらいました。
花を摘んで、ビニール袋に入れて、水を加えて、50 回もみます。この時点で、長女の満足度はピークに。いや、この後、記録して、分析して、まとめて…がありますよ。
私:「ほら、色水はどうなった?ちゃんとノートに記録しなかったら、忘れるよ」
長女:「えー、今はめんどくさいー」
私:「いやいや、条件をそろえてるんだから、今しないと!」
長女:「えー」
自分から「やる」と言ったのにめんどくさがる長女に、私もイライラ。すぐにけんかになります。
私:「あなたはもしかして、色水が作りたかっただけ?」
長女:「うん!そう!色水、楽しい!」
もう、がっかりです。
実験はしたものの…どうやってまとめるの?!困った時は「夏休み自由研究相談室」へ
今から工作に変更するのも悔しいので、こうなったら意地で仕上げようと考えました。
色水は無事できたものの、長女が目標に定めた「どうして花から色水ができるのかが知りたい!」にどうやってたどり着いたらいいのか、私にはお手上げでした。
困った時には専門家です。今度は高知みらい科学館の「夏休み自由研究相談室」へ。少しでも「自分の研究だ」と実感してもらいたくて、先生とのやり取りには極力加わりませんでした。
長女は恥ずかしがりながらも、自分で頑張って質問しました。この時点で 8 月 25 日です。
相談室で頂いたアドバイスをもとに再実験をして、模造紙にまとめて、完成したのは 8 月 29 日でした。
まとめ作業では「お母さん、何か手伝うことはない?」と長女。いや、これはあなたの宿題なんですけど…。
普段の仕事と比べると、難易度がはるかに高かった自由研究。終わりよければ全てよし…でしょうか。
2023 年の夏休みは、仕事を調整して休みを増やしました。自由研究以外にもいろんな体験をしてもらおうと、自分なりに頑張ったつもりですが、振り返れば子どもたちを叱ってばかりだったなと反省しています。
子どもたちは果たして楽しかったのか…。怖くて聞けない、情けない母親です。