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職場復帰したら母乳育児はやめないといけない?ママと赤ちゃんの笑顔を大切に|「ゆるりとHappy子育て」⑤助産師・森木由美子さんが子育てを楽しめる知識、技術を紹介します

職場復帰したら母乳育児はやめないといけない?ママと赤ちゃんの笑顔を大切に|「ゆるりとHappy子育て」⑤助産師・森木由美子さんが子育てを楽しめる知識、技術を紹介します

「子育てを楽しみたいけれど、うまくいかない」「かわいいはずのわが子が、かわいく思えない」。そんな思いを抱えていませんか?

コラム「ゆるりとHappy子育て」では助産師の森木由美子さんが「これを知っておくと子育てがもっと楽しめる」という知識や技術を紹介していきます。

多くのママが職場復帰をする春を前に、森木さんには授乳に関する相談が寄せられます。「職場復帰するから母乳育児をやめないといけない?」と悩むママに、母乳育児を続けるヒントをお届けします。

 

「ゆるりとHappy子育て」はこちらから

「仕事モード」から「ママモード」へ、授乳で切り替え

2025 年が始まりました。年度末はあっという間。4 月から職場復帰、お子さんは保育園入園というご家庭は、新しい生活への期待と不安が入り混じっていることと思います。

仕事と育児の両立は、大きな課題ですよね。特に、母乳育児を続けているママは「授乳をどうしていこうか」と悩んでいるのではないでしょうか。

でも大丈夫!授乳タイムは「大変」なだけじゃありません。職場復帰して忙しいママと赤ちゃんにとってメリットはたくさんあるんです。

新しい生活に、期待と不安と
新しい生活に、期待と不安と

授乳での赤ちゃんとのスキンシップは、親子の心の絆を深める大切な時間となります。帰宅後の授乳タイムをきっかけに、「仕事モード」から「ママモード」へスムーズに切り替えることができます。

私自身も職場復帰後、母乳育児を続けました。

お迎えに行って、家に帰って、いろいろとしないといけない家事をとりあえず置いておいて授乳することで、気持ちが癒されていました。

幸せホルモン「オキシトシン」でリラックス

気持ちが癒やされたのは、授乳中に出る幸せホルモン「オキシトシン」による効果です。

ママだけではなく、赤ちゃんも一日保育園で頑張って過ごしています。

授乳することで、お互いにリラックスし、穏やかな気持ちになることでしょう。

赤ちゃんも保育園で頑張っています
赤ちゃんも保育園で頑張っています

母乳育児を続けることは、赤ちゃんの健康管理にも役立ちます。

1 歳を過ぎても母乳は栄養満点!赤ちゃんに必要な免疫や栄養がたっぷり含まれています。

このため、感染症予防や、もし保育園で感染症にかかってしまっても、母乳を飲むことで重症化を防ぐ効果が期待できます。

そして、赤ちゃんが熱を出したり、下痢をしたりした時は、母乳が水分と栄養を補給するのに役立ちます。

授乳タイムをもっと快適に

助産師として、そして職場復帰後も母乳育児を続けたママとして、授乳タイムをもっと快適に過ごすヒントをお届けします。

①時間を決めてみよう!

帰宅後はとても忙しいので、最初から授乳タイムをスケジュールに組み込んでみてください。

「帰ったらまず、授乳」と決めておくと、慌てずにすみます

②快適な授乳スペースをつくろう!

授乳タイムのメリットは、お互いにリラックスすること。

静かで落ち着ける環境をつくってみてください。

③パートナーに協力をお願いしよう!

時間に追われてしまうと、落ち着いた授乳はできません。

パートナーと家事や育児の分担を見直し、ママの負担を減らしましょう。

一番大切なのは、ママと赤ちゃんが笑顔で過ごせること
一番大切なのは、ママと赤ちゃんが笑顔で過ごせること

職場復帰と母乳育児の両立は、確かに大変ですが、授乳タイムを大切にすることで、ママも赤ちゃんも笑顔で毎日を送れます。

授乳には一人一人に合った方法があります。「保育園に預けるなら、母乳育児をやめてください」と他の人から強制されるものではありません。

一番大切なのは、ママと赤ちゃんが笑顔で過ごせること。

周囲の協力も得ながら、一番良い方法を見つけていただけたらと思います。

 

「ゆるりとHappy子育て①」はこちら。画像をタップしてもご覧いただけます!

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この記事の著者

門田朋三

森木由美子

鹿児島市生まれ。総合病院や個人病院で助産師、看護師として勤務。結婚後、高知県へ移住しました。
自分自身の出産、子育てを通して、産前産後のケアの重要性を痛感し、2015 年に助産院はぐはぐを開業。出張での産後ケアに取り組んでいます。
2 児の母。趣味はピアノ、クラリネット演奏。

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