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小学生の子育ては結構シリアス?!|勉強、忘れ物、友達関係、先生との関係、1人で外出…“小学生あるある”をココハレサポーターズが語りました

小学生の子育ては結構シリアス?!|勉強、忘れ物、友達関係、先生との関係、1人で外出…“小学生あるある”をココハレサポーターズが語りました

ココハレ編集部員と一緒にココハレを盛り上げてくださっているココハレサポーターズ。2024 年度は 3 期の皆さんの活動に加えて、1~3 期の皆さんがおしゃべりする座談会を開いています。

今回集まってくださったのは小学生を育てるママたち。お子さんの「小学生あるある」を尋ねると、「勉強」「忘れ物」「友達関係」「学校の先生との関係」「1 人で外出させる」など、たくさんのエピソードが挙がりました。

幼児期の子育てに比べると、「対応が難しい」「結構シリアスかも…」という声も。小学生ママの子育てトークをお届けします。

 

ココハレサポーターズは、高知県内のお母さんたちがココハレ編集部員と一緒に記事の内容を考えたり、取材に参加したりする活動です。

今回の座談会は 2024 年 8 月 24 日に開催。小学生ママ 5 人と、「小学生の子育てについて知りたい」という幼児ママ 1 人が参加しました。

「小学生あるある」をテーマに座談会を開きました
「小学生あるある」をテーマに座談会を開きました

【小学生あるある】「ノートの残り」「今やろうと思ってた」「返事が適当」…子育ての悩みも変わってきます

座談会では小学生の子育てを通して感じる「小学生あるある」を一人ずつ挙げていきました。

門田さん:2 年生の娘は授業で使うノートが残り少なくなっても申告してこない。この間、学校の先生から電話があって。「○○ちゃんのお母さんですか?○○ちゃん、ノートがなくなりまして…。明日ノート代を持たせてください」。びっくりして、「すみません!」って。

門田さんは「ノートの残り」
門田さんは「ノートの残り」

渡辺さん:連絡帳も、なくなっても言いませんよね。

門田さん:そう、連絡帳も!ノート類全部、言わない!まだ自分で管理ができないので、ノートの最後から 3 ページ目の隅っこに「お母さんに言ってね」と書いてるんです。

――丁寧ですね!

門田さん:でも効果なくて、先生から電話かかってきました(笑)。

渡辺さん謝るしかできないですよね。「申し訳ございません!」(笑)。

門田さん:「至らずにすみません!」(笑)。

――園時代と違って、小学校から着信があると、めちゃめちゃ緊張しません?

門田さん:そう!「うちの子、何かやらかした?」って。

傘は消耗品です

渡辺さん:うちの男子たちは、いつも何かと戦って帰ってきます。傘は消耗品だし、ランドセルカバーなんてあってないようなものだし。なんで私、いつもこんなに傘を買ってるのかな。

一同:笑

渡辺さんは「いつも何かとたたかっている」
渡辺さんは「いつも何かとたたかっている」

――お兄ちゃんも戦ってるんですか?

渡辺さん:何か戦ってますね。いまだに恐竜とかで遊んでる時があって、小 5 でもまだ遊ぶ?!うちの子、大丈夫かなって(笑)。傘も壊しますし、プールのサンダルも「そこ取れる?」みたいな。スニーカーも小指の方がぱかっと割れた状況で帰ってきます。

一同:あー…。

渡辺さん:弟は忘れ物が多くて、2 日に 1 回くらい連絡帳を忘れます。こっちも慣れてくるんですけど、「いかんいかん、多過ぎる!」と(笑)。ランドセルの内側にでっかい文字で、「連絡帳が入っているか確認する」「国語の教科書を忘れない」って書いて貼ったんです。そしたら、3 日目くらいに「恥ずかしいからやめてくれ」。そのうち自然と剥がれて、あまり効果はなかったです。

親子の会話が続かない…

藤田さん:うちの 4 年生息子は「今やろうとしている」。最近は話しかけてもあいまいな返事で、本心を言ってくれないなと。宿題は「言われると、やりたくない」そうです。

藤田さんは「今やろうとしている」
藤田さんは「今やろうとしている」

――親に言われたらやりたくないし、言わなかったらやらない…。どう声を掛けたらいいんでしょうね。

藤田さん: その正解を知りたい。うまくやっている人に教われたら、この不毛なやり取りがなくなるのに…。

坂本さん:うちの 3 年生の息子も同じ感じです。もともとあまのじゃくな性格なんですけど、学校の様子を聞いても「普通」「知らん」「忘れた」。返事が適当。それ以上聞けないから、「そっか」で終わってしまう。夫とは同性だからかな、寝る前にいろいろ話してるみたいなんですけど。

坂本さんは「返事がテキトウ!」
坂本さんは「返事がテキトウ!」

――小学生になると、学校での様子が分からなくなりますよね。

坂本さん:幼稚園は小規模で、先生との関係も密でした。1 年生はそれでも先生が目をかけてくれる時期。2 年生もまだ連絡があったけど、3 年生になると急に。転校したというのもあるんですけど。本人は楽しそうに過ごしているからいいんでしょうけど、ちょっとさみしさもあり…

渡辺さん:3 年生くらいから「自分のことはなるべく自分でしましょう」となるみたい。「わざわざ『これ入れてね、あれ入れてね』と言わないようにしてます」って、先生に言われました。

仕事が終わって帰ると、カオス!

兵頭さん:うちは、仕事が終わって家に帰ると、一体何人遊びに来ているんだ状態。この間はほんとに、十何人いて…。

一同:すごっ!

兵頭さん押し入れやクローゼットを開けたら、小学生がいっぱい出てくる(笑)

一同:笑

兵頭さんは「いったい家に何人遊びに来てる!?」」
兵頭さんは「いったい家に何人遊びに来てる!?」」

兵頭さん:お菓子は 1 カ所で食べてもらいたいので、「うちではダイニングテーブルで食べてね」と伝えました。食べれてたら、「食べてるね!」って褒めて、食べれてなかったら、「この前言ったことを思い出してね」。「18:00 には帰ろうね」とも約束してます。

谷江さん:仕事終わりに、それはなかなか…。

渡辺さん:しんどいかも…。

兵頭さん仕事が時短だからいいかなって。

一同:いやいや、よくないよくない!

兵頭さん:遊びに来てもらうのは全然いいんですけど、トラブルがあった時にどうしようかなと。小学生の交友関係はどうしていったらいいのかな。

【学校からの手紙】子ども便には時差あり!自分から見に行った方がいい

ここからはテーマごとにトークを展開していきました。

まずは学校からの手紙。子どもからちゃんと手渡されますか?

兵頭さん:学校からの手紙って、手元に来るまでにだいぶ時差がないですか?「明日締め切りのやつ、なんで今出す?」みたいな。

――私、この 1 学期に初めて、「ランドセルに突っ込まれていた給食袋を日曜の夜に発見する」を経験しました。

渡辺さん:いいですねー(笑)。

坂本さん:うちは…プリントは、出てます

――出てます?

坂本さん:多分、がさつなんですよね。宿題する前にランドセルの中身をばーっと出すみたいで、手紙が落ちてる…

一同:落ちてる…!

坂本さん:子どもから「どうぞ」じゃなくて、手紙が出ちゃってて、私が拾っていく(笑)。

一同:笑

手紙が、床に、落ちてる…?
手紙が、床に、落ちてる…?

藤田さん:私は自分で見に行きます。学校が用意してくださってるファイルがあって、毎日持って帰ってくるので、自分で。

渡辺さん:うちはお兄ちゃんが割と出してくれるので、弟には「なんで君は出てない?」と聞きます。「これはいつの?」「これ、この間のテストやん!」っていっぱい出てきます。クレヨンの短いのが 1 本だけ出てきたりとか。

一同:笑

渡辺さん:クラスに 2、3 人はいる机の中がいっぱいな子、1 人はうちの子です(笑)。

一同:笑

――「先生にわざわざ電話して言うほどのことじゃないけど、伝えときたい」みたいなのって、連絡帳に書いていいのか悩みます。

門田さん:何でも書いていいんじゃないかな。

坂本さん学校に電話をかけるのは、だいぶハードルが高いですよね。

渡辺さん:よっぽどじゃないとしない。

門田さん:やっぱり連絡帳ですよね。

先生とのやりとりは連絡帳で
先生とのやりとりは連絡帳で

担任の先生と話せるのはいつ?

渡辺さん担任の先生とちゃんと話せるのって、1 学期の終わりの面談が初めてですよね。10 分くらいですけど。学校ではこうでこうでって褒められて、「ほんとにうちの子のことですか?」って(笑)。

――面談では子どものいいところを言ってくれますね。

渡辺さん先生がどんな人か、わが子が学校でどんな感じかが分かるのが 1 学期の終わり。それで大丈夫なのかなって思う時もあります。

――小学校に入ると、親の立ち位置が難しいですよね。「学校に好意的ですよ」というのを伝えたいけれど、先生と話す機会がない。

渡辺さん:うちの学校はクラス便りに返信欄があります。この間、保護者からの返信がクラス便りに載ってました。「忙しくて、『後でね』『後でね』って子どもの話を聞いてなかった。子どもも私の話を聞かないよね」ってあって、「分かる!分かる!」。

谷江さん:ちょっとラジオ番組みたいですね。リスナーからの声、みたいな(笑)。

渡辺さん:ヘビーリスナーと、そうじゃないリスナーと(笑)。

幼児ママ代表の谷江さん。熱心に質問してくださいました!
幼児ママ代表の谷江さん。熱心に質問してくださいました!

学校からの連絡は「紙とデジタル」

谷江さん:小学校って学校が設定したLINEとかないんですか?そこでスケジュールの変更とか教えてくれたらいいのに。手紙だと、子ども便は遅いし。せっかくタブレットもあるのに。

兵頭さん:うちの自治体はLINEがありますけど、親は見るだけ。返信はできない。

渡辺さん:タブレットも生かされてないですよね。

――高知市は「すぐーる」というアプリがあります。校長先生が変わると、情報量も変わりますね。あとは、登録しない親御さんもいますし。

谷江さん:そうですよね、アプリを登録しない自由もありますよね。

渡辺さん:だから、紙でもデジタルでも来ます。うちの自治体もアプリはあるんですけど、大事な情報は紙で、アプリには紙を補足する情報しか来ない。いやいや、紙の情報もアプリで全部配信してくれたら、アプリで完結できるやん?

藤田さん:行事とかはプッシュ通知でお知らせがありますね。「忘れてないよね?ちゃんと来てね」って。

【勉強】うちの子、読解力がない?!親世代の教育との違いを実感

園時代と小学校以降の大きな違いが、お勉強。「元気で育ってくれたら、それでいい」と思う一方で、テストの点数や通知表は気になります。

門田さん:お勉強、うちの娘はフリーズするんですよ。「問題を読んで」って言っても読まないし、読んでも内容が入ってない。算数だと、数字だけ見てきょとんとなってて、ヒントを待ってる。

坂本さん:それ、分かります!問題文にある数字とか、自分ができそうなところをぱーっと読んでる。例えば国語の問題で、「文章から『書き抜きなさい』」なのに、その文章にない言葉を適当に書いちゃって。

門田さん:そう!

坂本さん:適当に書いて、全部ピンされてる。

門田さん:そう!

「自分ができそうなところだけ読んじゃってます…」
「自分ができそうなところだけ読んじゃってます…」

坂本さん:個人懇談で、先生からは「惜しいです」って言われました。何となく分かってはいるのに、問題を読んでないからピンされる。どうしようと思って、夏休みに 1 ページくらいを 5 分で読める本を読ませて要約をさせるっていう練習をさせてます。全然できないんですけど。ほんとに問題が読めない。計算しかできない。

――九九はできるんですよね。でも、九九の意味が分かってるのかどうか…。「8×5=8×4+□」っていう問題があって、うちの子は九九の意味を考えずに計算してしまいます。「そういう解き方じゃないよ。計算しなくてもいいんだよ」って伝えると…。

門田さん「合ってるからいいやん!」って言われますね。読解力ってどうやって育てるんだろう。

渡辺さん:学年が上がると、テストの点数に差がついてくるというか。「○○君は何点だった」「□□君は算数ができるから」みたいな話をしてることがあって。あぁ、見てるんだなって。

お勉強について…悩みはたくさん
お勉強について…悩みはたくさん

――通知表も昔から変わってるような…。

渡辺さん真ん中が多い(笑)

谷江さん:「できた」はできてるからいいんですよね?

渡辺さん:そうそう。でも、「ほんとに??」って。

門田さん:今はよっぽどずば抜けてないと、「よくできた」って付かないのかも。

渡辺さん:担任の先生も「 3 学期で左(「よくできた」の欄)に持ってくるようにしますので」って言いますね。

「家でドリルをさせている」という人も。うちの子は何をどこまで理解できている?探るのも一苦労です
「家でドリルをさせている」という人も。うちの子は何をどこまで理解できている?探るのも一苦労です

――私たち親世代が受けた教育とは違いますよね。3 年生の「時間と時刻」のテストで「解き方を説明しなさい」という問題があって驚きました。

渡辺さん:答えが合ってればいいわけじゃない。考え方の過程も見てくれてる感じ。

谷江さん算数だけど、国語っぽい

門田さん:算数の問題とか、文章が複雑ですよね。

――テストの問題を見てると、「そりゃ、ここで引っ掛かるよね」と思います。

門田さん:そうそう。引っ掛け問題にちゃんと引っ掛かっちゃいます

【子どもの外出】「自立心」「自分で」…普通に考えたら心配!

少しずつ親の手が離れていく小学生。でも、1 人での外出は心配です。

藤田さん:息子が今日初めて、1 人で東京に行くんです。

一同:へぇーっ!すごい!

藤田さん:ジュニアパイロットで。息子はチャレンジをしたいし、親にあまり口出しされたくないというのもあって。見守りってどうしたらいいのかな

――「小学生あるある」で挙げてくださった「今やろうとしてるのに」もそうですよね。

藤田さん:「自立心」とか「自分で考えて」っていうのが強いんですけど、普通に考えたら心配じゃないですか!

親はわが子が心配なんです!
親はわが子が心配なんです!

門田さん:聞いてください!先週、うちの年長の息子が 1 人でおばあちゃんちに来たんです。

――予期せず?

門田さん:予期せず!おばあちゃんちは隣の校区で、車で 10 分くらい。私が行くことになって、「お父さんもいるし、お留守番しててね」って伝えたら、1 時間くらいして来ました。夫に「おばあちゃんちに来たけど?」って電話したら、「はあぁぁぁ?!」ってなって(笑)。

一同:笑

門田さん:息子は自転車で出発して、途中で迷って泣いて。通りかかった親切なお姉さんが自転車を車に乗せて連れてきてくれたみたい。

一同:すごい!

門田さん:おばちゃんちまでの道のりは説明できたみたいだけど、「怖いからやめてくれる?」って。

一同:確かに!

門田さん:お礼のしようもなくて…。うちの子は変な行動力があるから、1 人で遊びに行っちゃうのが怖い。

坂本さん:うちはまだ 1 人では遊びに行かないですけど、この間初めて、1 人で髪を切りに行きました。

一同:おぉーっ!

坂本さん:美容院が自転車で 2~3 分の所にあるんです。髪型をスマホに入れて、お金を持たせて、「あとは自分で説明しなさい」と伝えました。自分の気に入る髪型にして帰ってきて、「いっぱい注文した」って言ってました(笑)。

門田さん:こだわりが(笑)。

【ママ友づくり】小学校の同級生ママにLINE交換は「言い出せない」

「園では子どもの同級生の顔と名前がだいたい一致していたけれど、小学校に入ったら分からなくなった」というのも、「小学生あるある」です。同級生の親となると、さらにハードルは高く…。

谷江さん:多分もちろんですけど、小学校ではクラスメイトのお母さんたちとのグループLINEはないですよね?

門田さん:ないです。「迷惑かもしれない」と思ってLINE交換なんて言えない。保育園で一緒だった保護者とは参観日で会って話すけど、他園の子はいまだにどのお母さんか分からない…。

渡辺さん:ずっとマスクしてて最近外れたから、知ってるお母さんでも「そんな顔してたんだ!」

一同:笑

渡辺さん:「今、お互い同じこと思った?」って(笑)。

門田さん:保育園は毎日お迎えで顔を合わせるけど、学校は月 1 回とか、2 カ月に 1 回とか。参観日でちょっと顔を合わせるくらいだから、覚えられない

園が違う同級生の親の顔は「なかなか覚えられません」
園が違う同級生の親の顔は「なかなか覚えられません」

谷江さん:クラス懇談会とかないんですか?

門田さん:あるけど、自由参加だから人が集まらない

――うちの学校は、私だけとか、私ともう 1 人とか…。

谷江さん:えっ?!やばい!

渡辺さん:すっごく少ないですよね。

門田さん:子どもが下校するから、親も一緒に帰るんですよね。懇談に残る人って「超意識高い」みたいになっちゃう…。

藤田さん:うちは超田舎なので、きょうだいがいたらそっちに取られて、結果いない。

――小学校で親しいお母さんをつくるのって、保育園や幼稚園よりも難しい気がします。

渡辺さん:気づいたらいつも、幼稚園のメンバーでランチしてます。むしろ、他の小学校に行ったお母さんたちと情報交換してます。

【お友達を家に入れる?】保護者を知らない子は入れづらい…

「仕事から帰ると、小学生がたくさん遊びに来ている」と話していた兵頭さん。子どもの交友関係も悩みどころです。

谷江さん:うちに小学生が遊びに来ることがあるんですけど、結構激しく遊ぶなと。小学生って、こちらの言うことをどこまで理解できるものなんですか?

兵頭さん:小学生はルールは守るけど、また忘れるから…。

谷江さん:毎回毎回言う感じ?

兵頭さん:うん。で、できてたら褒める。「すごいじゃん!」「私の言うことを聞いてくれてありがとう!掃除が楽よ!」って。「ふーん」って帰りますけど(笑)。

よそのお子さんも褒めてます!
よそのお子さんも褒めてます!

――ルールって、本人にその気がなかったら、何回言っても伝わらないような…。

渡辺さん:うちのお兄ちゃんは字が汚いんです。前に硬筆に通ってて、段まで行ったからうまいはずなのに、今は全然読めない。あの字は幻…??

一同:笑

渡辺さん:読めなくて、突き返すことがよくあります。「これは『や』なのか、『か』なのか」「平仮名すらまずいじゃないか!」その姿を弟も見てるはずなのに、弟も字が汚い。ほんと、響かないものは…。

谷江さん:響かない。そっか…。

――褒めるのはきっと正解なんでしょうね。

兵頭さん:「できてるところを褒めるよ」というスタンスなので、うちに遊びに来る子たちにも「ちゃんとやってるで~」ってアピールされます(笑)。

子どもにやってほしいことは、繰り返し伝えるしかないようです
子どもにやってほしいことは、繰り返し伝えるしかないようです

谷江さん:皆さん、家に子どもの友達を入れるのはOK派ですか?

門田さん:知らない子はちょっと…。

坂本さん:お菓子とかも最近はアレルギーがあるから、うちでおやつを出すのは気を使います。相手のお母さんの連絡先を知らない子は特に

谷江さん:その場合、その子に親の電話番号を聞いたりします?

坂本さん:一度、手紙を書いたことがあります。お母さん同士でLINEを交換するのはとてもハードルが高いので、お手紙なら見るかなと。それでも、やりとりできなかったので、うちには入れずに公園で遊ばせました。

谷江さん:息子が小学生になって、人の家で勝手に遊びだしたらどうしよう…とも思います。

渡辺さん:うちに遊びに来た子には「ボールとかトランポリンはこの部屋だけでやって。その代わり、窓とか割ったら弁償してもらうよー。5 年生なら分かるでしょー?」って(笑)。

一同:笑

【子どもに携帯】1人でいさせる時は安心、友達同士のLINEは心配

小学生になると、子どもに携帯を持たせる家庭が増え始めます。GPS機能で子どもの居場所を確認できるのは便利ですが、「いつから持たせるか」というのも難しい問題です。

――お子さんに携帯は持たせてますか?

門田さん:うちは 2 年生にキッズ携帯を持たせてるけど、ほっぽって遊びに行っちゃう。お金も持たずに、ジュースとかお茶とかも持たずに出かけていくから心配。

坂本さん:うちは 3 年生にキッズ携帯を持たせてます。携帯を持たせてもらえたことがうれしくて、めちゃめちゃスキルが高くて。夏休みも 1 人でいたいタイプなので、8:30 くらいから 15:30 くいまで家で 1 人でいるんですけど、「お弁当、今から食べるよ」って写メが来たり。

一同:すごい!

坂本さん:LINEスタンプもすごい送ってきて。「今から寝るね」っておやすみスタンプとか。大人と同じことをやってる自分がうれしいみたい。

――かわいいですねー。

坂本さん:私に「これやって」って言われたら、「今やろうとしてる」「もうやってる」みたいな感じで怒るので、最近は「私とは違う人格」と思って接してます。

――ちゃんと、子離れされてるんですね。

坂本さん「私の言う通りにはこの子は絶対ならない」と思ってると、こっちとしても楽ちんです。言っても聞かなくてわーっとなるんじゃなくて、「そうだね、今はしたくないんだね」と。失敗したとしても、息子が自分でやろうとして失敗してるので、「仕方ないか」みたいな。

子どもに携帯を持たせる?デジタルへの向き合い方は昔の子育てにはなかったテーマです
子どもに携帯を持たせる?デジタルへの向き合い方は昔の子育てにはなかったテーマです

夏休みは児童クラブ?家でお留守番?

谷江さん3 年生で夏休みに家で 1 人で留守番っていうのは、小学生ママとしては普通なんですか?児童クラブに夏休みだけ預けるってできるんですか?

門田さん:うちはずっと児童クラブに通わせてます。児童クラブは定員に空きががあったら、途中からでも申し込めるんじゃないかな。

坂本さん:「登録したら、3 カ月はいてください」と言われました。

兵頭さん:あとは民間の学童保育。でも、お値段が…。

坂本さん:民間だと、習い事感覚で通わせられますよね。

――夏休みに児童クラブに通わせるのも、かわいそうだなとは思うんですけど…。

門田さん:でも、親は仕事で家にいないし…。

藤田さん:うちの地域には児童館もあるんですけど、デイサービスが子どもの居場所になっていたり、統廃合された幼稚園を居場所にしてくれてたり。須崎市の「てくテックすさき」は平日 20:00 まで受け入れをしてくれて、パソコンとかタブレットとか好きなことができますよ。ちょっと年上のメンターさんもいてくれます。

(ココハレ編集部注:「てくテックすさき」は 10 代の子どもを対象とした、テクノロジーに触れられる「第三の居場所」です。須崎市とNPO法人「みんなのコード」が運営しています。ウェブサイトはこちらから

谷江さん:なるほど、探せばある。

藤田さん: 自治体によっては、受け入れ場所をつくろうとしています。でも、認知されてないので利用者はすごく少なかったりします。

学年が上がると、「児童クラブに通わせ続けるか」問題も
学年が上がると、「児童クラブに通わせ続けるか」問題も

渡辺さん:うちは兄弟を児童クラブに入れてるけど、行きたがらない。夏休みは暑いから校庭でも遊べないし、お兄ちゃんは 5 年生だから同級生があまりいない。弟は同級生もいるけど「狭いから嫌」。家でお兄ちゃんとけんかしながら、のびのび過ごす方がいいみたい。登録しているけど、夏休みはほぼ行ってないです。

――じゃあ、夏休みは家で兄弟 2 人で。

渡辺さん:お昼ご飯は兄に朝、「冷凍パスタというものは…」と作り方を教えて。

一同:笑

渡辺さん:そしたら、その日に電話がかかってきて、「お母さん、紙がぐしゃぐしゃになった!」。「それは君、紙を剥がさずにチンしたね?」

一同:笑

LINEは「アプリを入れていない」と伝える

谷江さん:携帯を持たせてる方は、お子さんにLINEもさせてます?

門田さん:キッズ携帯なのでLINEはまだ。やりとりできるのは家族だけです。

渡辺さん:スマホを持ってる子には「うちはLINEのアプリを入れてないよ」と伝えます。「電話番号を聞いて、メッセージでやり取りしてね」って。

谷江さん:私の知り合いの小学生が「クラスの女の子が知らない男の人とやり取りしてて、『楽しいからやらない?』って誘われた」と言ってました。

門田さん:それは怖い…。

谷江さん:LINEは気軽に使えるアプリだけど、怖いなって。親が子どもの携帯に制限をかけることを知らなかったら、子どもは「大人には内緒」ってやっちゃいますよね。

――この先、子どもが中高生になったら、親が立ち入れないところも増えます。

渡辺さん:そうそう。急にみんなが携帯を持ち始めて、みんながLINEをし始めて…。中 1 のグループLINEが何百人」とか聞くと、怖い怖い怖い…

門田さん:小学校ってそもそも、友達とのLINEは禁止されてますよね。禁止してるのに、高学年になるとこっそりやっていて、友達とトラブルになると、学校に相談が来るって聞きました。家庭の問題では…。

谷江さん:そうですよね。ずっと聞かせてもらってて思ったんですけど、小学生ママ、結構シリアスですね。

――幼児ママの座談会では、皆さんずっと笑ってたような…。

谷江さん:そうなんです。「今日はスプーンでご飯を食べるか、食べないか」みたいな(笑)。

一同:笑

幼児ママ座談会では「子どものテンションを上げるため、歌って踊りながら食べさせてます」という話で盛り上がりました
幼児ママ座談会では「子どものテンションを上げるため、歌って踊りながら食べさせてます」という話で盛り上がりました

【乳幼児ママへ】「手をつなげる間はつないで」「一緒に遊びに行こう」

最後に、乳幼児を育てるお父さん、お母さんに向けて、“ちょっと先輩ママ”の皆さんがメッセージを寄せてくださいました。

渡辺さん:子どもが大きくなると、つないでた親の手を振り払って友達の所に行く、みたいな…。

――悲しい!

渡辺さん:お母さん、泣いちゃう(笑)。だから、わが子と一緒に手をつなげる間はつなぐべきだなと思ったり。手がどんどん離れてる感じはあります。

――兵頭さんちはまだ 1 歳児さんがいて、うらやましいです。

兵頭さん:ちっちゃい子はかわいいですよね。赤ちゃんは体力と財力があれば、何人でもいていいなぁって。

渡辺さん:うん、よその赤ちゃん、めっちゃかわいい。

坂本さん:子どもが急に離れていくというのはすごく実感します。外面もできて、「この子にはこの子の人生があるんだ」って急に突き付けられますね。イヤイヤ期とかかわいかったなって、今は思います。

――そう、イヤイヤ期は今思えば最高にかわいかった。

坂本さん:なんであんなにイライラしてたんだろう、あの時…。

イヤイヤ期、振り返ればかわいかった…!
イヤイヤ期、振り返ればかわいかった…!

藤田さん:進学を考えたら、息子と一緒にいられるのってあと何年もない。その間にどんな体験をさせてあげられるか、でしょうか。息子はチャレンジすることが好きなので、いろんなイベントに参加して、スキルアップしながら、生きていく力も育ってるなと。この先の学費を用意するのは大変だけど、お金がなくても楽しみながら経験値を積ませることはできるし、親もアップデートできる。だから、「子どもと一緒に遊びに行くといいよ」って言いたいです。

――いろんな場所に連れて行くって大事ですね。

門田さん旅行には連れて行った方がいいですよね。経験値もそうだけど、単純に旅費が安い。

谷江さん:それは大きい!

渡辺さん中学生になると、部活に入って、ほんとに休みが合わなくなる。うちはばぁばが企画する一族の旅行が毎年あったんですけど、姪っ子が中学生になって日程が合わなくて、なくなりました。

谷江さん:そうなんだ…。

渡辺さん:中学生になったら、ほんとに一緒に旅行に行けなくなるんだ!さびしい!

谷江さん:私この間、1 人で名古屋に行きました。子どもを連れて行くか迷ったけど…

渡辺さん:それはそれで、いい!

坂本さん:小学生になると、料金が高い時期しか旅行に行けないというのも大きいですよね。

門田さん:夏休みとかね。保育園だったら平日休んでも罪悪感ないけど。

――旅費は高くなるし…。

渡辺さん:行ったら、混んでるし…。

門田さん:遠出しなくても、近場でバスとか電車に乗るだけでも、子ども的にはアトラクションになりますよね。一緒におでかけしてほしいなと思います。

 

ココハレサポーターズによる小学生ママの座談会、いかがでしたか?子どもが小学生になると、親子の関わりも少しずつ変わってきます。心配ごとは増えますが、子どもの気持ちをくみ取りながら、コミュニケーションはしっかり取っていきたいと感じました。

ココハレサポーターズの皆さんの活動やコラムは「#サポーターズ」で紹介しています。

この記事の著者

門田朋三

門田朋三

小 3 と年長児の娘がいます。「仲良し」と「けんか」の繰り返しで毎日にぎやかです。あだなは「ともぞう」。1978年生まれ。

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