よしお兄さんが再び高知にやって来た!|安芸市で子育てトーク&体操…5歳の娘に作るおみそ汁は?
体操の「よしお兄さん」でおなじみのタレント・小林よしひささん。2022 年に高知市内で開かれたイベントに出演した際には、ココハレの独占インタビューに応じてくださいました。
今回、「よしお兄さんが 2 年ぶりに高知にやって来る」と聞きつけたココハレ編集部員。高知の子育てウェブメディアとして、取材せねば…!
ということで、安芸市で開かれた「みんなあつまれ!子育て広場」に行ってきました。よしお兄さん、最近の子育てはいかがですか?
目次
よしお兄さんが高知に!2022年のイベント出演以来です!
よしお兄さんは 2005 年から 2019 年まで 14 年間、Eテレ「おかあさんといっしょ」の体操のお兄さんを務めました。現在はEテレの「オハ!よ~いどん」をはじめ、情報番組のコメンテーターなどで活躍しています。
ココハレがよしお兄さんを取材したのは 2022 年。5 月に高知市中央公園のイベント、10 月に畜産のイベントに登場しました。
今回は 2024 年 9 月 14 日に安芸市民会館で開かれた「みんなあつまれ!子育て広場」に登場。安芸市夏季大学講座との同時開催で、市内外から親子が訪れました。
おなじみの衣装で、元気に登場したよしお兄さん。子育てトークは司会者との掛け合いで行われました。
料理が好きになったきっかけは?母親からの“指令”でした
よしお兄さんは 5 歳の女の子を育てるパパでもあります。幼児食インストラクターや食育アドバイザーの資格を持ち、趣味は「肉料理」。地方のイベントに出演する際は、その土地のお肉を食べるのが楽しみなんだそうです。
そもそも、なぜ料理好きになったの?きっかけは、自身の母親でした。
共働き家庭で育ったよしお兄さん。母親から「帰るまでに、玉ねぎをみじん切りして、ジャガイモの皮をむいておいて」など、お手伝いをよく頼まれたそうです。
「母からの“指令”ですね(笑)。みじん切りして、皮をむいておくと、『この後どうなるのかな』と気になって。母が帰ってきたら、料理番組状態。そうやって自然に、料理や食べることが好きになっていました」
母親の指令は、よしお兄さんの成長に合わせてレベルアップ。食材を切るだけでなく、「みじん切りした玉ねぎをあめ色になるまで炒めておいて」という難易度の高いものも。
「わが家であめ色の玉ねぎを使うのはカレーなんです。指令が出たら、『やった!カレーが来るぞ!』とうれしかったですね」
離乳食って複雑!勉強するなら、資格も取っちゃえ!
幼児食インストラクターを取ったきっかけは、わが子の離乳食でした。
「『離乳食ってどうやって作るんだ?』と思ってネットで調べたら、10 倍がゆとか割と複雑だなと。ちょうどその横に資格の広告が出ていて(笑)。『勉強するなら、資格も取っちゃえ』と」
初めての離乳食ではなんと、試作品を作ったそう。
「『知らないうちにあげないでね』と奥さんにお願いして(笑)。一番最初の 10 倍がゆを食べさせました」
惣菜もレトルトもOK!食事は楽しいのが一番!
幼児期の食事は、子育ての大きな悩みの一つ。よしお兄さんも以前は「栄養をちゃんと取らせなきゃと頭でっかちになっていた」そうです。
「仕事をして、家に帰って必死にご飯を作って、食べてくれなかったら『なんでー!』ってなっちゃいますよね」
よしお兄さん流は「ご飯を作ることを頑張り過ぎない」、そして「食事は楽しいのが一番」。
「惣菜を買ってもいいし、レトルトでもいい。お米は自分で炊くくらいにしたら、心に余裕ができます」「今のレトルトはおいしいし、野菜もごろごろ入ってますよね」
「子どもの好き嫌いとか、食事の途中で中座しちゃうとか…、うちも中座します。おいしそうに食べているお父さん、お母さんの姿を見たら、子どもも『食べてみようかな』という気持ちになるんじゃないでしょうか」
栄養バランスは「1 食では考えず、1 週間単位、1 カ月単位で考える」のもよしお兄さん流。
「小さいうちは食べなくても、大人になったら『これを食べないと、栄養が取れないな』と考え始めます」「一定の年齢になってから『食べなさい』でいいのではと思います」
運動神経は遺伝する?体を動かす機会をどんどんつくりましょう
子育てトークでは子どもの運動の話にもなりました。
「『子どもの運動能力が低下している』と問題になっていますが、僕が実際に子どもたちに関わる中ではあまり感じないんです。運動能力の低下というよりも、体の動かし方が分かってないなと」
体の動かし方を伝えるため、会場に集まったお父さん、お母さんたちに「体を動かす機会をどんどんつくってほしい」と呼びかけました。
「運動神経は後天性なので、環境がとても大事です。有名なスポーツ選手の親もその競技をやってたりしますよね。あれも遺伝ではなく、環境なんです。子どもがそのスポーツを見たり、やったりできる機会があるんですね」
「僕たちみたいな仕事をしている人が子どもたちが体を動かす機会をつくっていかなきゃいけないんですが、まずは親の役目かなと。実際には『外に出よう』とかすごく簡単なことになっちゃうんですけど」
食事も運動も、共通点は「親が楽しむこと」。子育てトークの後に行われた体操では、よしお兄さんが全力で子どもたちを楽しませてくれました。
最初は遠慮気味だった子どもたちも、気づけばどんどん前へ。“大人の全力”が子どもの心を動かすのだなと感じました。
5歳娘の大好物はおみそ汁!みじん切りの玉ねぎを入れています!
イベント終了後、よしお兄さんにお話を聞きました。
――子育てトークではお母さんの“指令”のお話がとても印象的でした。5 歳になった娘さんともお料理をされてますか?
「はい、してます。まだ 5 歳なので、食材を切ってもらったり、デザートを作ったり。白玉作りが簡単でいいですよ。あと、この間、YouTubeで見たフルーツあめを作りました。グラニュー糖を買ってきて、好きなフルーツにあめを絡めるんです。これもおすすめです」
――娘さんが一番喜ぶ「パパの料理」は何ですか?
「今はおみそ汁にはまってます。ベースは玉ねぎで、みじん切りとくし切りを用意します」
――おみそ汁に、玉ねぎのみじん切り?!
「そう。おだしの段階から入れて煮込むと、甘みが出るんです。ポタージュっぽいというか。くし切りは食感用。甘みが出るのでおみそは少なくてよくて、減塩にもなりますよ。この間は 3 回もお代わりしました」
――それは、わが家でも作ってみなければ!
「あとはチヂミにもはまってますね。余った野菜を入れられるからいいですよね。娘はカリカリが好きで、『一番カリカリのところはどこですか?』『ここです。食べてみなさい』『ほんとだ。カリカリ』みたいな会話をしています(笑)」
――以前にお話を聞いた時、娘さんは 3 歳でした。5 歳になると、会話も変わってきますね。
「そうなんです。たまに矛盾点を突かれたり(笑)」
――しっかりされてる!
「今は娘に助けられてるなと感じます。思い通りにならない時や泣いたりした時には『何が嫌なのか教えて』というのを繰り返し聞いてきたんです。その積み重ねがよかったのか、今は『○○だから嫌だ』『そっか。でも今は○○だから、できないんだよ』『分かった』という会話ができるようになりました。こちらの負担が減って、子育てが楽になったなぁって」
――久々の高知はいかがでしたか?
「高知が好きなので、ずっと来たかったんです。今日はお昼に安芸市のナスとしらす丼をいただきました。おいしかった!」
「今日の子どもたちはシャイかなと思ってたんですが、“動きたい欲”がどんどん出てきて楽しかったです。高知の方は明るくて、優しくて、元気で、エネルギーをたくさんもらいました。また来ます!」
「高知が大好き」と笑顔で語ったよしお兄さん。ぜひまた来てくださいね。待ってます!