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寝ない、突然の病気、家事と育児の両立が大変…|ココハレ広場④「初めての子育てで驚いたこと」

寝ない、突然の病気、家事と育児の両立が大変…|ココハレ広場④「初めての子育てで驚いたこと」

かわいいわが子。でも、子育てがいつもうまくいくわけではないし、毎日向き合っていると、しんどくなる時も…。子育てについて、誰かと思いを分かち合いたいなと感じたことはありませんか?

「ココハレ広場」は、そんなお父さん、お母さんのリアルな本音を紹介するコーナーです。毎月テーマを決め、LINEなどで寄せられた声を紹介します。

今回のテーマは「初めての子育てで驚いたこと」。6 月にココハレのLINE公式アカウントで行ったアンケートに寄せられた意見をまとめました。「赤ちゃんが寝てくれない」「突然の病気に慌てた」「家事と育児の両立がこんなに大変だったとは」…。さまざまな“びっくり”を経て、親は強くなっていくんですね。

最も多かったのは「赤ちゃんは寝ない」

「初めての子育てで驚いたこと」で最も多かったのが「赤ちゃんが寝ない」という意見。「赤ちゃんは寝てばっかりだと思っていた」「『寝かしつけ』という知識がなかった」という驚きが相次ぎました。

「とにかく寝ない」とは高知市の 33 歳のお母さん。10 カ月になる長女を育てていて、「毎日寝不足気味です」。お昼寝の時に寝ぐずりが 1 ~ 2 時間続き、抱っこしたまま夕方になることもあるそう。「『眠たかったら寝たらいいのに』と生まれてから毎日思っています」

睡眠のリズムが不規則で、いつ起きて、いつ寝るか分からない赤ちゃん。寝不足に加えて、予測のできない生活は、産後のお母さんの体力をそいでいきます。「体力だけは自信があったのに、出産と産後の授乳などで想像以上に体がぼろぼろになりました」「夜中におむつ替えし、授乳し、抱っこしても泣きやまない。どうしていいか分からず、つらくて一緒に泣きました」という声もありました。

高熱、けいれん、予防接種…小児科にもお世話になりました

子どもの体や病気に関する驚きも寄せられました。「緑色になる」「黄色い」「便秘になりやすい」「離乳食を始めたら、どんどん臭くなる」などうんちに関することや、「爪が伸びるのが速い」という素朴な驚き。「予防接種がこんなにあるとは知らなかった」「注射を両手両足にされてびっくりした」という声や、子どものアレルギー反応を挙げるお母さんもいました。

慌てるのは、やはり病気です。「生まれてから 1 年はたくさんの病気にかかる」「熱は平気で 40 度まで上がる」という驚きのほか、「子ども特有の病気を知らず、熱が出て病院に行って、いろんなウイルスの名前を出されても分からなかった」。「熱が出て心配で、頼み込んで入院させてもらった」という声もありました。

突然のことに備えて知っておきたいのが、熱が出た時に起こることのある「熱性けいれん」です。高知市の 36 歳のお母さんは長女が 1 歳の時に経験しました。熱が出て小児科を受診した帰り、自宅マンションのエレベーターで長女が突然のけぞり、びくびくとけいれんし始めました。意識がなくなり、「死んだ」と思ったそう。「どうしていいか分からずに泣いてしまい、家族に電話して救急車を呼んでもらいました」。救急車が到着する頃にはけいれんが収まり、長女は無事でした。「『熱性けいれん』を聞いたことはありましたが、それだとは分からなかった。次にあったとしても慌てるとは思いますが、しっかりしないとなと身に染みて感じました」と語ってくれました。

おちんちんってどう扱うの? 男の子に戸惑うお母さんたち

男の子を育てるお母さんからは、おちんちんに関する驚きや戸惑いの声が寄せられました。

「月並みですが、おむつを替える時に景気よくおしっこを飛ばされました…」とは高知市の 47 歳のお母さん。長男のおむつを開いた時に、おしっこが噴水のように出始めたそう。「『あっ、私の顔にかかる!』と思って慌てて手で押さえたんですが、止まるわけもなく…。生温かい感触を感じながら、『あー、子どもとお布団がぬれていく』と思いました」。同じことを 2 回経験し、「おしっこが出そうなおちんちんの状態」が分かったそうです。

他にも「洗い方が分からず、本を買って勉強した」「立ちションのやり方は?」「しょっちゅう触っていて心配になった」といった声も。今回のアンケートにはありませんでしたが、女の子のお父さんもおむつを替える時に「どこまで拭いていいのか」と戸惑うそうです。

全てのお母さんを尊敬します!

「子どもとの生活は、思い通りには進まない」ということも、初めて子どもを育てることで実感します。

香南市の 32 歳のお母さんは、8 カ月の長男の離乳食が悩みの種。「なかなかお口を開けてくれません。何とか食べてくれた翌日、また食べてくれなくて、うまく進んでいないです」。離乳食は書籍などにだいたいの目安を書いていますが、「子育ては教科書通りにはいかないことが、やってみて初めて分かりました」。「この子のペースがある」と思う一方で、「うちの子、大丈夫なのかな…」と気持ちが揺れているそうです。

「子どもを優先する」ということは「自分の時間が想像以上になくなる」ということ。高知市の 36 歳のお母さんは「子どものお世話をしていると、部屋の片付けや洗濯、ご飯を作ることがなかなか思うようにはできませんでした」。仕事から帰ってきた夫に「今日何してたの?」と聞かれ、「子ども優先に決まっちゅうやん」と衝突することもあったそう。家事と育児のバランスに折り合いをつけていき、今では夫婦で役割分担してこなしているそうです。

ほかにも、授乳の苦労、イヤイヤ期、仕事との両立など、たくさんの“びっくり”が寄せられました。それぞれのエピソードには少なからず、「みんなこんな大変な思いを乗り越えてきているのだと驚いた」「世の中の全てのお母さんを尊敬した」という感想がありました。実際に経験してみないと分からないこともありますが、知っておくと心構えができます。子育て真っ最中のお父さん、お母さん、そしてこれから子育てを始める人に伝えていきたいですね。

イラスト・岡崎紗和
イラスト・岡崎紗和

寄せられた声より

  • ミルクをあげればあげるだけ飲むということを知らなくて、あげ過ぎました。
  • 肌が弱く、湿疹やおむつかぶれで病院通いが多かった長男。薦められたおむつを「どれも同じでしょ?」と半信半疑で使ってみると、うそのように改善されました。その子に合う、合わないがあるんだなぁと驚きました。
  • 離乳食について初めて知ることばかり。はちみつがダメなことにはすごくびっくりしました。
  • 新生児の頃は全然寝なくて、赤ちゃんってもっと寝ると思っていたので、育ててみないと分からないなと思いました。
  • 赤ちゃんの頃から保育園に通わせています。年中に上がった頃、先生に「お昼寝のお布団がギリギリになってきました。○○ちゃんがこぼれそうです」と言われたのが一番の衝撃でした。靴や服は成長したら買い換えるものだと認識していましたが、「布団?!」ってなりました。
  • ハイハイができる頃には、私のまねをして片付けようとしたり、洗濯物を干そうとしたりすることに感激しました。
  • 産後の体はこんなにも思い通りにならないものなんだと痛感しました。
  • とにかく分からないことだらけで、保育園に通い始めた頃に、同じクラスのベテランママさんに、子どもの靴をどれくらいの頻度で洗うのかまで質問してしまったのを覚えています。
  • 1 人目の子は全然寝てくれなくて、本当に大変でした。背中スイッチがあるとしか思えないくらいに、置くと泣いて起きるを繰り返して、ずっと抱っこしっぱなしでないといけませんでした。夜泣きもひどかったので、夫と順番で抱っこして、家の周りを歩いて寝かしつけをしていました。
  • 産後は 2 時間ごとの授乳で、ほとんど寝られないことが一番つらかったです。退院後は不安と睡眠不足で、ささいなことにイライラ。「何とかなるだろう」という能天気な性格なのですが、産後 1 カ月は毎日涙が勝手に出てきました。
  • 職場復帰してからは、保育園からお迎えの電話がかかってきた時がストレスでした。大切な子どもをちゃんと見てあげたい気持ちと、毎回仕事を休まないといけないことがつらかったです。
  • 子どもの体力。
  • 授乳は一筋縄ではいかない。もっと楽に見えていました。
  • トイレトレーニング中です。思い通りにいかないことは分かっていましたが、本当にうまくはいかない。「子どもの気持ちを大事に関わらないと」と肝に銘じて、のんびりやるようにしています。
  • 自分の時間が想像以上になかった。ちょっとした外出も大変。自分のために病院には行けないので、風邪は気合で治すしかなかった。
  • 一つ一つの行動が少しずつできるようになっていく姿に日々、感動です。例えば「座る」という動作でも、はじめは尻もちをついて泣いていたのに、ゆっくりの尻もちになり、膝をついて座るようになり…。人ってこんなふうに成長していくんだなぁ。
  • 県外から嫁いできました。高知県の保育園は 3 歳児から給食に主食のご飯やパンを持参しなければならないことに驚きました。
  • 最大の悩みは食事!こんなに食べない子がいるのか…と思うほど食べません。しゃべれるようになると、「絶対に食べん!」が口癖になりました。幼稚園の先生に「何を食べて大きくなりゆうが?」と聞かれます。
  • 生まれて 1 カ月間の、あの 24 時間休みなし、夜中も 30 分おきに授乳、おむつ替え、授乳、おむつ替え…の暗黒時代は、世の中のお母さんという生き物を全て尊敬したし、「こんなはずじゃなかった」と産んだことを後悔すらしました。子どもには内緒ですが。
  • 子どものペースに合わせるため、子育てって体力勝負だなぁと思いました。外出中に泣く子どもを見て、「どうしたの?」と声を掛けてくれる優しさをとてもありがたく思いました。
  • 食事もトイレもお風呂も、睡眠すら 1 人でできない。いつ寝て、いつ起きるか、いつ泣くか、いつ泣きやむのか、分からない。自分が常に、無意識に周囲の状況から予測したり、計画を立てて行動をしていたんだなということが分かりました。
  • 子どもはかわいいと思っていましたが、自分の子どもは格別にかわいくて、いとおしい存在です。
  • 新生児期は運動部のインターバル練習よりもきつかったことに驚いた。赤ちゃんのお世話がこんなにも過酷なんて、誰からも一度も教わる機会がなかった。
  • 保育園に入園し、子どもが集団になじむ速さには驚かれました。親より子どもの方がコミュニケーションを取るのは簡単みたいですね。
  • 成長のスピードが速い!昨日できなかったことが、今日できるようになっている。
  • おいっ子やめいっ子のわがままや泣き声は「かわいいなー」くらいにしか感じなかったのですが、自分の子どものわがままや泣き声は精神的なダメージががっつりくることに驚きました。その分、笑ったり、抱きついてくれたりすると、一気にダメージが回復されます。一緒に怒って泣いて、仲直りして笑ってを繰り返しています。
  • 母乳はすんなり出るものだと思っていましたが、大きな間違いで、低体重で生まれたわが子に飲ませるのに大変苦労しました。軌道に乗るまでに 3 カ月以上かかり、泣いたことも多々ありました。
  • 第 1 子は男の子だったので、おちんちんの扱い方など分からないことがたくさんあり、本を読みあさりました。
  • しつけや育て方ではどうにもならないことがあると知りました。
  • 気付いたらできるようになっていることが多くて、成長をメモしていくのが間に合いません。
  • 上の子と下の子との間でどう関わればいいのか悩みました。上の子のやきもちや、「母親を独占したい」という当たり前の気持ちにきちんと向き合えず、毎日怒ってばかりいたと思います。母親も人間。理不尽に感情的になって、子どもに当たることもあると思います。その当時の自分に「大丈夫」と声を掛けてあげたいです。
  • 子どもの耳かきはどうしたらいいかと思っていました。耳鼻科で耳かきをしてくれるというのを初めて知りました。
  • 母親への愛情がすごい。「お母さんが一番好き」と毎日のように言ってくれます。
  • 誰も教えていないのに、うんちの出し方を知っていることに驚きました。
  • 思っていたよりも泣く。「なぜ泣いているのか分かるようになる」というのはうそだと思いました。
  • わが子はかわいいけれど、かわいいだけじゃ子育てはできないな、世の中の全てのお母さんはすごいなと感じました。
  • 1 人で赤ちゃんを連れて外出することの大変さ。うんちが漏れたり、荷物を抱えきれなくなったり、予想だにしないことがありました。
  • こんなに洗濯物が増えると思いませんでした。よだれ、吐き戻し、うんち漏れ。これから離乳食が始まると、さらに増えそうです。
  • 毎日お風呂に入れなくても死なない!
  • 授乳は慣れるまで痛い。
  • にこにこ笑いながら、マーライオンみたいにミルクを噴射された時はめっちゃびっくりしました。
  • おむつ替えの時に、便も勢いよく飛ぶことを知りました。自分の服が便まみれになり、驚きとショックでした。
  • 4 カ月の時、あやすとケタケタと笑い、かなりコミュニケーションが取れることに驚きました。
  • お乳を必死で探して、一生懸命に飲む姿。誰にも教わっていないのに上手に飲む姿を見て、子どもの力ってすごいなぁと思いました。
  • 病院代が無料なのにびっくりしました。
  • 自分は忍耐強く、前向きな人間だと思っていたが、イヤイヤ期で泣き叫ぶ娘に我慢ができず、うつになりそうになりました。こんな大変な思いをみんな乗り越えてきているのだと驚きました。
  • 同じ月齢でも成長の差がかなりあること。同じ月齢だからといって、「○○できるようになってきたよねー」とか簡単には言えないなと思いました。
  • 初めての離乳食作りで大苦戦!「アスパラの皮をはいでゆがく」と本に書いてあり、ピーラーではぐとほとんど残りませんでした。大失敗!
  • 38 度の高熱を出しても平気で遊んでいることにびっくりしました。
  • 離乳食はスプーン 1 杯から始まることに驚いた。
  • こんなにも自分のための時間がなくなるとは思ってなかったです。有休は全て、子どもの体調不良のためのお休みでした。
  • 食事は子ども優先で、お母さんは冷や飯しか食べられないこと。子どもの食べ散らかしはすさまじいということ。
  • 知らなかったことが多過ぎてびっくりしました。普段生活をしている場所が妊婦や子連れには不便だらけだということに驚きました。
  • 「子育ては他人と比べないこと」という当たり前のことを学びました。
  • 家ではなかなかできないことが、保育園や学校だと意外としっかりできること。外で頑張っている分、家では甘えさせてあげたいなと思っていても、ついガミガミ言ってしまうことがあり、反省です。

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この記事の著者

門田朋三

門田朋三

小 3 と年長児の娘がいます。「仲良し」と「けんか」の繰り返しで毎日にぎやかです。あだなは「ともぞう」。1978年生まれ。

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