アンパンマンミュージアム25周年でお祝い!列車と路面電車の乗り換えも始まりました!
高知のおでかけスポットの定番、子どもたちに大人気のアンパンマンミュージアムが 25 周年です!
香美市香北町の市立やなせたかし記念館「アンパンマンミュージアム」が開館 25 周年を迎え、記念式典が行われました。地元の保育園児たちがバルーンを飛ばし、2013 年に天国へと旅立った作者のやなせたかしさんの元に笑顔を届けました。
アンパンマン関連のニュースをもう一つ。JR高知駅で 7 月 22 日から、JR土讃線を走るアンパンマン列車とアンパンマンの路面電車の乗り換えが楽しめるようになりました。今年はアンパンマンを満喫できる夏になりそうですね!
アンパンマンミュージアムが25周年 高知・香美市、やなせさんの思い次代へ
(高知新聞 2021 年 7 月 22 日掲載)
大好きだよアンパンマン、やなせさん―。香美市香北町の市立やなせたかし記念館「アンパンマンミュージアム」が21日、開館25周年を迎えた。ミュージアム前広場で行われた式典では、地元の保育園児約30人が手描きのイラスト入りのバルーンを空へ。2013年に天国へと旅立ったやなせさんの元に届けと空を見上げ、笑顔の花を咲かせた。
同ミュージアムは1996年7月21日、やなせさんの協力で故郷の旧香美郡香北町に開館。「それいけ!アンパンマン」の世界を再現したジオラマや原画などが並び、アンパンマンをテーマとした施設の先駆けとなった。
オープン当初は周辺の国道が渋滞する人気ぶりで、年間目標の10万人をわずか49日で突破。静かな山あいを活気づけ、町の知名度を全国区に押し上げた。
以降も「詩とメルヘン絵本館」や「たたかうアンパンマン像」などが設けられ、周辺もにぎやかに。今年6月末時点の累計入館者は435万人を超え、ここ10年も年間10万人前後が訪れている。
2011年に完成した収蔵庫の保管作品は、整理できているものだけで約5千点。作品と共にやなせさんの生い立ちや人物像などを紹介する企画展などで活用されている。
今後は大人向けの企画展にも注力する考えで、同ミュージアム振興財団の仙波美由記事務局長は「切り口を工夫し、アンパンマン以外の作品や、やなせ自身の思いも地道に丁寧に伝えたい」と話す。
式典には法光院晶一市長や市関係者、美良布保育園の園児ら約60人が出席。やなせさんの付き人を長年務めた「やなせスタジオ」(東京)の越尾正子社長(73)は「生のやなせさんに触れられる場所は全国でもここだけで、先生の思いを受け継いでくれている。先生もこの日を天国で喜んでくれているでしょう」と目を細めていた。(小笠原舞香)
アンパンマンからアンパンマンへ乗り換えできます 高知駅でJRと路面電車接続 7月22日から
(高知新聞 2021 年 7 月 22 日掲載)
JR土讃線を走るアンパンマン列車とアンパンマンの路面電車の乗り換えが22日からJR高知駅で楽しめるようになる。とさでん交通が「夏休み、家族連れやファンにアンパンマンを満喫してもらえれば」と車両の運用を調整した。
とさでん交通のアンパンマン電車は、香美市のアンパンマンミュージアムをPRする路面電車2両。主に伊野―後免町間の東西線を走っていたが、乗客から「アンパンマンの電車と列車が接続したら喜んでもらえるのでは」との声があり、高知駅に乗り入れる南北線を走らせることにした。
8月31日までの毎日と、9月1日以降は土日祝日に実施し、乗り換えの機会は平日が8回、土日祝は7回。詳しいダイヤは、とさでん交通のホームページなどで案内している。(村上和陽)