「恋愛小説にはまってる」…小学4年生からの思わぬ告白!母娘でそれぞれ“推し活”を楽しんでいます|「ママと記者やってます・64」

毎日が体力・気力勝負! 40代ママ記者による子育てコラム
ココハレ編集部員であり、40 代ママの門田がお届けする子育てコラムです。子育てに泣いて笑って、怒ってしまって反省して…、どたばたの姉妹育児をご紹介します。
小学 4 年生の長女は「本をあまり読まない子」のはずでしたが、実は私の知らないところで恋愛小説にはまっていました。思わぬ告白を機に、1 年生の次女と 3 人で“推し活”を始めたわが家です。
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「本は結構読んでるよ」からの衝撃!
2025 年の夏休み、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
わが家の小学 4 年生と 1 年生は児童クラブが大好きで、毎日元気に通っています。
毎朝のお弁当作りはこれまで「めんどくさい」が勝っていましたが、2 人分となると作りやすいことに気づきました。

前回のコラム「幼い頃から読み聞かせを続けていると、本好きの子どもに育つ?」を公開してほどなく、長女からこう言われました。
「あんま言ってなかったけど、本は結構読んでるよ。今は恋愛小説にはまってる」
えーっ?!うちの子が恋愛小説?!
「気になる男子がいる」といった話題を、園でも小学校でもこれまで一度たりともしてこなかった長女からの思わぬ告白!衝撃です!
「お母さんに見せたいけど、見られるのは恥ずかしい」
長女がはまっているのは「野いちごジュニア文庫」のシリーズ「ウタイテ!」。小学校の図書館で見つけたそうです。
夏休みに入り、「本を借りてきた」と図書袋から出してきました。どれどれと私が手に取ろうとすると…。
「だめーっ!!!」
理由を聞くと、「お母さんに見せたいけど、見られるのは恥ずかしい」。にこにこ顔で教えてくれました。

長女の説明によると、「ウタイテ!」は「空ちゃん」という女の子とイケメンの歌い手グループが登場する学園ものだそうです。長女の推しは空ちゃんで、イケメンには「興味ない」。空ちゃんがいかにかわいいかを、とうとうと語ってくれました。
まだ小学生なので、「恋愛小説を読んでいる」と聞くと、親としては中身がとても気になります。でも、本人が親に見せたがらないものをこっそり見るのはどうなんだろう。親に教えてくれただけ十分では…。
そう考え、「小説はお話の世界だからね。リアルとは違うからね」とだけ伝えると、「分かってる」。
冗談めかして「リアルでも好きな子ができたら教えてよ」とお願いしてみると、にやり。「まぁ、考えとくー」と逃げていきました。
おませな小1女子は、ピンクの髪のあの人が…
次女は長女と違い、園時代からおませさん。「○○くんと結婚しようと思ってたけど、女子に人気があるからやめとく」と教えてくれるような子です。
次女がはまっているのは「Snow Man」。いつからか定かではありませんが、「佐久間がね…」と話すようになりました。
子育てを始めて芸能界に疎くなり、おまけに年齢を重ねて若い子の見分けもつかなくなった私は「佐久間って誰?」。次女は「もー、お母さんはしょうがないなー」とあきれ顔です。

ちなみに「佐久間」とは佐久間大介さん。「髪がピンクでかわいい」そうです。
次女はメンバーの名前と顔、そしてメンバーカラーを熱心に覚え、テレビ番組の「それSnow Manにやらせて下さい」を録画して何度もチェック。
「もーっ!佐久間ったらー!」「向井ってよくしゃべるよねー」「司会といえば、ふっかさんだよね。舘さまはちょっと違うかな」などなどツッコミを入れながら視聴しています。
「君は何歳で、どの立ち位置なんだ?」と思いますが、こちらもにこにこ顔で楽しそうです。

“推し”なんて、私の若い頃にはなかった言葉です。でも、自分の好きな本や好きな芸能人のことを笑顔で一生懸命語る長女と次女を見ていると、「推しが人生を豊かにする」という言葉にも納得です。
というわけで、母親の私も最近の“推し”を告白してみました。娘たちは「ふーん」と特に興味はなさそうでしたが、「ほら!テレビに出てるよ!」と教えてくれるようになりました。
母娘でそれぞれ趣味が違うので、約束は「相手の“推し”を否定しないこと」。お互いの「好き」を尊重していける親子でいたいなと思っています。
この記事の著者
