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「私の子育て、これでいい?」悩みを話せる“安心できる場所”の大切さ|はまゆう教育相談所の研修会にココハレサポーターズが登壇しました

「私の子育て、これでいい?」悩みを話せる“安心できる場所”の大切さ|はまゆう教育相談所の研修会にココハレサポーターズが登壇しました

子育てを楽しむ秘訣は?研修会で率直な思いを語りました

ライター
高校 1 年~小学 3 年の 3 児の父。高校から実家を離れた経験から、子どもたちには 18 歳までに親離れをして、自立した生活を送ってほしいと願います。1980 年生まれ(安岡)

 

「果たして自分の子育ては正しいの?」

そんな悩みや不安を胸の奥に押し込めながら日々が過ぎるママ、パパも多いのではないでしょうか。

子育てを取り巻く環境が大きく変化する中、“令和のママ”はちはどんな悩みを抱え、何に喜びや楽しみを見いだしているのでしょう。

不登校や子育ての相談に乗る「はまゆう教育相談所」の第 4 回研修会が開かれ、2025 年に続いてココハレサポーターズが登壇。周りとのつながりや、子育てで感じた喜びや苦労を来場者とともに語り合いました。

子どもを支えるには、まずは親自身が安心して悩みを話せる場に身を置くことが大事です。「子育ての楽しみ方あれこれ “ワイワイ”がやがや 子育て井戸端会議」というテーマで開かれた研修会を詳しくレポートします。

「はまゆう教育相談所」では不登校や子育ての相談に乗っています

「はまゆう教育相談所」は高知市小津町の高知県立塩見記念青少年プラザにあります。小学校の元校長先生らがボランティアで運営していて、無料で相談できます。

子どもの不登校、子育てに悩んだ時は?|高知市の「はまゆう教育相談所」に相談できます

はまゆう教育相談所の横田隆所長。元校長先生です
はまゆう教育相談所の横田隆所長。元校長先生です

活動の一つに「研究」があり、毎年テーマを決めて研修会や教育座談会を企画しています。

2026 年度のテーマは「子どもの笑顔を育むために、私たち大人は?~子育てとは、大人がともに育つこと~」で全 7 回の子育て応援セミナーが開かれます。

毎回テーマを決めて、研修会を開いています
毎回テーマを決めて、研修会を開いています

第 4 回は 9 月 12 日に高知市小津町の塩見記念プラザで開かれました。

講師役としてココハレサポーターズの 4 人が登壇しました。

ココハレサポーターズは 2022 年度に始まり、これまで第 1 ~4 期の計 30 人が活動してきました。主な活動は次の通りです。

  • 2 カ月に 1 回の「ココハレミーティング」に参加
  • 親子での体験をココハレに投稿…「サポーターズコラム」でご紹介
  • 座談会などココハレ企画に参加

このほかにもハロウィンイベントなどで交流を深め、子育ての悩みを相談したり、何気ない出来事を語り合ったりしながらほっとひと息つける居場所にもなっています。

当日の司会を務めた横田所長とココハレサポーターの 4 人
当日の司会を務めた横田所長とココハレサポーターの 4 人

まず司会の横田所長が登壇者に尋ねたのが「子育ての悩みと、ココハレサポターズとして活動して良かったこと」です。

コラムが友達の輪を広げた

吉本さんは、サポーターズの活動を通して同世代の母親との交流が子育ての励みになったといいます。

「(他のサポーターに)自分が経験していないことを聞けるのがすごくありがたかった。ランチもするようになり、楽しみが増えた」

吉本さんがサポーターズに手を挙げたのは、インドアな自分を変えたかったそう
吉本さんがサポーターズに手を挙げたのは、インドアな自分を変えたかったそう

これまで切迫早産での長期入院や東京旅行での思い出などをつづった吉本さん。コラムを読んだ知り合いのママさんから声掛けされたこともあったそう。

「そういう風に思っていたんだねって声をかけてもらったことがきっかけで、友達の輪が広がった」と笑顔を見せました。

門田さんは、定例ミーティングが息抜きになった模様。

「たわいもない会話で、爆笑して。何かアイデアを出さなきゃいけないということもない。ただ友達に会いに行って、わちゃわちゃ話して帰る。そこがすごく楽しい」

門田さんは、他のサポーターズのコラムを読んで楽しそうと思い、応募しました
門田さんは、他のサポーターズのコラムを読んで楽しそうと思い、応募しました

「自分ってどんな子育てをしたいのかって考えるようになった」とは、上野さん。

「『家族の反対で働きたいところで働けてない』とほかのサポーターに話したら『あなたの人生やき、自分で決めや』って背中を押されて。確かにそうだなと思った」

サポーターズコラムを書く際にも、自分らしい子育てや行き方を意識するようになったといいます。

上野さんは「サポーターズには何を言っても大丈夫」という安心感があるといいます
上野さんは「サポーターズには何を言っても大丈夫」という安心感があるといいます

横江さんは子が生まれた当初、「子育てはこうでなきゃいけない」という思いが強かったといいます。

「本当に自分の子育ては合っているのかという悩みがあったけど、座談会で私以外のサポーターがありのままに話していて、ここは素で話していいんだと気付いた」

4 人の子どもを育てる横江さん。座談会で「国民栄誉賞レベル」と言ってもらえ、うれしかったそう
4 人の子どもを育てる横江さん。座談会で「国民栄誉賞レベル」と言ってもらえ、うれしかったそう

「自分だけが子育てに悩んでいるんじゃないとすごい実感したし、何かを共有し合えるのはすごい強みになりました」

ママさんの楽しみは?「自分が楽しむことがルール」という声も

続いて横田所長は「楽しいことや、幸せなことは?」と質問しました。

やはり子どもの成長でしょうか?それとも…

横江さん
習い事をしている子どもの大会に駆け付け、成長を見るのが楽しみですね。一緒に活動しているお子さんの親御さんも熱心な方が多くて、その方々との会話も楽しみです。

 

上野さん
めんどくさがりなんですが、子どもがいることで外に出ようという気になって。今年の夏は川でバーベキューして楽しかったです。

 

門田さん
娘がホテルに泊まるのが好き。娘の笑顔を見るために、二段ベッドがあったり、動物園からアクセスが良かったりするホテルを探して泊まっています。

 

吉本さん
昨年から子どもが通う保育園でよさこいチームをつくってます。一緒に踊っていい思い出ができた。できるだけ自分が楽しむのを心掛けています。自分が楽しくないのはやらないのが私のルール。

 

日々の楽しみ方は家庭それぞれ。つい子ども目線で考えがちですが、自身が楽しむことをルールにしているという考え方には思わずうなずかされました。

回答を聞いた横田さんは、子どもを中心に交流が広がっていることを指摘し、次のようにまとめました。

「お母さんが自分の子どもと糸でつながり、その糸が他の人ともつながっている。そして縦の糸と横の糸がどんどん増えていって、それが子どもとの幸せにつながっているように思いました」

子育てを支えた地域のつながり

来場者とサポーターズとの質疑応答のコーナーでは、自身の育児体験を語る女性の姿も。ある子育ての先輩女性は「ワンオペでしんどくて泣きながら子育てした。親身になった近所の人がご飯をくれたのが本当にありがたかった」。

来場者も自身の子育てについて語りました
来場者も自身の子育てについて語りました

逆にサポーターズからは義母に子どもを預けることがあり、どのように恩返ししたらよいかという質問も出ました。

これには、別の女性が「子どもが小さい頃、主人の両親や祖母によく預けて、子どもの運動会や参観日にも出てもらっていた。自分の気持ちを素直に伝えるのが一番いいと思う」と助言しました。

「人と関わり、人の中で癒やされていく中で私たちは成長していく」と話す横田所長
「人と関わり、人の中で癒やされていく中で私たちは成長していく」と話す横田所長

横田所長が言及したのが、はまゆう教育研究所とココハレが 2026 年 7 月に開いた「第 3 回子育て応援セミナー」です。

このセミナーで、講師の瀬戸内ナーシング学院(香川県高松市)学校長・岡田倫代さんは各発達段階と親の役割などを説明。その一部を紹介しました。

成長に合わせて子の育つ力や、親の関わり方が変わってきます
成長に合わせて子の育つ力や、親の関わり方が変わってきます

どのように子どもが成長していくのか、そして親との関わりがどう変化していくのかを知っておくことが余裕を持って子どもと向き合うヒントになりそうです。

ココハレ編集部員が印象に残ったのは、横田所長の次の言葉でした。

「一番大切なことは完璧な親になることではない。子どもが悲しいときや失敗したときに『大丈夫だよ』って言ってあげること。子どもにとって家庭が安全基地であることが大事」

子どもの成長を支えるために、まずは親自身が安心して悩みを話せること。その大切さを教えてくれた温かな交流の場でした。

2026年度研修会の日程はこちら

2026 年度のテーマは「子どもの笑顔を育むために、私たち大人は?」。2027 年 2 月 20 日(土)まで 7 回開かれます。

たたく、暴言を吐く、困らせる…「どうしてそんなことするの!」と叱っていませんか?子どもの困った言動への関わり方について、高知大学教授の是永かな子さんが語りました

子育ては誰でもつまづき、悩むもの…「親が全てを背負わなくていい、一人にならないで」困った時は「つながってほしい」。児童家庭支援センター「高知みその」センター長の武樋保恵さんが語りました

うそをつく、叱られても繰り返す、家と外で態度が違う…「どうして?」と感じる子どもの行動には理由があります|親が大切にしたい関わり方について瀬戸内ナーシング学院学校長の岡田倫代さんが語りました

 

  • 9 月 12 日(土)…「子育ての楽しみ方あれこれ ワイワイガヤガヤ子育て井戸端会議」
  • 11 月 14 日(土)…創立 65 周年記念 教育相談研究発表会(講師:土佐希望の家医療福祉センター長・吉川清志さん)
  • 1 月 16 日(土)…「大人のための絵本の世界」(講師:はまゆう教育相談所部員)
  • 2 月 20 日(土)…「1 年間のふり返り 私の成長」(体験発表 2 名)

この記事の著者

安岡仁司

安岡仁司

高校1年~小学3年の3児の父。高校から実家を離れた経験から、子どもたちには18歳までに親離れをして、自立した生活を送ってほしいと願います。1980年生まれ。

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