【イチ押しニュース】南国市のペット店が犬猫の販売を終了し、譲渡会スペースを設けました
南国市のペット店「アシスト南国」に犬猫の譲渡会に使えるスペースが整備され、保護団体に無償で提供されています。1 月には犬猫の販売を終了し、保護団体のサポートに力を入れています。
展示スペースでは保護猫を常時見てもらい、飼い主を見つける活動もしていくそうです。動物の命を救う、大切な取り組みですね。
南国市のペット店、犬猫販売終了→譲渡会場新設「一匹でも命救いたい」保護団体に場所提供
(高知新聞 2022 年 3 月 14 日掲載)
高知県南国市篠原のペット店「アシスト南国」がこのほど、犬猫の譲渡会に使えるスペースを整備し、保護団体への無償提供を始めた。同店はこれに合わせ、犬猫の販売を終了。いずれも県内のペット店では初の試みで、同店は「一匹でも多くの命を救いたい」としている。
住宅建築やホームセンター事業などを手掛ける「フタガミ」が運営。2005年にオープンし、ドッグランやペットホテルなどを併設し、鳥や小動物、観賞魚なども販売してきた。
4年前からは、屋外スペースを保護団体主催の譲渡会場として提供。週に1回程度開催していたが、天候や暑さ対策が課題になっていた。
動物愛護への意識が高まる中、同店は保護団体のサポートに注力するため、1月末に犬猫の販売を終了した。販売用のショーケースを撤去するなどして、複数の猫が遊んだり走り回ったりできるような展示スペースに改装。壁には上って遊べる木製の足場も設置した。
リニューアルオープンした13日に開かれた譲渡会には犬猫約20匹が集合し、多くの家族連れらでにぎわった。NPO法人「アニマルサポート高知家」(高知市)の吉本由美理事長(61)は「すばらしい決断に感謝している。いつでも譲渡会ができて心強い」と喜んでいた。
保護団体と協力し展示スペースで常時、保護猫を見てもらい、飼い主を見つける活動もしていく予定で、同店の前田英良店長(42)は「今までより保護犬猫に触れる機会が増える。出合いの場の一つとして広がってほしい」と話している。(小笠原舞香)